リュウちゃんの懐メロ人生

明日香村の石舞台を彩る紅葉、
錦秋爛漫！

いよいよ奈良の紅葉も見頃になって来ました。
11月14日の新聞の「紅葉便り」によれば、奈良で一番の紅葉の名所の一つ、

「談山神社の紅葉」が「見頃」になったとのこと、
この情報を待ち侘びていたリュウちゃん、

よし、明日、談山神社の紅葉狩りに行って見よう！

という訳で談山神社行きを思い立ったのですが、どういうルートで行くか、少し検討しました結果、以下のような計画を立てました。

法隆寺～（バス）～近鉄筒井駅～近鉄橿原神宮駅～明日香村（甘樫の丘～飛鳥寺～酒船石～橘寺～亀石～天武・持統天皇陵～鬼の俎板・鬼の雪隠～欽明天皇陵～猿石～石舞台）～談山神社～ＪＲ桜井駅～ＪＲ法隆寺駅、

以上の行程の内、近鉄橿原神宮前駅からＪＲ桜井駅までは、ハイキングを兼ねて「全て徒歩」で行く、という計画です。

ちょっと無謀な計画だな、
まあ、単独行なので、途中で計画変更してもいいや、

という訳で、女房におにぎり弁当を作ってもらい、定番の缶ビール２本をリュックに詰めて、朝８時30分、法隆寺の自宅を出て、朝９時半に近鉄橿原神宮前に到着、明日香村へ向かいました。
途中、第８代孝元天皇陵のある石川池の所で道に迷い、30分位時間をロス、「明日香村に入ったのが午前10時30分になってしまいました。

下の写真は、甘樫の丘の麓の休憩所の前の紅葉です。この辺りもかなり紅葉がありますが、「色づき」はイマイチでした。

下の写真の手前は、「水落遺跡」です。「水落遺跡」とは、西暦660年、中大兄皇子（後の天智天皇）が作ったとされる漏刻（水時計）の遺跡です。

下の写真は、推古天皇の都、飛鳥小墾田（おはりだ）宮跡です。推古天皇（第33代）は西暦592年、この宮跡のすぐ近くにある「豊浦宮」で即位、西暦603年にこの都に「遷都」したとされています。推古天皇の摂政だった聖徳太子はここから法隆寺に馬で「通勤」したとされています（太子道）

下の写真は、日本最古の寺とされる「飛鳥寺」の紅葉です。

飛鳥寺には、やはり日本最古の仏像とされる「飛鳥大仏」があります。西暦606年に推古天皇が中国渡来の鞍作止利（くらつくりのとり）に作らせた大仏で、東大寺の大仏（盧舎那仏）よりも150年位前の「大仏」なのだそうです。

この飛鳥大仏、珍しく「撮影自由」、フラッシュ使用もＯＫ、
しかし、リュウちゃんの古いデジカメでは、ご覧のようにフラッシュを使っても、「暗い写真」になってしまいました（トホホ！）

下の写真は、「飛鳥の石造物」の人一つ、「酒船石」です。何の為に造られたのか、全く不明で、「謎の石造物」の一つです。

下の写真は、聖徳太子生誕の地とされる「橘寺」です。ここから、「亀石」を経由して、「天武・持統陵」に向かいました。

第40代天武天皇と、その皇后であった第41代持統天皇が合葬されている「天武・持統陵」は、古代天皇陵の中では、「間違いなく本人の陵」であると学説が一致している数少ない陵なのだそうです。

「飛鳥の謎の石造物」の一つ、「鬼の雪隠」、

これも「飛鳥の謎の石造物」の一つ「猿石」、これは飛鳥時代の王族、「吉備姫王（きびひめのおおきみ）」の墓の中にあり、全部で４体あります。顔面が「猿」に似ていますが、渡来人をモデルにしたものではないかと云われています。

近鉄橿原神宮前を朝９時30分に出発して明日香村を散策、今日の前半の目的地、「石舞台古墳」に着いたのが、午後１時30分でした。

石舞台古墳を見下ろす休憩所のベンチで遅い昼食、

プファ~、

冷えた缶ビール(2本)が喉に沁みる、おにぎり弁当が旨い！

上の写真のように、石舞台古墳の周りの木々は紅葉していました。
昼食の後、久々に入場料金300円を払って石舞台の中に入りました。冒頭及び下記の写真は、石舞台の中で撮ったものです。

石舞台を出たのが午後２時10分、これから徒歩で談山神社に行くのは微妙な時間です。

このまま行くと、途中で日が暮れそうだ。どないしょう？

しかし、ビール２缶を飲んで気が大きくなっていましたので、

ええい、予定通り、行てまえ！

と、缶ビール２本の勢いで、談山神社への登り坂を歩き始めたのでした。

（以下、明日香村から談山神社へ（２））に続きます）