リュウちゃんの懐メロ人生

古刹の境内に咲き誇る１万株の紫陽花、
心洗われる花の別天地

少し更新するのが遅れてしまいましたが、６月の終り頃、奈良の「あじさい寺」として有名な「矢田寺」を散策してきました。
http://www.yatadera.or.jp/ajisai.html

少し前までは「矢田寺」はリュウちゃんの散歩コースで、法隆寺にあるリュウちゃんの家から、日本最古の厄除け寺として知られる「松尾寺（まつのおでら：標高315m）」に登り、そこから山道を１時間ほど下ると、矢田寺に着きます。
このコースで矢田寺に行くと、寺の裏手に出るので、確か表の参道から入る時に要る拝観料を払わなくて済む筈ですが、リュウちゃんも寄る年波、徒歩で矢田寺に行くのは少々しんどくなって来ましたので、今回は法隆寺駅からバスで行くことにしました。

法隆寺駅から矢田寺までは、バスで15分位、料金は片道480円です。
バスは参道の少し下に停まり、そこからはかなり急な参道を登り、約５分くらいで冒頭の写真の山門に着きます。

山門を入ってから紫陽花の咲いている本堂付近までは、100段以上ある石段があります。少し足腰に自信を失くしてきたリュウちゃん、この石段を登り切るのに、かなり息切れを感じました。

矢田寺の正式な寺号は「金剛山寺（こんごうせんじ）」、創建は天武天皇８年（679年）と云われていますから、現在の法隆寺の創建より、かなり以前のことなのですね。創建当時は、七堂伽藍・48坊の巨大な寺だったようですが、その後の度重なる戦乱により大半の僧坊が失われ、現在は４坊を残すのみの寺となりました。

矢田寺の紫陽花は、昭和40年頃から植えられ始め、現在では60種10000株が植えられているそうです。

山門から100段以上の石段を登って境内に入り、右側の僧坊を通り過ぎたところに「見本園」があり、十数種類の見本紫陽花の下には、名前の木札が立てられています。

今回は名前を確認した紫陽花の写真を撮ってきましたので、何点か以下に紹介致します。

★「ウズアジサイ」

★「八重カシワバアジサイ」

★「クロジクアジサイ」

★「インマキュラーター」

　
リュウちゃんは普段あまり花の名前には頓着しないのですが、紫陽花はバラと同じように多種多様な花があり、やはり名前が気に掛かります。
リュウちゃんが撮ってきた写真だけでは、紫陽花の種類の全体像はサッパリ判りませんので、以下に奥田尚次さんが丹念に撮影された「おくだアジサイ名鑑」のURLを貼り付けます（この名鑑には、107種の紫陽花が紹介されています）
http://www.ajgc.jp/17_.html

下の写真は、本堂の裏手にある矢田丘陵の麓の紫陽花です。竹林の緑と紫陽花の赤紫のコントラストだ美しい！

下の写真は、矢田寺の一番のビュースポット、「あじさい園」です。一周200mほどの小道の周囲には、様々な種類の紫陽花が植えられており、何周巡っても尽きない紫陽花の魅力を堪能出来るのです。

「矢田寺」のサイトによれば、2005年５月28日、日本経済新聞の「NIKKEIプラス１＜アジサイの名所ランキング＞」で矢田寺のあじさいは西日本第２位のあじさいの名所に選ばれたのだそうです。（西日本第３位は京都の三室戸寺です）、このランキング、寺院のあじさいに限れば、矢田寺は「日本一のアジサイ寺」といえそうですね。

矢田寺のあじさい園の開園は例年６月１日～７月10日のようです。
リュウちゃんのブログ更新が遅れてしまった為、このブログは矢田寺の案内にはなりませんでした。申し訳ない次第です。

来年こそは、開園当初にブログを公開し、

いい「矢田寺案内ブログ」にしたいと思っています（鬼が笑うかな？）