全て
| 音楽・歌謡曲・懐メロ
| 懐メロカラオケ
| 懐メロ歌謡曲・カラオケ
| 橋幸夫
| 美空ひばり
| フォト・花・伊勢神宮
| フォトブログ・曽爾高原
| フォト・花と実・斑鳩の里
| 日本映画・小説
| フォトブログ
| SF映画
| 猫のフォトブログ
| 株・日本航空
| 音楽・紅白歌合戦
| 日本映画(邦画)
| 外国映画(洋画)
| SF・天文学
| 童謡・唱歌・歌曲
| 唱歌・抒情歌・童謡
| バンクーバー冬季オリンピック
| フォトブログ・園芸、春咲く花
| 梅・桜・花のフォト
| 国内旅行
| 歴史・奈良遷都
| のだめカンタービレ・クラシック音楽
| バラの花のフォトブログ
| 花遍路・花のフォトブログ
| スポーツ
| クラシック音楽
| 洋楽ポピュラーミュージック
| 時事問題
| 芸術・陶芸
| 原発問題
| 奈良散策
| 藤の花
| 京都散策
| 将棋・藤井聡太四段
| ブログ
| 美術鑑賞
| 葛飾北斎
| 紅葉狩り
| NHK朝ドラ「エール」、古関裕而
| 将棋・藤井聡太
| 東京オリンピック、パラリンピック
| 巨樹探訪
| 将棋・藤井聡太5冠
| 寒牡丹と冬牡丹
| 梅行脚
| 河津桜
| 桜行脚
| 孫姫4姉妹
| アジサイ行脚
| ハスとスイレン
| 馬見丘陵公園の花
| 長浜盆梅展
| 奈良県の河津桜
| 三重県の梅の名所「鈴鹿の森庭園」「いなべ農業公園梅林」
| 月ヶ瀬梅渓
| 醍醐寺の桜
| 2つの「吉野の桜」
| 函館「五稜郭」の桜
| 大和葛城山のヤマツツジ
| 近江妙連
| 西ノ京ロータスロード
| 歌川広重
| 咲くやこの花館
| 海遊館
テーマ:福島第1原発の大事故(67)
カテゴリ:原発問題
「大飯原発再稼働」は、国民の命を守るものではなく 原発村の命を守るためのものだ! (大飯原発3・4号機)
5月18日の朝日新聞朝刊一面に、「廃炉で4社債務超過~経産省「原発価値ゼロで試算」という記事が出ました。
記事の内容の概略は以下です。
「政府が原発を再稼働させずに廃炉にすると決めた場合、電力会社10社の内、4社が債務超過に陥る。~債務超過になるのは、(1)北海道電力(債務超過額993億円)、(2)東北電力(201億円)、(3)東京電力(6221億円)、(4)日本原子力発電(原電)(933億円)
「廃炉にする場合、使用済み核燃料の保管や再処理の費用も巨額になるが、今回の試算では見積もっていない。実際にはさらに損失が増える可能性が高い」
「今回の試算は、原発を廃炉にすると、(火力発電の)燃料費の増加以上に電力会社の経営に致命的な影響が出ることを示している」
う~ん、 野田首相の「大飯再稼働宣言」の真相はこれだったのだ!
つまり、野田首相は、「国民の生活を守るために大飯原発を再稼働する」と宣言したのですが、その真相は、「電力会社の経営を守る」ためだったのですね。
リュウちゃん、この記事を読んで、もう一度自分の考えをまとめてみようと思い、10の短い文章を書き、「大飯原発再稼働の真相を探る(1)~(10)」として18日にTwitterにツイート(つぶやき)しました。
以下にツイートした文をそのまま掲載し、少し補足をしてみます(尚、補足は、(注)の形で書きますが、そのまま本文に書くと字数オーバーになりますので、コメント欄に書くことにしました。全体の流れを先ず知って頂いた上で疑問があれば、コメント欄の(注)を読んでみて下さい)
(大飯原発再稼働の真相を探る)
(1)今朝の朝日新聞の一面に「廃炉で4社債務超過」という記事が出ました。 債務超過=倒産です。全て廃炉にした場合、倒産するのは次の4社です。 ★ 北海道電力、★東北電力、★東京電力、★日本原子力発電所(原電)の4社です。
(2)「原電」は、電力各社と電源開発(株)の共同出資で設立された卸電力業者です。筆頭株主は東電、28%超の株式を保有しています。これは資本金1200億の資本金で換算すれば、340億円に相当します。因みに、非上場会社です。(2の注を参照して下さい)
(3)「原電」は、東海第1、東海第2、敦賀第1と、3基の原発を保有しています(この3基がすべての電源です)、しかし、東海第1は、1998年に運転停止、日本の原発の廃炉第1号として作業中ですが、まだ廃炉の具体的道筋さえ見えていません(3の注を参照して下さい)
(4)東海第2は営業運転開始から既に34年経過、敦賀第1に至っては、営業運転開始から何と42年(!)も経過しています。細野剛志原発担当大臣の当初の「原子力規制委員会設置法案」によれば、「原発は40年運転したものは、例外なく廃炉」であった筈です。
(5)しかし、「例外なく40年で廃炉」となれば、「原電」の命は長くてもあと6年、それ以降は、売り上げがゼロになるばかりではなく、1基数兆円も掛かると見込まれる「廃炉作業」だけが待っています。倒産を避ける為には、「無限の運転延長」しか道はないのです(5の注を参照して下さい)
(6)そうなると、出資者である電力各社(国家も含む)は、単なる一般会社の倒産による出資分の有限責任だけでなく、膨大な廃炉費用を負担しなければなりません。こうなれば、電力各社の殆どは「連鎖倒産」は必至です(6の注を参照して下さい)
(7)かくして、細野大臣の「例外なく40年で廃炉」という当初の「原子力規制委員会設置法案」は、骨抜きになってしまって、今の日本の枠組みでは、「日本の原発は無限に運転延長を続けざるを得ない」ということになりました。
(8)6月8日の野田首相の「大飯再稼働宣言」は、以上の隠された原発村の最大にして最終的な危機=更なる原発事故が起きなくても、日本が破綻する危機)から一時的に国民の目を逸らしただけのものだと云えそうです。
(9)大飯再稼働→他の原発の再稼働→「例外なく40年で廃炉」から、「例外なく無限に運転延長」、しかし原発が無限に運転出来る訳が無いことは、誰が考えても判ることです。この儘では、長くてもあと10年くらいで確実に日本は崩壊する筈です。
(10)既に日本の寿命は終っているのかも知れませんが、今こそ私達一般市民は勇気を持って原子力村の支配構造を断ち切り、未来に希望が持てる社会を一から構築して行かなければならないと強く感じます。
野田首相は、国民の命を守るためではではなく、電力会社・財界・銀行・原子炉メーカー・NHKなどの御用マスコミなどの「原子力村」を守るために大飯原発再稼働に舵を切りました。上のリュウちゃんの考えでは、大飯原発のみならず、他の原発も次々と再稼働に向うことは確実です。
大飯再稼働と併せて、「「原子力規制委員会設置法案」の「運転開始40年を経た原発は例外なく廃炉」という当初の案は、どうやら逆に「40年を経た原子炉は、例外なく無期限延長」になりそうです。
9月に発足予定の「原子力規制委員会」がそういう誤った判断をしないように見守っていきたいと思います。
この、「永遠の原発運転」という絶望的な流れを変えられるとすれば。来るべき総選挙しかありません。総選挙の場で、明確に「原発No」と言わない候補者には、「投票No」を付き付けましょう。それでしか日本は希望の持てる国には生まれ変われません。
反・原発運動はまだ始まったばかりです。
リュウちゃんも及ばずながら、反・原発の声を挙げ続けていきたいと思っています。
この稿の終りに、上記「大飯原発再稼働の真相を探る(1)~(10)をTwitterで拡散して頂いた土壇場サヨコさんと、自らのブログに、そのまま貼り付けて頂いたカズ姫1さんに感謝申し上げます。有難うございました。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[原発問題] カテゴリの最新記事
|