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リュウちゃんの懐メロ人生

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2014年03月13日
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カテゴリ:原発問題

 

福島の子供達に小児甲状腺癌が蔓延し始めている、

久々の報道ステーションの意義深いドキュメンタリー

2280ac31-s.jpg

 

東北大震災から丸3年が経過した2014年3月11日、テレビ朝日の夜の報道番組「報道ステーション」で「子どもの小児甲状腺癌~母の苦悩」という、約30分の特集番組が放送されました。

 

ちょうど2年前の「報ステ」で、キャスターの舘伊知郎、「原発報道の圧力で、この番組を降板させられても、それは本望だ」と発言しましたが、今回の特集番組は、その志に恥じない、渾身のドキュメンタリー番組になったとリュウちゃんは思いました。

 

現在の所、全体の動画を貼り付けることが出来ませんので、下記の「書き起こしのサイトを参考にして、3月11日に放送された番組のポイントをまとめて見たいと思います。

3/11 #報道ステーション 書き出しブログ)

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3607.html

 

 

★    リュウちゃんの番組ポイントのまとめと意見

 

(1)先ず最初に(冒頭の写真のように)福島県の約27万人の18歳未満の子供の甲状腺被爆を調査した結果、33人が「小児甲状腺癌」と診断された。

小児甲状腺癌の発症率は、100万人あたり1人といわれているが、福島県の発症率は、100万人あたり122人(!)、何と、平均発症率の122倍(!)である。

 

(2)   この番組に匿名を条件にインタビューに応じた母親(仮名・田中さん:下記写真)は、「いつもこの問題で夫や子供との喧嘩が絶えません、夫は私に「もう放射能の話はするな」、子供は「お母さん、もう放射能は調べないでくれ」と泣いて嘆願します」と証言、また、彼女は(検査を統括している)福島県立医大の診察が待ち切れず、別の病院で診察してもらおうと想ったが、その尿院では診察出来ないと門前払いにされた。

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(3)   福島県の小児甲状腺癌を一括して仕切っている福島県立医大及び県の第三者委員会の結論は、「福島県の甲状腺癌と原発事故との関連は無い、何故ならば、チェルノブイリでは、事故後4年経ってから甲状腺癌の発症が確認された、事故後3年では因果関係を認めることは出来ない」というものである(下記の写真は、福島県立医大の鈴木眞一教授)

38cdd916.jpg

 

(4)   チェルノブイリでは事故の4年後から発症が増えたと云われているが、これは、当時、診断する高度な機器が事故発生後、4年経ってから導入されたためであるようだ。広島、長崎の原爆投下時の調査では、小児甲状腺癌の発症は被爆から発症までに8年、チェルノブイリでは4年とされたが、これは、当時の検査体制に不備があった為ではないのだろうか?

(原爆による甲状腺癌の発生につきましては、以下のブログを参考にしました)

http://ameblo.jp/manyblueroses/entry-11578680815.html

 

(5)   小児甲状腺癌を発症した家庭は、発症者当人もその親も、極力、発症を隠そうとする。福島県は診療機関を県立医大に一本化し、それ以外の診療機関での受診を認めず、情報をコントロールし、発症状況を矮小化し、原発との関連性を認めずに、この大問題を原発事故とは無関係ということにして闇に葬ろうとしる。このことは、原発推進を国策とする安部政権からの要請であろうと、リュウちゃんには思えてならない。

 

今回の「報道ステーション」の特集は、恐らくテレビ朝日の上層部からは何らかの圧力が掛かったであろうとリュウちゃんは推測しています。しかし、この番組はキャスターの古舘 伊知郎が主唱する「古舘プロジェクト」というプロダクションが「制作協力」という形で、大きく制作に関与しているようです。2年前に古館キャスターが「原発報道の圧力で、この番組を降板させられても、それは本望だ」と発言したのは、彼が単なる「お雇いキャスター」ではなく、自らも番組の企画・制作に主体的に関わっている所以の発言だったのではないでしょうか?

 

今後共、「報道ステーション」には、

このような良心的な番組制作を強く期待いたします。

 

「報道ステーション」の特集が放送された1日前の3月10日の朝日新聞朝刊に、「「(原発)作業員、1万5千人被爆5ミリシーベルト超」という見出しが躍りました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000001-asahik-soci

 

この記事に関して、リュウちゃんは3月10日に「原発作業員の被爆問題」というタイトルで11のツイートをしました。リュウちゃんのツイートの内容は、文字制限がありますので、本ブログのコメント欄に「セルフコメント」として別途貼り付けます。

 

原発作業員の深刻な被爆問題、福島県での異常な小児甲状腺癌の発症、共に原発を運転し続ける限り、避けられない大問題です。

原発を運転し続ける限り、作業員、周辺に住む人々の生命は常に脅かされます。

 

これは、「人道上の大問題」です。

 

今、安倍政権は、この「人道上の大問題」を承知の上で、原発を推進しようとしています。政府の為すべき第1は「国民の生命を守る」ことにある筈です。

防衛問題では政府は「国民の生命を守る」ことを強調するのに、こと原発問題では、「国民の生命を守る」ことは二の次で、「国民の生命」を犠牲にして、経済優先の原発推進に拍車をかけています。

 

安倍首相殿、

矛盾していると思わないのですか?






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最終更新日  2014年03月13日 07時53分37秒
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