リュウちゃんの懐メロ人生

古代さながら、藁小屋の周囲一面の彼岸花
明日香の秋は今盛り

明日香村稲渕地区の３色の彼岸花を観に行った一週間後、今度はリュウちゃん一人で明日香村を散策して来ました。

今回の目的は以下の２つです。

（１） ９月24日から始まったキトラ古墳現地公開に合わせ、これまで行ったことのない「キトラ古墳」に行くこと（下記のサイトは毎日新聞の「キトラ古墳の実物壁画を展示「四神の館」、９月にオープン」というニュースです）
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/21/news095.html

（２） 改めて明日香村の彼岸花全体の開花場所を確認すること、

雨の上がった９月末の或る日、散策決行、リュウちゃんが明日香村を散策する時はいつも隣町の橿原市の近鉄橿原神宮前からスタートするのですが、今回はキトラ古墳の最寄り駅、近鉄吉野線の「壺阪山」駅から、いつもとは逆回りのコースで散策してみることにしました。具体的には以下のような計画です。

（スタート）近鉄「壺阪山駅」～キトラ古墳～文武天皇陵・高松塚古墳～欽明天皇陵・吉備姫王墓（猿石）～鬼の雪隠・鬼の俎（まないた）～天武・持統陵～亀石～橘寺～石舞台古墳～飛鳥寺～甘樫の丘～近鉄橿原神宮駅（ゴール）

この日は最高気温31℃の蒸し暑い真夏日、
無事ゴールに辿りつけるかな？

例に寄りまして奥方特製のおにぎり弁当とリュウちゃん特製（？）の缶ビール（２缶）をリュックに詰め、午前９時に法隆寺を出発、午前10時30分、近鉄「壺阪山駅」到着、

近鉄「壺阪山」駅はキトラ古墳のある明日香村に隣接する「高取（たかとり）町」にあります。駅から直進１キロ強でキトラ古墳に着く筈です。

高取町の駅前に以下のような看板が立てられていました。
「町屋のかかし巡り」～10月１日～21日

先週行った明日香村・稲渕地区の案山子には癒されたな。
よし、寄り道して案山子巡りを楽しもう。

高取町のメインストリート、「土佐街道」に沿って、まだ開催日になっていなかったのですが、点々と案山子が飾られていました。

下の写真は「土佐街道の町並み」です。江戸時代から続く古い武家屋敷や薬屋などがタイムスリップしたかのように立ち並んでいます。

以下、周辺に飾られていた「案山子」の写真を何枚かＵＰします。今年のテーマは

「となりのトトロ」です。

「かかし巡り」で一番美人の案山子、
今年の「ミス案山子」ですね！

キトラ古墳への途上、彼岸花が見えてきました。

白い彼岸花ならぬ、白いキノコの行列、
このキノコ、多分毒キノコだろうな？

方向音痴のリュウちゃん、また道を間違えてしまい、20分くらいロスしましたが、やっと正午少し前、無事にキトラ古墳に到着しました、

下の写真はキトラ古墳に麓に建てられたキトラ古墳の壁画を展示する「四神（しじん）の館」です。ここも９月24日にオープンしたばかりです。

本当は「四神の館」に入場したかったのですが、事前予約が必要ということで、残念ながら入場出来ませんでした。

残念、ちょっと悔しい！

以下にネットから拾ったキトラ古墳石室の壁画を公開します。

（１） 石室展開図

（２） 石室の天井にある「天文図」

キトラ古墳の天文図には68星座350の星が描かれています。また「天の赤道」、「黄道」、「内規（常時観測出来る天空）」「外規（観測可能な天空）」の４つの円が描かれています。この天文図は紀元前60年代から西暦300年頃に中国の洛陽または長安で観測されたもののようです。現存する「世界最古の天文図」です。

（３） 四神図「玄武」

北の守護神、亀と蛇が合体した霊獣、古代中国では亀は「長寿と不死」の象徴、蛇は「生殖と繁栄の象徴」なのだそうです。

（４） 四神図「朱雀」

南の守護神、同じ中国起源の伝説の鳥「鳳凰」と似ています。「鳳凰」、「不死鳥」、「フェニックス」と同一起源説がありますが、どうですかね？

（５） 四神図「青龍」

東の守護神、長い舌を出しているのは、この図の定番のようです。

（６） 四神図「白虎」

西の守護神、細長い胴体を持つ白い虎、現実にも「ホワイトタイガー」という白変種の虎が存在しますので、「白虎」は想像上の獣とは言えないのかも知れませんね。顔は何となくユーモラス、伊藤若冲が描いた虎の顔も、この「白虎」に似ているとリュウちゃんは感じました

（７） 最後に「四神図」のイメージ図を貼り付けてキトラ古墳の石室図の紹介を終わりにします。

現在、キトラ古墳の周辺は広大な公園として整備されつつあります。公園を巡ってみようかとも思ったのですが、時間の都合でカット、一路、次の目的地の高松塚古墳に向かったのでした。

冒頭に掲載した藁ぶき小屋は、高松塚古墳に行く途上の道の脇にありました。

ここは明日香村で一番の彼岸花の群生地だ！

暫し時間を忘れて、
ここの彼岸花を楽しんだリュウちゃんなのでした。

（以下、「明日香村彼岸花巡り（３）～キトラ古墳から飛鳥寺へ（２）」に続きます。

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＜特報＞
リュウちゃん行きつけの奈良の古書喫茶「ちちろ」が

ＮＨＫテレビで紹介されました！


先般、ＮＨＫＢＳプレミアムの「火野正平のにっぽん縦断こころ旅」という番組の「奈良市編」で、リュウちゃん行きつけの古書喫茶「ちちろ」が紹介されました。番組では火野正平が奈良市の旅の途中で「濃いコーヒーが飲みたい」ということで「ちちろ」に立ち寄るという設定です。

（以下の写真はテレビの動画からリュウちゃんが撮影したものです）

（１）「ちちろ」の外観

「古書喫茶「ちちろ」は築100年の古民家を改装した
喫茶店なのです。

（２）「ちちろ」の店内

（３）「ちちろ」で寛ぐ火野正平氏、

（４）「ちちろ」のマスター、うだしげきさん、

彼はリュウちゃんと同い年（今年「古希」を迎えました）、元・奈良新聞の記者で文筆家、2007年の川瀬直美監督の映画「殯（もがり）の森」で尾野真千子とダブル主演された俳優でもあります。この映画は第60回カンヌ映画祭でグラン・プリを獲得しました。

（映画「殯の森」公式ＨＰ）
http://www.mogarinomori.com/

（５）火野さんに「濃いコーヒー」を淹れた「ちちろ」のマドンナ、Ｎさん。

実はＮさんは「ちちろ」店内にある小さなお菓子屋「まめすず」の店主なのです。

（「まめすず」のＨＰ）
http://mamesuzu-sweets.com/

つまり、古書喫茶「ちちろ」は、「まめすず」との共同店舗なのです。
コーヒーを淹れるのはＮさんの役割、うだしげきさんは広報担当及び沖縄産の「アーサー（海藻のあおさ）」を入れた「アーサーうどん」の担当なのです。

（下記、「ちちろ」の食べログに、「アーサーうどん」とまめすずの濃いコーヒーとＮさんご自慢の「きんつば」の写真が公開されていますので、ご覧くださいね）

https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000877/

尚、「ちちろ」はＮＨＫ奈良放送局の裏手にあります。ＮＨＫ奈良放送局から徒歩１分、以下のサイトに地図や電話番号が掲載されていますので、

興味を持たれた方は是非一度足を運んでみて下さいね。
https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000877/#title-rstdata