リュウちゃんの懐メロ人生

奈良の桜の名所を一日で巡る。
駆け足の桜見物紀行

興福寺を後にしてから、奈良公園の第１の「桜の名所」である「浮見堂」に向かいました。
「浮見堂」は、奈良国立博物館の裏手にある浅茅が原園地の断崖の下にある「鷺池」の中にポッカリと浮かぶように建てられている六角形の「東屋」のようなお堂です。リュウちゃん、これまで、このお堂はてっきり奈良時代に建立されたものと思っていましたが、最初に建立されたのは大正５年（1916年）なのだそうです。今年は築98年ですね。

リュウちゃんは映画「男はつらいよ」の大ファンですが、昭和44年（1969年）に公開された第１作（マドンナ：光本幸子）のロケは奈良で行われました。
この映画でしばしば登場する「バターギャグ」が初めて出てくるシーンは、ここ、浮見堂で撮影されました（以下の「光本幸子インタビューのYou-Tubeの20秒から、このギャグが出てきます」
http://www.youtube.com/watch?v=rDeZV9Klfu0

以下の写真は、飛火野の一本桜です。

飛火野は、昭和63年（1988年）、奈良・シルクロード博覧会のメイン会場になりました。ここでは。明治時代から始まった「鹿寄せ」の行事が春の風物詩になっています。
http://www.youtube.com/watch?v=cFOJqZ2qeuY

本来ならば、飛火野から春日大社に行くのがリュウちゃんのいつもの散策のルートなのですが、今回はこれを省略して、大仏殿に向かいました。

下の写真は、「大仏殿と桜」です。

大仏殿から南大門を経て、奈良で一番早く咲く「氷室神社のしだれ桜」を見に行きました．

ここも満開だ！

３月25日に「月ヶ瀬梅渓ツアー」に行った帰路、ここに立ち寄った時には，ここのしだれ桜は、まだ「５分咲き」くらいだったので、今日の満開は予定通りだったのですが、それにしてもいいタイミングでした。

氷室神社から県庁～ＮＨＫ奈良放送局～古書喫茶「ちちろ」～奈良女子大正門を経て、佐保川堤に行きました。

昨年は郡山城から徒歩で佐保川を10キロ遡り、この桜並木の終点に至ったのですが。今年はいきなり終点に来てしまいました。

下の写真は，ここの桜並木の一番の古木「川路桜」です。江戸時代の奈良の名奉行、川路聖謨（としあきら）によって植えられたといわれる桜で、樹齢160年の銘木です。

昨年、「これから元気な内は毎年、佐保川堤の果てから果てまで桜行脚をするぞ！」と誓った筈でしたが、早くも昨年の誓いは挫折してしまいました。

よし、来年こそは、佐保川堤の桜行脚を決行するぞ！

と固く心に誓ったエリュウちゃんなのでありましたが、来年のことをいうのは鬼が笑いますので、心の中だけに留めておきます。

奈良の桜の見頃は今週でほぼ終わりですが、吉野の桜はこれからが見頃です。
16日に高校のＧ先輩ご夫妻と吉野に行く予定です。

吉野の桜、16日には満開になっていますことやら？