2219043 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

リュウちゃんの懐メロ人生

リュウちゃんの懐メロ人生

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
全て | 音楽・歌謡曲・懐メロ | 懐メロカラオケ | 懐メロ歌謡曲・カラオケ | 橋幸夫 | 美空ひばり | フォト・花・伊勢神宮 | フォトブログ・曽爾高原 | フォト・花と実・斑鳩の里 | 日本映画・小説 | フォトブログ | SF映画 | 猫のフォトブログ | 株・日本航空 | 音楽・紅白歌合戦 | 日本映画(邦画) | 外国映画(洋画) | SF・天文学 | 童謡・唱歌・歌曲 | 唱歌・抒情歌・童謡 | バンクーバー冬季オリンピック | フォトブログ・園芸、春咲く花 | 梅・桜・花のフォト | 国内旅行 | 歴史・奈良遷都 | のだめカンタービレ・クラシック音楽 | バラの花のフォトブログ | 花遍路・花のフォトブログ | スポーツ | クラシック音楽 | 洋楽ポピュラーミュージック | 時事問題 | 芸術・陶芸 | 原発問題 | 奈良散策 | 藤の花 | 京都散策 | 将棋・藤井聡太四段 | ブログ | 美術鑑賞 | 葛飾北斎 | 紅葉狩り | NHK朝ドラ「エール」、古関裕而 | 将棋・藤井聡太 | 東京オリンピック、パラリンピック | 巨樹探訪 | 将棋・藤井聡太5冠 | 寒牡丹と冬牡丹 | 梅行脚 | 河津桜 | 桜行脚 | 孫姫4姉妹 | アジサイ行脚 | ハスとスイレン | 馬見丘陵公園の花 | 長浜盆梅展 | 奈良県の河津桜 | 三重県の梅の名所「鈴鹿の森庭園」「いなべ農業公園梅林」 | 月ヶ瀬梅渓 | 醍醐寺の桜 | 2つの「吉野の桜」 | 函館「五稜郭」の桜 | 大和葛城山のヤマツツジ | 近江妙連 | 西ノ京ロータスロード | 歌川広重 | 咲くやこの花館 | 海遊館
2016年11月05日
XML


斑鳩のコスモスの里法起寺に、
煙たなびき秋深し

DSCF0444.JPG

11月3日(文化の日)、昨年と同様にリュウちゃんの近所にある「斑鳩コスモス街道」を女房殿と2人で歩いてみました。

今年は夏が猛暑続きで、コスモスの開花も例年に比べて早いなと感じていましたので、11月に入った時点で斑鳩のコスモスも終わったかなと思っていたのですが、11月2日に藤の木古墳に行ってみましたところ、

まだ、ほぼ満開!
コスモスの盛りは長いのだ!


ということで、翌日の11月3日に昨年と同じ「斑鳩のコスモス街道」を、今年は女房殿と2人で歩いてみたという次第です。

「斑鳩のコスモス街道」という命名は、昨年、リュウちゃんが勝手に名付けたものです。その道筋は以下です。

(スタート)藤の木古墳~業平道沿い~法隆寺参道横~斑鳩神社裏~斑鳩町墓地から法輪寺~岡の原~法起寺(ゴール)

このコース、「斑鳩三塔」+「藤の木古墳」なのだ!

それでは上記道順にそって「斑鳩の里コスモス街道」を紹介させて頂きます。

(1) 藤の木古墳のコスモス

DSCF0382.JPG

DSCF0383.JPG

DSCF0389.JPG

DSCF0380.JPG


藤の木古墳は昭和60年から6回にわたり発掘調査が行われ、石室からは大量の馬具類・武器・武具類などが発掘されました。また昭和63年の石棺内部調査では、2体の人骨と、太刀5口、剣1口、金銅製の冠、金銅製の靴、銅鏡4面、1万点以上のガラス玉など、大量の副葬品が発掘されています。

ここの出土品は平成16年、国宝に指定され、現在、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館で保管・展示されています。

尚、上の写真で藤の木古墳の背後に見える山は右側が二上山
、左側の高い峰が葛城山です。

藤の木古墳は20世紀の後半に相次いで発掘され、大きな話題を呼んだ明日香村の高松塚古墳、キトラ古墳と共に「奈良の3大円墳」と云えそうですが、高松塚古墳、キトラ古墳は7世紀後半から8世紀の初め(天武・持統天皇の時代)の古墳と推定されるのに対し、藤の木古墳はそれよりも約1世紀早い6世紀の終わり頃、推古天皇・聖徳太子の時代に造られたと推定されています。3円墳共、被葬者は不明ですが、古代ロマンの夢に誘う古墳ですね。

(2) 業平道沿いのコスモス

藤の木古墳から徒歩3分の所にある「業平道」沿いのコスモスです。
平安時代の貴族・歌人で、美男でプレイボーイと云われた「在原業平」が河内国(現在の八尾市高安)に住む茶屋の娘・梅野に恋して、奈良の櫟本(いちのもと、現在の天理市)から八百夜も通い詰めたとされる「業平道」、ここも古代ロマンを感じる道ですね。

DSCF0372.JPG

DSCF0373.JPG

DSCF0376.JPG

(3) 法隆寺参道横のコスモス、


松並木が300m程続く法隆寺参道の横に小さいコスモス畑があります。

DSCF0462.JPG

下の写真は、このコスモス畑から見える「法隆寺五重塔」です。

ここが唯一、「法隆寺五重塔」とコスモスのコラボが観られる場所なのだ!

DSCF0461.JPG

(4) 斑鳩神社裏のコスモス


法隆寺・南大門から寺内に入り、中門の前を右折、東大門~夢殿~中宮寺を経て北に向かいますと、丘の上に法隆寺の鬼門(北東)を守護する斑鳩神社があります。この神社の裏手が、「斑鳩の里コスモス街道」の重要スポットですが、

今年はコスモス畑が少し小さくなった。

DSCF0397.JPG

(5) 法輪寺付近のコスモスと柿

DSCF0400.JPG

DSCF0409.JPG

DSCF0405.JPG

法輪寺は聖徳太子の子、山背大兄王(やましろのおおえのおう)が太子の病気平癒を祈願し、推古30年(622年)に建立されたとされています。

シンボルである国宝に指定されていた三重塔は、昭和19年の落雷により焼失(避雷針は太平洋戦争の金属供出で撤去されていたのだそうです)、焼失した三重塔は昭和50年、西岡常一棟梁の手により再建され、斑鳩三塔(法隆寺五重塔・法輪寺三重塔・法起寺三重塔)の一塔として名誉を回復しましたが、国宝指定は果たされず、世界遺産にも含まれていないのです(残念!)

(6)「岡の原」付近のコスモス

DSCF0413.JPG

法輪寺から法起寺に至る約600mのの道の途上に、下記の碑が立てられています。

DSCF0415.JPG

(伝)山背大兄王の墓所(富郷陵参考地)
地元で岡の原と呼ばれているこの丘陵地は、聖徳太子の皇子・山背大兄王の墓所と伝えられ、現在、宮内庁の富郷陵参考地となっています。
山背大兄王は法輪寺・法起寺を建てられたとされ、太子の後継者として皇位継承をめぐって田村皇子(のちの舒明天皇)と争われたといいます。
京極2年(643年)11月に斑鳩宮が蘇我入鹿の軍勢に攻められ、太子一族は滅びました。大化の改新の2年前の出来事でした。


う~ん、斑鳩三塔巡りは聖徳太子・
山背大兄王
親子を偲ぶ道なのだ。

(7) 法起寺(ほうきじ)周辺のコスモス


いよいよ「斑鳩の里コスモス街道」の終着点、法起寺です。

法起寺建立は臨終に際した聖徳太子が子の山背大兄王に託したもののようです。完成したのは山背大兄王の死後約60年後の706年頃と考えられています。
法起寺のシンボル、「三重塔」は、高さ24m、やはり706年頃の創建で、現存する三重塔としては日本最古のもので、国宝および世界遺産に登録されています。

やはり法起寺のコスモスは素晴らしい。
斑鳩の里コスモス街道の「大トリ」なのだ!

DSCF0422.JPG

DSCF0427.JPG

DSCF0431.JPG

DSCF0433.JPG

DSCF0443.JPG

DSCF0435.JPG

DSCF0437.JPG



リュウちゃん夫妻が法起寺を散策中、冒頭及び以下の写真のように「野焼き」が始まりました。

今年のコスモス街道散策、
昨年を比べ、少し時期が遅かったが、

「野焼き」に烟る法起寺は風情があった!

DSCF0439.JPG

DSCF0441.JPG

DSCF0442.JPG

DSCF0446.JPG



スタートからゴールまで約2時間弱、
女房殿の万歩計で約1万2千歩、


今年も「斑鳩の里コスモス街道」を散策出来たことに

大満足のリュウちゃん夫妻なのでした。



もう法隆寺の紅葉も色づき始めています。

これから「秋本番」なのだ!

DSCF0457.JPG






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年11月06日 06時03分01秒
コメント(17) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X