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リュウちゃんの懐メロ人生

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2014年08月08日
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カテゴリ:原発問題



日本人は未來永劫、核にアレルギーを持って、
命守るため、さよなら原発、

(8月6日、朝日新聞・吉永小百合インタビューの見出し)

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8月6日、広島原爆記念日の朝日新聞朝刊トップ記事で、吉永小百合さんの長時間インタビュー記事が掲載されました。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11285903.html



この記事は一面のみではなく、37面(社会面)全面を使った大きな記事として掲載されました。


このインタビューの中での小百合さんの主な発言は以下です。


「日本人だけはずっと、未来永劫、核に対してアレルギーを持ってほしい」


「どんな状況でも、核兵器はノーと言ってほしい」


「原子力の発電というのは、特に日本ではやめなくてはいけない。これだけ地震の多い国で、まったく安全ではない造り方、管理の仕方をしているわけですから。どうやって廃炉にしていくかを考えないと」


「みんなの命を守るために、今、せっかく原発が止まっているのだから、今やめましょう」


「今の流れはとても怖い。大変なことになりそうな気がしているんです」
「政治が悪いから、と言っている段階ではない気がします。一人一人の権利を大事にし、しっかり考え、自分はどう思うかを語らなければいけない





サユリストの端くれに過ぎないリュウちゃんではありますが、この記事には痛く感激しました。

さすが吉永小百合さん、反原爆・反原発の思いは実に真摯だ!

この朝日新聞の記事では、もっと多岐に渡って小百合さんのコメントが出て来ます。このブログは、インタビューの詳細を伝えるのが主目的ですが、それを伝える前に予備知識として37面に掲載されていた「吉永小百合さんと広島、長崎、福島」を基にサユリストのリュウちゃんが補足した「年譜」を書いて見ます。

★「吉永小百合さんと広島、長崎、福島」を基にした年譜


(朝日新聞)1945年3月13日、東京大空襲から3日後の渋谷区で生まれる。生誕の約5か月後、広島、長崎に原爆投下、

朝日新聞)1966年(昭和41年)、映画「愛と死の記録」で、4歳で被爆した青年と恋に落ちる女性を演じる。「この時、初めて原爆ということの重さを意識しました」(小百合さん
(リュウちゃん)小百合さんが芸能界デビューしたのは、ラジオドラマ「赤胴鈴之助」「さゆり」役でした。
リュウちゃんが初めて小百合さんのファンになったのは昭和37年、ビクターから

寒い朝」でレコードデビューした時でした。
http://www.youtube.com/watch?v=JQJluS-DOx8


この年、小百合さんは浦山桐郎監督の映画「キューポラのある街」に主演、ブルーリボン賞主演女優賞受賞など、その演技が絶賛され、若手No1女優として一躍、人気スターに躍り出ました。1964年の映画「愛と死をみつめて」では、軟骨肉腫に侵され、僅か21歳の短い生涯を閉じた大島みち子(ミコ)を演じ、大評判になりました。
http://www.youtube.com/watch?v=JL3mLFSZgqM


朝日新聞の「年譜」にある「愛と死の記録」はリュウちゃんの知らない映画ですが、2年前の「愛と死をみつめて」とは逆の設定の映画のようです。



朝日新聞)1981~1884年、テレビドラマ「夢千代日記」に出演、
「今までに出演したテレビドラマの中で一番好きな作品です」(小百合さん)、

1985年、映画「夢千代日記」に主演、
(リュウちゃん)「夢代日記」の夢千代さんは、広島で胎内被爆し、白血病で余命2年という設定、山陰の宿で女将をしながら、神戸の病院に通院しているということになっています。計20話が放映されたテレビドラマでは、夢千代さんは死ななかったのですが、テレビ放映終了後に公開された映画では、夢千代さんは死んでしまいます。この映画の監督は、23年前に小百合さんの出世作「キューポラのある街」を撮った浦山桐郎、「キューポラのある街」は彼の監督デビュー作、「千代日記」は彼の最後の作品でした。


朝日新聞)1986年、東京の平和集会で原爆詩を朗読、その2か月後、チェルノブイリの原発大事故発生、
朝日新聞)1997年、広島の原爆詩の朗読CD「第二楽章」発売、その後、1999年に長崎版、2006年に沖縄版を制作。「お子さんたちに聞いてもらえるチャンスがどんどん広がった」(小百合さん)
(リュウちゃん)1997年発売の「第二楽章」のジャケットは以下です。

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尚、小百合さんは原爆詩の朗読にあたり、冒頭に必ず広島で被爆した硬骨の原爆詩人・峠三吉の以下の「序」という詩を朗読します。

「序」


ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ



峠三吉氏の「序」を冒頭とした原爆詩集をテクストに作曲された大木正夫のカンタータ「人間をかえせ」のYou-Tubeを以下に貼り付けます。相当重たい音楽ですが、興味のある方は是非聴いてみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=v7DelZAPVd8



(朝日新聞)2010年、坂本龍一のピアノ演奏で原爆詩を朗読。
(朝日新聞)2011年3月11日、福島第一原発大事故発生、四か月後の朗読会で小百合さんは「原子力発電所が無くなってほしい」と挨拶、

(リュウちゃん)この朗読会で小百合さんは初めて「反・原爆」のみならず、「反・原発」を公に表明したものと思われます。この表明は、芸能人としては極めて勇気ある発言だとリュウちゃんは思いました。

小百合さんこそは正に「勇気あるもの」です!
http://www.youtube.com/watch?v=sFoiL6VGHKw



朝日新聞)2011年、イギリス、オックスフォード大学で坂本龍一のピアノ伴奏で原爆詩を朗読、

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(リュウちゃん)その時の動画がネットにありましたので、以下に貼り付けます。冒頭の峠三吉の「序」の朗読は、大木正夫の重苦しい音楽と違って、静かで淡々としていますが、28年も朗読を続けてきた迫力が滲み出ているとリュウちゃんは思いました。
http://www.youtube.com/watch?v=lEalWrdso8w



小百合さんは芯は通っていますが謙虚で奥ゆかしいお方だと思われますので、サユリストの端くれを自認するリュウちゃんがこのブログの最後に一言、小百合さん代わりまして言わせて頂きます(あくまでもリュウちゃんの独断による一言で、小百合さんご当人は全く関係がないことを念の為、申し添えておきます)

安倍首相殿、原発推進派の政治家の皆様、貴方達は今の政策を続ける限り、決して「サユリスト」にはなれませんよ。サユリストになりたいと思ったら、今のメチャクチャな政策をキッパリ捨てて、即・全原発停止、即・廃炉に舵を切って下さいね。


原発廃止こそが晴れて「サユリスト」になれる唯一の道なのです。

(以下、「命守るため、さよなら原発」~吉永小百合・朝日新聞インタビュー(2)」に続きます)






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最終更新日  2014年08月08日 17時31分49秒
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