リュウちゃんの懐メロ人生

元旦の朝

寒中に灯り点すや冬桜

平成26年元旦、

昨年に続き、奈良公園を一周してきました。

昨年は若草山登山だけで、春日大社には行かなかったのですが、今年は奈良に住んでから初めて春日大社に初詣に行ってきました。

初詣といいましても、普段から神仏を拝む習慣の無いリュウちゃん、今回の春日大社行きの主な目的は「冬に咲く花を探す」ことにありましたので、春日大社の産道にある「春日大社神苑（萬葉植物園）」に、先ず足を運んでみました。

花の少ない季節、

萬葉植物園にはどんな花が咲いているのだろう？

寒椿はもう咲いているのかな？

午前９時過ぎ、萬葉植物園の入り口に到着、入り口の掲示板には、「冬桜が今満開」と書かれていましたので、躊躇なく植物園に入場しました。

冒頭及び下の写真は、今満開の

「三波川（さんばがわ）冬桜」です。

この珍しい「冬桜」は、どうやら下記の群馬県藤岡市三波川にある「桜山公園」で、突然変異によって出来た「桜」のようです。

http://hottime.sakura.ne.jp/fuyuzakura/sakurayama.html

萬葉植物園の冬の風物誌は「寒椿」なのですが、まだ「蕾膨らむ」の状態でした。一輪だけ白い寒椿の開花が確認出来ました。

萬葉植物園を出て、初詣の人々で賑わう「春日大社」に向かいました。

春日大社では来年、20年に一度となる「第60回式年造替（ぞうたい）」が行われます。昨年は伊勢神宮の「第62回式年遷宮、出雲大社の第28回本殿遷宮が行われ、ブームになりましたが、来年は春日大社がブームになりそうです。

下の写真は、春日大社の摂社「水谷神社」です。社殿の「朱色」の横にある「巨木」が印象的です。

水谷神社のすぐ近くにある「春日山遊歩道」から若草山登山開始、下の写真は、遊歩道の横の「原始林」です。「春日山原始林」は、約1000年前に木材の伐採が禁じられましたので、この辺りは鬱蒼たる原始林が拡がっています。

神社仏閣には手を合わせたことのないリュウちゃんですが、春日山原始林には古代の息吹を感じて、心が安らぎます。人間の造ったものには畏怖を感じませんが、時を越えた自然の造形には、精霊が宿っているように思われて、信仰に近い感情を持つのです。

リュウちゃんはアニミズム信仰者なのだ！

「春日大社遊歩道」の入り口から若草山山頂までは約３ｋｍの道程です。今回、歩数を数えてみましたが、大体、4000歩ありました。

若草山山頂に着いたとたん、激しい突風、横殴りの雨！

若草山の山頂からの平穏な新年の写真を狙ったのですが、下のような暗い写真になってしまいました。何やら今年の激動を予感しているかのように感じられました。

若草山の麓に下山した頃には、空は晴れてきて、平穏な天気になりました。奈良公園の鹿たちも、いつもと変わらない姿で遊んでいました。

昨年から始めた元旦の若草山登山、

これからも体力が許す限り続けたいと思っていますが、

果たして何歳まで続けられますことやら？