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テーマ:最近観た映画(54)
カテゴリ:日本映画(邦画)
北極星は天元だ! 800年の旧暦を天元の眼から改暦した熱き男の青春譚。
「天地明察」予告編 http://youtu.be/Kb8yz-DNOmA
リュウちゃん、ここのところ、映画づいています。といいましても、9月に高倉健主演の「あなたへ」と、松たか子主演の「夢売るふたり」、それと今回の「天地明察」の3作品を観ただけなのですがね、年に10本くらいしか映画を観ない人間と致しましては、一ヶ月に3本も観たのは、我ながら「映画づいているな」と思った次第です。
「天地明察」は、最初、新聞で広告を見た時には、あまり食指が動きませんでした。
これはリュウちゃんのような「爺い」が観るような映画ではないのかな?
「天地明察」を観たいと思うようになったのは、リュウちゃんの俳句のお師匠様であります倉敷在住の「ミコちゃん」がこの映画をご覧になって、以下のブログで、この映画を「心を揺さぶられる感銘を受ける内容」と書かれたことです。 http://blog.goo.ne.jp/miko18/e/56517a9b67fc0cf52a19132298b10a95#comment-list
尊敬申し上げる「ミコお師匠様」が感銘を受けた映画なら、俳句の不肖の弟子であるリュウちゃんも是非、観に行かねば! ろいう訳で、近所のシネコンに足を運びました。
映画のストーリーは以下です。
囲碁家の一つ、安井家に生を受けた二代目・安井算哲は、数学・天文学でもその才を示した、彼の才能を見込んだ会津藩藩主、保科正之は、算哲を一年間に渡り全国各地で北極星の高度を測り、その土地の正確な位置を確定する「北極出地」の旅に出す。この旅の途中で、これまで800年間使われていた暦(宣明暦)の誤りに気付き、神社に掲げられた「算額」の問題を解くことで知己を得た数学者・関孝和の数学的応援の下に、当時、朝廷の専任事項であった「暦」の改暦というタブーに挑戦して行く、、
リュウちゃん、全く下手の横好きなのですが、「数学ファン」です。 なので、この映画に出て来る江戸時代の大数学者・関孝和と、神社に数学の難問を奉納する「算額」に先ず興味を持ち、映画の中に入って行きました。
市川猿之助が演じた関孝和は、ニュートン、ライプニッツの微分積分学の日本に於ける創始者と云われています。また、暦の作成にあたって、円周率(π)の近似値を小数点以下第16桁まで正確に求めたそうです(小数点以下16桁の円周率=3,1415926535897932)
「算額」は、以下のウィキペディアのあるようなものです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%97%E9%A1%8D
以下のサイトには「算額」の幾つかの問題と回答が現在の言葉で翻訳されて出ていますが、やはり相当な難問ばかりですね、残念ながら、今のリュウちゃんには解けそうにもありません。 http://www.nikkei-science.com/page/magazine/9807/sangaku-Q.html
リュウちゃんのブログ友さんの一人に、奈良市在住のlily3777 さんという女性がいます。 http://plaza.rakuten.co.jp/lily3777/
以前、彼女のブログに「天地明察」のことをコメントしましたところ、リュウちゃんの「夢売るふたり」のコメント欄に以下のような投稿を頂きました。
実は 私 大学の卒論が算額でした。
尚、lily2777さん(リュウちゃんは「リリー姫」と呼んでいます)は大学で数学を専攻するのと同時期に、○HKで「歌のお姉さん」としても活躍されていたのだそうです。
歌と数学、リュウちゃんとウマが合うなぁ(笑)、 リリー姫、今度奈良でカラオケをご一緒しましょうね!
「天地明察」で主人公の「二代目・安井算哲(渋川春海)」を演じるのは、ジャニーズのアイドルグループ・「V6」の岡田 准一、その妻えんに宮崎あおい、 二人の若い俳優を主役に起用したことで、重いテーマである筈のこの映画が、後味の爽やかな青春映画として仕上がったとリュウちゃんは思いました。 宮崎あおいの時代劇は、2009年の「剣岳 点の記」で観ただけですが、この映画は正確な日本地図を作るために命を賭けて山岳測量に挑む浅野忠信の妻の役で出演していました。全体には暗い映画だったのですが、彼女が出て来るシーンだけは、ポッと画面が明るくなったのが、今でも印象に残っています。
この映画は、若い二人の脇を固める役者が凄い!
算哲の後見人格の会津藩藩主・保科正之に松たか子の父である松本幸四郎、「水戸黄門」として有名な水戸藩第二代藩主・水戸光圀に中井貴一、算哲を支援する大数学者・関孝和に四代目市川猿之助、公家の有栖川友麿に七代目市川染五郎(父は松本幸四郎、妹は松たか子)、幕府天文方の大先輩役に笹野高史と岸部一徳、、、
若い俳優とベテラン・重鎮俳優のガブリ四つの演技の競演がこの映画の大きな見所なのですが、アラカンリュウちゃん、やはり今回はベテラン陣の演技の確かさに感服しました。特に「生涯一天文方」の老人・建部伝内を演じた笹野高史の演技には感動致しました。
映画の後半は、これまで800年もの間、朝廷によって守られてきた中国伝来の「宣明暦」を、元(げん)の「授時暦」を日本各地の観測により修正して算哲自ら作り上げた「大和暦」に改暦するために、「宣明暦」、「大和暦」が予測した日蝕・月蝕を、「対決」という形で公開の席で競い合います。
クライマックスは、後一回の勝負で完全に大和暦が勝つという最後の日蝕観測の日、この日に命を賭けた算哲は、「若し予告した日に日蝕が起こらなければ、切腹する」と覚悟を決めて望んだその日、約束した時間が来ても日蝕は起こらない、覚悟を決めた算哲は、集まった見物人の前で切腹しようとするが、、、
以下は映画を観て御楽しみ下さい。
初めて日本人が作った「大和暦」は、貞享二年(1685年)、幕府に採用され、「貞享暦」として以後70年間に渡って使用されました。 その後、宝暦暦~寛政暦~天保暦と改暦され、明治5年12月3日より、現在使われているグレゴリオ暦に改暦され、旧暦の時代が終ったのです。
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