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テーマ:福島第1原発の大事故(67)
カテゴリ:原発問題
それでもなお日本が原子力に固執する唯一に理由は、 「原子力は「核」だからなのである。
2013年4月3日、「小出裕章「原発と憲法9条」を読む~プロローグ」というブログを書きました。このブログは小出さんの著書を紹介しただけで、本の内容には触れませんでしたが、今回から本の内容について、出来るだけ詳細に書綴って行きたいと思います。
最初は、第1章「原爆・原発と憲法9条」の紹介から始めようと思っていましたが、「自己責任を果たす~まえがきにかえて」という「まえがき」がこの本の内容を俯瞰出来るものであると考えましたので、この「まえがき」の紹介から始めたいと思います。
方法としましては、小出さんの文章の後に「リュウちゃんの注釈・感想」を入れる形で書き進めて行きますが、あくまでもリュウちゃんの感想に過ぎませんので、煩わしいと思われた方は読み飛ばして下さい。
まえがき「自己責任を果たす~まえがきにかえて」
(小出裕章氏)日本では、半世紀にわたって国策民営の下、原子力発電が進められてきた。国と電力会社は、「いつ、いかなる時にも、原子力発電所は安全で、事故は決して起きない」と宣伝し。多くの人々はそれを信じてきた。
(リュウちゃんの注釈・感想)日本の原発の起点は、1952年のサンフランシスコ講和条約発効から2年後(1954年)に、当時、改進党に所属していた中曽根康弘(第71~73代内閣総理大臣)らにより、「原子力研究開発予算」が国会に提出されたことに端を発しています。1955年、「原子力基本法」成立、この時に「民主・自主・公開」の「原子力三原則」が定められました。1956年、「原子力委員会」発足(初代委員長=正力松太郎・読売新聞社主)、同年、「日本原子力研究所」(現・日本原子力研究開発機構)設立、
1957年、9つの電力会社と『電源開発』の出資により「日本原子力発電(株)」(原電)設立、 1963年10月26日、茨城県東海村に建設された動力試験炉で初めて原子力発電が行われました。この日は、以後「原子力の日」とされています。
「原発安全神話」はいかにして作られたか?」については、以下の内橋克人氏のラジオ・インタビューを参考にして下さい。 http://kasai-chappuis.la.coocan.jp/NuclearPowerPlant/mp3/Nhk1Am20110329064245.mp3
(小出氏)しかし、2011年3月11日、福島第1原発の事故は起きた。広島原爆が撒き散らした「数百倍」の放射性物質を「大気中・地中・海」に撒き散らした。法令に従うなら「放射線管理区域」に指定しなければならない汚染を国土の約10%に達する大地が受けた。それを見た国家は、自分で決めた法令の一切を反故にし人々を汚染地区に取り残した。
(リュウちゃん)法令で定められた「放射線管理区域」につきましては、以下のウィキぺディァを参照下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E7%AE%A1%E7%90%86%E5%8C%BA%E5%9F%9F
リュウちゃんは2011年9月26日に公開した以下のブログで、日本国土の約10%が「ホットゾーン」すなわち、「放射線管理区域」になったと推定しました。 http://plaza.rakuten.co.jp/0511katutyan/diary/201109160000/
この推定、多分、小出さんの推定と、ほぼ同じなのだと思っています。法令上の「放射線管理区域」は、上記ブログの「汚染マップ」の区域であると小出さんは言っているのだと思いました。
(小出氏)現在、人々を苦しめている放射性物質は、福島第1原発の原子炉の中にあったウランが核分裂してできたものである。ウランは、れっきとした東京電力の所有物である。ところが原子力発電所から45キロ離れたゴルフ場が東電に除染を求めたところ、東電は何と、「無主物」だと言い出した。東電は日本有数の巨大会社である。それが、こんな会社だった。情けない。
(リュウちゃん)福島県にあるゴルフ場運営会社「サンフィールド社」が東電に対し、除染と損害賠償を求めた訴訟につきましては、下記のブログに詳述されていますので、ご参照下さい。 http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1260.html 「放射性物質は無主物」という子供でも判るバカな主張をする東電も酷いが、その主張を認めてしまった司法はもっと酷い、日本は到底、法治国家とはいえません。日本は「原発放置国家」ですね。
(小出氏)国は、今止まっている原発を「安全性を確認」して再稼働させ、さらに「海外に輸出」すると言う。もともと日本の原発は『安全性が確認』されたからこそ、運転されてきた筈だった。事実として悲惨な事故を起してしまった時に、よくも「安全性の確認」などと言えるものである。
(小出氏)原子力村の人たちは、いまでも原発をやめると、「停電する」、「経済が成り立たない」、「失業者が出る」と言い続けているが、原発を即刻全廃しても電力供給に困らないことは、政府の統計データが示している。
(小出氏)原子力は安全でない、安価でもない。今進行している原発事故を金銭で購おうとすれば、日本国家が潰れても足りない。
(小出氏)原子力の燃料であるウランは資源量が少なく、未来の燃料にはならない。(燃えないウランから)プルトニウムを生み出し、それをエネルギー源にするという「核燃料サイクル」も実現の見込みがない。私たちは、自分が生み出した放射性物質の始末の仕方すら知らない。
(小出氏)それでもなお日本が原子力に固執する唯一に理由は、 「原子力は「核」だからなのである。
(リュウちゃん)「原子力」は「核」、少し抽象的な表現ですが、これこそ、「原発と憲法9条」のメインテーマなのです。以降のブログで、このテーマは具体的に明らかになって行きます。
「原子力は核」、この言葉だけでも是非覚えておいて下さい。
(以下,小出裕章『原発と憲法9条』を読む(2)に続きます) ---- 小出裕章『原発と憲法9条』は、奈良・大和郡山市にある小さな出版社・遊絲社(ゆうししゃ)より発売されています。皆様、是非この本を最寄の公共図書館にリクエストして下さい。そのことで、この本が全国の原発に関心のある人々に広く読む機会が与えられることを期待致します。 http://www.yuubook.com/center/hanbai/syoseki_syousai/syousai_genken9.html
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