リュウちゃんの懐メロ人生

豪華極まる御殿飾りの雛人形、
梅の香に包まれ、圧巻！　壮観！

先週公開しました「大和郡山城の盆梅展」、実は大和郡山城に行く前に、同じ大和郡山市内にある「大和民俗公園」に立ち寄りました。
この公園は、あじさいの寺として有名な「矢田寺」がある矢田丘陵の一角に、26,6ヘクタールの広大な敷地を持っています。園内には奈良の各地から移送された古民家や、江戸から昭和初期にかけて使われた民具・農具などが集められ展示されています。また、この公園内には、県立の民俗博物館があり、ここで、民具・農具の大半が展示されています。

古民家・博物館の周辺は、大和郡山市屈指の花のスポットで、春には梅・桜、夏には花菖蒲など、四季折々の花々が訪れる人を楽しませてくれるのです。

この公園内のメイン施設である「奈良県立民俗博物館」では、３月29日まで

「ひなまつり～人形たちの宴～」という特別展が開催されています。

ここには、博物館が所蔵する幕末～昭和50年代の雛人形などが約200点展示されています。
中でも、上記ポスターの中央にある明治初期に御所市の薬草業の旧家が所蔵していた横長飾りの「御殿雛人形」には圧倒されました。

何と豪華な雛人形なのだろう！
往時の御所の薬草業の栄華がこの雛人形に凝縮されている！

ということで、この雛人形に釘付けになってしまいました。

「雛祭り」は、何時頃から始まったのか、定説は無いようですが、平安時代の貴族の子女の「雅な遊び事」とされていた記録が現存する起源のようです。

「雛人形」が全国的に飾られるようになったのは、江戸時代からのようです。
江戸時代初期の雛人形は「立ち雛」が主流だったようですが、以降は「坐り雛」が主流で発達、時代順に「寛永雛」、「元禄雛」，「享保雛」などがありますが、冒頭の写真のような「御殿飾り」のセットが出てきたのは江戸時代後期にはいってからのようです。

雛人形の歴史につきましては、下記の京都国立博物館の「おひなさまの話」を参考にして下さい。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/senshoku/hina.html

暫し博物館内の雛人形に「雅」を楽しみ、博物館の裏手にある「みんぱく梅林」を散策しました。
「みんぱく梅林」には、紅白の梅の木と蝋梅が合計140本植えられています。

３月初めのことだったので、まだ梅は「咲き始め」だったのですが、梅に先行して咲く「蝋梅」がまだ満開で、紅白の梅と黄色い蝋梅のコントラストの妙を楽しむことが出来ました。

３月中旬の今は多分、梅は満開になっていることでしょう。博物館の雛人形の展示は３月29日まで開催されていますので、機会があれば雛人形と梅の花をこの公園で楽しんで下さいね。
http://www.pref.nara.jp/1508.htm

群馬在住の娘に第３子誕生！

リュウちゃんも来週末、３人の孫ちゃんを訪ねて群馬に行ってきます。