リュウちゃんの懐メロ人生

紅葉に埋まる談山神社十三重塔、
錦秋爛漫！

石舞台を出発したのが午後２時10分、舗装された車道（奈良県道37号桜井吉野線）を早足で登り、談山神社に降りてゆく多武峰（とうのみね）の頂上に着いたのが３時15分でした。

やれやれ、缶ビール２本の勢いで、やっと談山神社に着けた。

頂上から車道を別れ、談山神社のシンボル、十三重塔が見えるスポットに着いたのが３時20分、ここで暫し周囲の紅葉を撮影しました。

談山神社は、藤原氏の祖である中臣鎌足の死後、長男であり遣唐使の一人として入唐した体験を持つ「定慧（じょうえ）上人」が、天武天皇7年（678年）に父・鎌足の墓をこの地に移し、十三重塔を建立したのが始まりと云われる神社です。建立当時は、

多武峯妙楽寺（とうのみねみょうらくじ）という「寺院」だったようです。

談山神社という名称は、中臣鎌足と中大兄皇子（後の天智天皇）がこの地で、「大化の改新」の談合を行ったとされる由来から来ているようです。

下記の絵は、談山神社に所蔵されている「多武峯縁起絵巻」（江戸時代・住吉如慶・具慶合筆）のクライマックス、中大兄皇子が蘇我入鹿の首を刎ねる図です。

中大兄皇子が蘇我入鹿の首を刎ねた事件は「乙巳の変（いっしのへん・おっしのへん）」と呼ばれるクーデターで、643年、飛鳥寺の近くにある「飛鳥板蓋宮（いたぶきのみや）」の大極殿で蘇我入鹿は斬殺されたとされています。
飛鳥板蓋宮から直線距離約600mの所に「入鹿の首塚」がありますが、伝説によれば、板蓋宮の宮中で斬首された入鹿の首は、600m離れた「首塚」まで飛んだとされています（あくまでも「伝説」です）

冒頭及び以下の写真は、談山神社のシンボルタワー、

「十三重塔」です。

塔の高さ約17m、屋根は伝統的な檜皮葺き、現存する木造十三重塔としては世界唯一のもので、重要文化財に指定されています。塔の柱の下には、鎌足の遺骨が納められているのだそうです。

何時見ても、この塔は素晴らしいが
やはり紅葉の時期は最高だ！

歩きづめで少し疲れました。談山神社を出て、多武峰のバス停の前にある土産物屋兼茶店で暫し休息、

もう午後４時だ、

多武峰の向いにある音羽三山（音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳）

も夕暮れが迫ってきたぞ、

少しお腹が空いてきたので、茶店のオバちゃんに餡入り草餅（大福餅）を注文、
ついでに、ビール大瓶も注文！

大福餅をツマミに、ビール１本を飲んでしまいました！

日が暮れてきましたので、当初の予定を変更し、よほどバスで桜井駅まで下りようかとも考えましたが、ビールを飲んで元気百倍！

桜井駅まで７キロの下り道だ、
予定通り、歩いて行てまえ！

ということで、茶店を出発したのが、午後４時20分、
下の写真は、下り道の途上の紅葉です。、既に夕暮れが濃くなってきました。

しまった、この山道には街灯が無い。
日が暮れたら、辺りは真っ暗だ！
懐中電灯も持っていないし、どないしょう？

途中、国宝・十一面観音立像で有名な聖林寺（下記）の前に着いたのが、

午後５時20分、
http://www.shorinji-temple.jp/

この辺りで殆ど日は暮れてしまいましたが、幸いにも、この辺りからボチボチ人家が見え始め、午後６時ジャスト、無事にＪＲ桜井駅に着くことが出来ました（やれやれ）

朝９時30分から夜６時まで、殆ど歩きっ放しの明日香村～談山神社の旅でしたが、結果的には、とても楽しく、充実した徒歩旅行になりました。

リュウちゃんの「奈良・紅葉狩り徒歩旅行」は、

まだまだ続くのです。