リュウちゃんの懐メロ人生

新春の若草山頂上、
鹿群れて新春を寿ぐ。

（前回のブログの続きです）

午前10時半、「春日山野遊歩道」から若草山登山開始、
遊歩道の登山口から若草山山頂までは約２キロの行程です。
この遊歩道は、春日大社の「神の森」として神聖視され、西暦841年から木材の伐採が禁じられた「春日山原始林」の中にあり、沿道は以下の写真のような太古の原始林が広がっているのです（尚、この原始林は平成10年に「古都奈良の文化財」の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されました）

市街地のごく近所にある原始林、
奈良ならではの贅沢な光景だ！

午前11時過ぎ、若草山山頂到着、

残念ながら天気は下り坂、
春日山も麓の街並みも霞んでいる。

暫し新春の若草山の景観を楽しみ、午前11時半、元来た道を下山、東大寺大仏殿に向かいました。
下の写真は大仏殿の手前にある「手向山八幡宮」の付近にある「巨樹」です。

下の写真は、東大寺創建当時、左右に建立されたという高さ100mに及ぶ「七重塔の相輪」です。相輪だけでも高さ23,3m！
この巨大な相輪は、昭和45年の「大阪万国博覧会」の時にパビリオンの中に再現された高さ87mの「七重塔」の相輪の部分だけを、大仏殿の横に移築したものです。
近年の研究で、実際の「七重塔」は、万博のそれよりも15mも高かったということが判って来ました。ということは、創建当時の相輪は、下の写真の相輪よりも４ｍくらい高かったということになります。

古代は偉大な時代だったのだ！

南大門の前はいつもと変わらない混雑でした。

奈良公園一周を終え、JR奈良駅近くの「餃子の王将」で餃子一人前とレバニラ炒め＋ビール大瓶２本の昼食、

プファ～、ビールが旨い！
奈良公園一周の疲れが吹っ飛ぶ。

例年はここで恒例の奈良公園一周は終了になるのですが、今年はここから第２ラウンドの散策がスタート、それは、

奈良坂町にある「奈良豆比古（ならつひこ）神社」の
クスノキの巨樹に逢いたい！

午後１時過ぎ、ほろ酔い気分でJR奈良駅を出発、約１時間で「奈良豆比古神社」に到着、本殿の裏手にあるクスノキの巨樹に対面することが出来ました。

推定樹齢1200年、
幹回り８ｍ、樹高30m
奈良県指定天然記念物。

評判通りの立派な巨樹だ！

奈良豆比古神社からの帰路、奈良女子大の裏手にある「聖武天皇陵」に初めて立ち寄りました。この陵には、夫人の光明皇后も合祀されているようです。

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「グリーンあすなら」

（奈良の巨樹巨木の会）
http://www.kyoboku.jp/

昨年末、行きつけの古書喫茶「ちちろ」で、「グリーンあすなら」のボランティアガイドをされている酒井さんという男性とお会いし、奈良の巨樹に関して興味深いお話を伺うことが出来ました。

奈良県は古代史の宝庫で、それに呼応するように「巨樹巨木の宝庫」でもあります。
「グリーンあすなら」は現在、300人くらいの会員がいまして、月に一度、県内各地の巨樹の見学会を開催しているとのこと、
神社仏閣にはよく行っていますが、信仰心ゼロのリュウちゃん、最近、増々「奈良の巨樹」に惹かれるようになりました。

よし、
今年は「グリーンあすなら」に入会して、
奈良の巨樹を極めるぞ！