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リュウちゃんの懐メロ人生

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2016年03月26日
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高円山山麓・百毫寺の五色椿
400年の星霜を経て、今も華麗

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3月上旬、リュウちゃんの家の近くにある「椿寿庵(ちんじゅあん)」の1000種6000鉢もの温室の椿を見た時から、屋外に咲く椿を巡って見たくなりました。

奈良の椿の名所は何処なのだろう?

一昨年、「奈良ソムリエ検定試験」の受験勉強をした時に、
「三名椿(ちん)」という言葉に出合いました。これは「奈良には3本の椿の名(銘)木がある」という意味です。

(奈良三名椿)
(1) 伝香寺の散り椿
(2) 東大寺開山堂の糊こぼし椿
(3) 百毫寺(びゃくごうじ)の五色椿


調べてみと、3寺共、奈良市内にある、
よし、1日で三名椿巡りをしてみよう!


という訳で、3月下旬の比較的天気の良い日に「三名椿巡り」に出掛けてみました。


(1) 伝香寺(でんこうじ)の「散り椿」

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伝香寺は、JR奈良駅から徒歩10分、三条通りの最初の信号の手前を右折した処にある「ゆり祭り」で有名な率川神社(いさがわじんじゃ)の隣にあります。
開創は奈良時代に遡りますが、天正13年(1585年)、大和郡山城城主だった筒井順慶の母・芳秀(ほうしゅん)尼が、若くして没した息子順慶の菩提を弔うために再興、その際、この「散り椿」を境内に植えたのだそうです(現在の「散り椿」は2代目の樹木のようです。

通常、椿の花は落下の際、花が丸ごとポロリと落ちるところから不吉な花とされますが、伝香寺の「散り椿」は桜の花びらのように花弁が一枚ずつハラハラと散る、その潔さから別名「武士椿(もののふつばき)」と呼ばれています。

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(2) 東大寺開山堂の「糊こぼし椿」


開山堂は東大寺の初代住職、良弁和上の肖像を安置するためのお堂です。「お水取り(修二会)が行われる二月堂の下にあり、隣が三味堂(四月堂)です。

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「糊こぼし椿」の名称は、「お水取り」に使用する椿の造花を造る際、造花に糊をこぼしたような斑が、この椿の花びらの斑に似ているところから名づけられたのだそうです。

開山堂は公開されていませんので、「糊こぼし椿」は、隣の四月堂から土塀越しに垣間見るだけなのです(残念!)

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下の写真は、四月堂の回廊に置かれていた「糊こぼし椿」です。

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(3) 百毫寺(びゃくごうじ)の「五色椿」

東大寺開山堂から徒歩約1時間、市バスですとJR奈良駅から市内循環バスで約10分、「高畑(たかばたけ)町」バス停下車徒歩20分、春日山の南に連なる高円山の麓の高台にある山寺です。関西花の寺25霊場第18番の「萩の寺」として有名ですが、山門前の石段の左右に植えられた藪椿、境内には多数の椿が植えられていて、
「椿の寺」でもあるのです。

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「五色椿」は一本の椿の木に赤や白、紅白斑の花を付けるもので、植えられた江戸時代には非常に珍しかったのかも知れませんね。推定樹齢400年、根回り約1m、樹高約5m、成長の遅い椿としては「巨木」なのです(奈良県天然記念物)

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百毫寺にはもう一本、椿の巨木があります。
「五色椿」の後ろに控える「百毫寺椿」
、こちらは「五色椿」より100年先輩の樹齢500年の藪椿です。紅い花に点々と入る白の斑が、あたかも仏の「白毫」(仏の眉間の上部に生えている白く長い毛のこと)に見立て、薬学博士・椿研究家の渡邊 武氏によって命名されたのだそうです。



「五色椿」よりも、「百毫寺椿」のほうが立派だ!

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「百毫寺」からは、奈良の市街地が一望出来ます。最後の写真の市街地の向こうに見える山は「生駒山」です。

ここから見る奈良市の景色、抜群だ!

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(以下、「奈良・椿行脚(2)」に続きます)

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<特報>


奈良で一番早い桜「氷室神社のしだれ桜」
早くも満開!

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以下の写真は3月25日に撮影しました。

機会があれば氷室神社にお出掛けされ、
満開のしだれ桜をお楽しみ下さいね!

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最終更新日  2016年03月26日 07時42分51秒
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