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カテゴリ:花遍路・花のフォトブログ
藤原氏ゆかりの古都に藤の花香る
奈良公園は既に桜の花が散り、「藤の花」の季節に入りました。
奈良公園には、至るところに藤棚があります。西暦710年の平城遷都に際し、藤原不比等が、藤原氏の氏神である鹿島神を三笠山の麓に遷して「春日大社」を建立しましたが、藤原氏は苗字に因んでか、「藤の花」をとりわけ好んだようで、春日大社の境内には樹齢800年といわれる「砂ずりの藤」が植えられています。
また、春日大社の境内にある神苑(万葉植物園)一角には、「藤の園」が作られていて、20品種200本の藤が植えられています。奈良公園の至るところに点在する藤棚と合わせて、4月後半からゴールデンウィークにかけての奈良は、一面の藤の花で覆われるのです。
しかし、今年は桜と同じように、藤の開花も遅れています。
4月27日、奈良公園の近くの「国際奈良学セミナーハウス」で開催されている「盆藤展」を観にいってきました。 http://www5.ocn.ne.jp/~bontou/panf.html
「盆梅展」はよく聞きますが 「盆藤展」はこれまで聞いた事がないな?
試みに、ネットの検索サイトに「盆藤」と入力し、検索しましたところ、出て来るのは今回の奈良の盆藤展」ばかり、まだ「盆藤」は、奈良以外では殆ど行われていないのかな?
http://www5.ocn.ne.jp/~bontou/
上記のサイトを見ますと。どうやらこの「盆藤展」は平成19年より始まり、今回が6回目のようです。盆藤作家として、生駒泰寛氏が紹介されていますが、どうやらこの「盆藤展」の出品作品の殆どは生駒氏の作品のようです。
生駒泰寛氏は、奈良県桜井市外山(とび)で盆栽園「大香園」を経営していまして、「大阪天満宮大盆梅展」も氏が中心に開催されているようです。
会場には、50点近くの「盆藤」が展示されています。 すべての盆藤に樹齢と品種が明記されていますが、樹齢は30年~50年くらい、品種は殆どが「ノダフジ(野田藤)」です。
「ノダフジ」は、「ヤマフジ」と並ぶ日本固有の藤の二大品種の一つです。 「ノダフジ」と学名が定着したのは、明治時代のようです。 この名の由来は、明治年間に高名な植物学者、牧野富太郎博士が大阪・野田村(現在の大阪市福島区野田)付近に植えられていた藤を研究し、それが大変優秀な品種であることを突き止め、「野田藤」と命名したのだそうです。
リュウちゃん、初めて「盆藤展」を観たのですが、その感想は以下のようなものでした。
(1)「盆梅展」と違って、藤の木の樹齢は、50年と短いが、幹や根元をみると、あたかも樹齢200年くらいの古木とように思われた。 (2)花の色は、「薄い紫」の他には、「白藤」も多い、稀にピンクがかった「白藤もあるようだ。 (3)会場には、藤の花の甘い香りが立ち込めていた。普段、野外で遠目で見る藤の花は、こんなに強い芳香は感じなかったが、屋根のある限られた空間では、こんなにも強い香りに包まれることに改めて驚かされた。 (4)下の写真のように、屏風を背にした盆藤は、あたかも狩野派の屏風絵のような豪快な趣きがある。 まさに立体的な屏風絵だ!
会場の「国際奈良学セミナーハウス」は、中世、興福寺のせ尊院があったところを改装したもので、ここに併設されている宿泊棟は、一般の人も宿泊可能です。門を入ってすぐ左手には、喫茶店が常設されていて、屋外で喫茶楽しめます。
約1時間ほど盆藤を鑑賞して、国立博物館近くの藤棚の下で休憩しましたが、ここの藤棚はようやく「蕾膨らむ」でした。 下の写真は、奈良県庁の裏の八重桜、八重桜はゴールデンウィークまで見頃が続いているようです。
この「盆藤展」は5月3日まで開催されています。出品者の生駒さんも連日会場にいて、来場者に気軽に説明してくれますので、来場の際には生駒さんに声を掛けてみて下さいね。盆藤の裏話がたっぷり聞ける筈です。
春日大社の「砂ずりの藤」や奈良公園の藤は、ゴールデンウィーク後半から見ごろになるようです。
皆様、 5月上旬の天気の良い日には、奈良公園に出掛け、 満開の藤の花を堪能して下さいね。 ーーー
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