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テーマ:最近観た映画(54)
カテゴリ:日本映画(邦画)
18年来の「心の友」是枝裕和監督と河瀬直美監督 「ならシネマテーク」で熱いトークショウ開催。 (「ならシネマテーク」での是枝監督と河瀬監督)
今年の4月から、常設映画館の無い奈良市で、「ならシネマテーク」というイベントが始まりました。 このイベントは、今年のカンヌ映画祭で審査員を務めた河瀬直美監督が主唱して始まりました。毎月、上旬の金~日曜日の3日間だけ、いろいろな場所で35mmフィルムを使って、心に残る名画や面白い映画を上映して行こうという試みです。 http://www.nara-iff.jp/blog/2013/03/post-105.php
4月12~14日の第1回「ならシネマテーク」では、深作欣二監督の「仁義なき戦い」が上映され、奈良在住の映画監督で、「仁義なき戦い」の大ファンと自称する井筒和幸監督が映画上映のあと、熱いトークショウを行いました。
7月12~14日の「ならシネマテーク」の上映作品は、是枝裕和監督の「誰も知らない」でした。14日の最終上映の後、このイベントのハイライトとも言える是枝裕和監督と河瀬直美監督のトークショウが、何と、1時間半に渡って行われたのです! http://www.nara-iff.jp/blog/2013/07/7-3.php
5月に「そして父になる」がカンヌ映画祭で審査員賞受賞、9月末に全国公開が決定。
この忙しい時期に、何故、奈良というローカルな地域で、こんな贅沢な企画が実現したのか? その答えは、以下のトークショウの中身に隠されていました。 (尚、下記のトークショウの「文字起し」は、河瀬監督のカンヌ映画祭グランプリ受賞作「殯(もがり)の森」で尾野真千子と共演した「うだしげき」さんによって行われました)
「ならシネマテーク」是枝監督×河瀬監督トークショウ(1) http://www.nara-iff.jp/blog/2013/07/post-117.php 「ならシネマテーク」是枝監督×河瀬監督トークショウ(2) http://www.nara-iff.jp/blog/2013/08/post-121.php ならシネマテーク」是枝監督×河瀬監督トークショウ(3) http://www.nara-iff.jp/blog/2013/10/post-123.php
実はリュウちゃんも、このトークショウに参加したのですが、対談の名手とも言える2人の監督の熱く、中味の濃いトークに魅せられました。 このトークショウの対話は、 (1) この日上映された「誰も知らない」についての対話 (2) カンヌ映画祭についての対話 (3) テレビドラマと映画とのモチべーションの違い~阿部寛の話~是枝監督の友人・矢野良多氏の話 (4) オリジナル映画を作り続けるということについて (5) お客様との質疑応答
このトークショウは正味1時間半に渡って行われたので、上記3回の対談の分量は膨大なものとなりました。普段のインタビューでは決して語られない興味深い話が満載されていますので、是枝監督に関心がある方は是非、全文を読んで頂きたいのですが、以下では、是枝監督と河瀬直美監督の18年に及ぶ交遊について語った部分を抜粋して見ました。
★是枝監督と河瀬直美監督の交遊について(対談抜粋) (是枝)、、これからどうやって撮り続けるか、僕も51歳になったので、
(河瀬)え~え~、(是枝監督を)33歳の時から知っているんです。私は26歳でしたけどね。
(是枝)なあ、頑張ってきたよ、お互いにね。
(河瀬)皆さん、是枝さん33歳、河瀬直美26歳、「往復書簡」という作品を創っているんです。まだ私が「萌の朱雀」を撮る前、是枝さんの「幻の光」がベネチアで賞を取られた直後です。私がお手紙を8ミリフィルムで撮ったものを送る、で、それに是枝さんが映像で返事を書く、これを3回繰り返しました、、、 その時に、やっぱり自分達の表現というものが何であるか、一生懸命考えました。是枝さんも考えられたと思います(是枝監督は現在51歳ですから、「往復書簡を交わしてのは18年前ということになります) (河瀬)あれから一歩一歩進んできた先に、そのレッドカーペットがあって、そしてその階段の向こう側に「そして父になる」の公式上映があって、そのあとスタンディングオーベーションをされ、会場の皆がその作品を褒め称えているのを私は審査員席で見ているんですけど、審査は映画が終るまでなので、スタンディングオーベーションをされているときというのは、一人の河瀬直美に戻っているんですけどね、とっても感慨深かったです。ほんとに心から。
(河瀬)、、、今日も「そして父になる」のキャンペーンで大変忙しい中にわざわざ奈良に足を運んでくれる、、、実は昨年12月に一緒にご飯を食べたときに(今日の対談を)お願いしていて、5月やねんけど空けてくれへんかな、と、 その時は2人共カンヌに行くなんて思ってないし、決まってないですから、それが今皆様の前に来て頂いているっていうのは、ほんとにありがたいです。
以上の対話によれば、是枝監督と河瀬監督は、18年に渡って深い交遊関係を結んでいたということになりますね。 「そして父になる」のプロモーションで超多忙な折に、ほぼノーギャラで、ローカルな奈良でこのような素晴らしいトークショウが実現したことは、是枝監督と河瀬監督の18年来の深い交遊の賜だったと、奈良人リュウちゃんは、感激ひとしおでした。
次回は、「そして父になる」の内容に入って、リュウちゃんの感想を書いてみたいと思っています。
(映画「そして父になる」を観る(3)に続きます)
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