リュウちゃんの懐メロ人生

奈良の紅葉のシンボル
談山神社の紅葉、未だ色淡し

桜は吉野、紅葉は談山神社、
これ、奈良人リュウちゃんの信条です。秋になると、談山神社に行きたいという奈良人の血が騒ぎます。

昨年は橿原市から歩いて明日香村散策の後、談山神社のある多武峰（とうのみね）に登り、明日香村の裏側の桜井市まですべて徒歩で遠足しました。

今年も同じコースで遠足しよう！

昨年は明日香村で時間を使ってしまい、多武峰に辿り着いたのが午後３時過ぎ、多武峰から桜井に至る途中で日が暮れてしまいましたので、今年は多武峰に着く時間を１時間早め、午後２時頃に着くように以下のような遠足スケジュールを立てました。

近鉄橿原神宮前～甘樫の丘～岡寺～石舞台～多武峰（談山神社）～聖林寺～桜井駅、

例により、リュックにおにぎり弁当と缶ビール（２缶）を入れ、朝９時半、近鉄橿原神宮前駅を出発、

下の写真は、甘樫の丘の麓の紅葉とイチョウです。やはり紅葉はイマイチですが、青空に映えるイチョウが綺麗ですね。

これまで何度も明日香村を散策していますが、岡寺には今回初めて行きました。
ここも境内に「紅葉のトンネル」がある「奈良の紅葉の名所」の一つなのですが、やはり色付きはイマイチでした（少し早かったのかな？）
尚、岡寺のHPは以下です。
http://www.okadera3307.com/

正午、石舞台に到着、

ありゃ、ここの落葉樹はまだ青々としている（残念！）

例によりまして、石舞台を見下ろす丘の上で昼食、

プファ～、ビールが旨い！
紅葉はないが風景絶佳だ！

午後１時少し前、石舞台出発、ここから約４キロの登り坂です。
坂の途上には、紅葉は殆どないのですが、柿の実の「朱色」が紅葉の代わりになり、明日香の秋を彩っていました。

午後２時、談山神社の入口に到着、去年より１時間10分早い到着でした。

冒頭及び以下の写真は談山神社の境内で撮ったものです。
昨年に比べ、ここのシンボルである「十三重塔」の紅葉の色付きは淡かったのですが、塔の横手にある樹齢600年と云われる杉の大木の周囲の紅葉が今回の一番の見所となっていました。

午後３時、多武峰のバス停横の茶店で、こんにゃく味噌田楽をツマミにビール大瓶一本を飲み、これから７キロの下り坂遠足に備え、エネルギーを補充、

以下の２葉は下り坂添いの紅葉です。こちらの道に沿った渓流には、紅葉の見所が点々と存在していて、歩く人の目を楽しませてくれます。この道は殆どの人は車で通り過ぎてしまうのですが、歩いて行くのがベストだと今回、痛感しました。

午後４時、聖林寺到着（以下のサイトは聖林寺のHPです）
http://www.shorinji-temple.jp/

夕暮れ時に訪れた山里の古刹、リュウちゃん、柄にもなく寂寥感が胸に迫り、お目当ての国宝「十一面観音菩薩」に対面する気が失せてしまい、本堂には入らずに聖林寺を後にしました。

紫の三輪の山並み夕ざれて身まま欲りしてこの丘に立つ（聖林寺HPより転載）

午後５時少し前、桜井市の市街に入りました。
下の写真は、「等弥神社」の紅葉のライトアップです。

今年は本命の談山神社の紅葉もイマイチでした。

しかし、リュウちゃんの紅葉行脚はまだまだ続くのです。