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テーマ:福島第1原発の大事故(67)
カテゴリ:原発問題
大飯原発の地下の「F-6断層」は活断層の疑い濃厚、 疑わしきは稼働停止、これが危機管理の大原則だ! (大飯原子力発電所)
今年の9月19日に発足した原子力規制委員会(委員長:田中俊一、元原子力委員会委員長代理)は、「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」に基づき、11月2日に大飯原発の敷地内の地下を走っている「F-6断層」が活断層か否かを島崎邦彦・原子力規制委員会委員長代理と外部の専門家を交えて現地調査し、11月4日に現地調査の結果を検討する「評価会合」を開催、同日、検討結果を発表しました。
11月5日の朝日新聞朝刊によれば、4日の「評価会合」で合意された事項は以下の2点です。 (1) 地層が滑った痕跡が見つかった。12,5万年以降に出来たものと考えられる。 (2) 滑りの原因を「活断層」と見て矛盾はないが、地滑りの可能性も考えられる。
2日の現地調査に参加し、4日の「評価会合」で意見を述べた「外部の専門家」は以下の4人です。以下に専門家 4人の名前と意見を併記します。
★ 岡田篤正・立命館大学教授→地滑りにも見え、活断層とは断定出来ない。局所的なところだけ見て結論付けるのは危険、地滑りの専門家も含めて分析すべきだ。
★ 重松紀生・産業総合研究所主任研究員→現在、地下で働いていると見られる力の方向と合う断層運動の跡は見つけていない。すぐに結論は出せない。
★ 広内大助・信州大学准教授→地滑りであることを示す地形はみられない。断層でずれている地層の年代の分析が必要、追加調査をしたほうがよい。
★ 渡辺満久・東洋大学教授→原発の最重要施設の直下に活断層は存在する。(結論は、)まだ早いとか、慎重にという意見はいらない。この段階で決断が可能。
上記、4名の「外部の専門家」の中で、渡辺満久・東洋大教授らだ一人が、「F-6断層は活断層である」と断定、「現在稼動中の大飯原発3、4号機をただちに停止するべきである」と主張しています。
渡辺満久教授は1956年生まれ(56歳)、1989年「東北日本の火山フロント沿いにおける、活断層・火山の相補的分布と低地帯の分化様式 」により、東京大学より理学博士を取得された「変動地形学・活断層の専門家」です。 2009年に、「原子力関連施設周辺における活断層評価への疑問」を「科学」誌上に発表し、原子力発電所の立地と活断層のリスクについて問題提起を行ないました。
下記のサイトは、2012年5月30日に開催された渡辺教授による「活断層と原子力施設の安全性ずれによる被害の警告」です。 http://www.youtube.com/watch?v=FIAxp4fkXT8
また、下記のサイトは、同じく渡辺教授による「大飯原発直下に活断層の可能性:F-6断層」です。 http://www.youtube.com/watch?v=_CsjulF8V-w
11月7日に再度「評価会議」が開かれましたが、結局、結論は出ず、島崎邦彦・原子力規制委員会委員長代理は、関西電力に追加調査を命じ、問題は先送りにされてしまいました。
この一連の調査過程と「評価会議」の「結論先送り」を知って、「活断層」の門外漢のリュウちゃんではありますが、下記のような強い憤りを感じました。 (1) 11月2日の現地調査は、僅か半日のみの目測調査にしか過ぎず、しかも「被疑者」である関西電力が調査した跡を見学しただけに過ぎない、しかも、渡辺教授が指摘している北側の地層は、渡辺教授以外の専門家は一瞥もしなかったと聞いている、これでは到底、学術調査とは云えない。 (2) 渡辺教授は、「F-6断層」が「活断層」と断定したが、他の3人の専門家は、「活断層とは、すぐに断定出来ない、地すべりである可能性も大きい、追加調査の必要がある」、ということで結論を先送りにした。 (3) 評価会議の合意事項は、「F-6断層は活断層とみて矛盾がない」としてういる。それならば、何故、現在運転中の大飯原発3、4号機を運転停止して再調査しようとしないのか? (4) 原子力規制委員会は巷間伝えられるように、政府・原子力村寄りの組織ではなく、真に中立的な組織であるというのであれば、調査が終了するまで大飯3、4号機は運転を停止して調査に当たるべきである。これは危機管理のイロハのイにあたる当然のことである、そうしない原子力規制委員会は、やはり原子力村に従属している組織であると断言せざるを得ない。 (5) これまで、「F-6断層」の調査は、殆ど大飯原発建設の当事者である関西電力に委ねられてきた。今後の調査も関電に委ねようとしている。これは、泥棒(被疑者=関西電力)に自らの無罪証明をさせ、それを検察側(=原子力規制委員会)が無条件に信じるような滑稽な話ではないか、こんな茶番で国民が納得するとでも思っているのか、国民を愚弄するのも程々にしろと言いたい。 (6) 今、原子力規制委員会が為すべきことは、 (A)「F-6断層が活断層か否かの結論が出るまで、大飯3、4号機の運転を停止する。 (B)渡辺満久教授を始めとする関電から全く独立した「F-6断層調査チーム」を立ち上げ、関電の影響を完全に排除した上で、充分な調査をする。調査費用は原子力規制庁が全額負担する。 (C)上記調査結果が「完全に白」にならない限り、大飯原発は無期限停止、のみならず、「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」に基づき、廃炉を命じるべきである。
日本は、他の「原発先進国」と違って、国土の下を無数の活断層が走っています。云わば、日本国全土がベトナム戦争の跡地のように地雷が埋まっているのと同じ状態です。
原発建設を始めた当初は、活断層がこれ程日本全土に縦横無数に存在することは、必ずしも判明していませんでしたが、その後の研究で、「身の毛もよだつ」ような活断層の実態が判明してきました。
私達は改めて、日本国土の活断層の実態を認識し、大飯原発のみならず、日本の全ての原発を一刻も早く停止・廃炉にしなければならないと思います。
原子力規制委員会の皆様、原子力規制庁の皆様、直下に活断層の疑いのある原発は即時停止し、活断層が確定された原発は、活断層の疑いが濃厚な原発も含め、即廃炉にして下さい。それが日本人の大半の民意なのです。 --- 11月9日に撮影した奈良公園の紅葉です。奈良の秋も深まってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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