奈良県屈指のフラワーパーク「馬見丘陵公園」
初冬に咲く皇帝ダリア、気高くも清楚
今年の紅葉狩りを終えた12月中旬、最近、気に掛かっていました「皇帝ダリア」を観たいという願望がムクムクと沸いてきました。
リュウちゃんが皇帝ダリアを気に掛けるようになったのは、比較的最近のことです。「ひまわり」のような丈の高い幹の上に桔梗を大きくしたような格調高い清楚な花をつける不思議な花木、最近、リュウちゃんの住んでいる斑鳩の里でも、よく見かけるようになった不思議な花木、
これ、何という花なのだろう?
そう、リュウちゃんが、この不思議な花木の名称が「皇帝ダリア」だと知ったのは、一昨年のことだったのです(相変わらずの「花音痴」ですね、トホホ!です)
近所で「皇帝ダリア」のビュースポットはないのだろうか?
と思っていました所、テレビのローカルニュースで、
<「馬見丘陵公園」の「北エリア」の橋のたもとに、100本ほどの皇帝ダリアが植えられて、来場者の目を楽しませている>
と報じられました。
良し、善は急げ、
「馬見丘陵公園」に皇帝ダリアを観に行こう!
リュウちゃんの家から「馬見丘陵公園」までは車で約15分、前回のブログの「信貴山・朝護孫子寺」より少し近いのです。今回は午後から女房殿の運転する車の助手席に乗り、「馬見丘陵公園」に出掛けました。
実は10月中旬にも、馬見丘陵公園の「ダリア・フェスタ」を観に行ったのですが、ブログを公開する機会を逸していましたので、今回、先ず「ダリア・フェスタ」で撮ったダリアの写真を公開し、その後で「皇帝ダリア」の写真をUPしたいと思います。
<「ダリア」のウィキペディアより>
花音痴のリュウちゃん、例によりまして「ダリア」の基本的な知識をウィキペディアで俄か調べしました。以下に幾つか羅列してみます。
★<分類>キク科ダリア属の多年生草本植物の総称、バラやチューリップと並び、最も標色の変化に富んだ花、まだ青色、緑色のダリアは無い。
★<和名>テンジクボタン、
★<原産地>メキシコ、
★<ヨーロッパへの伝播>1789年、スペインに伝播、
★<日本への伝播>1842年(天保13年)、オランダから長崎に持ち込まれた。
★<皇帝ダリア>別名「木立(キダチ)ダリア」、メキシコ原産のダリアの「原種」の一つ、ヨーロッパには1863年に紹介されたが、伝播の時期は不明、日本への伝播も不明、
う~ん、「皇帝ダリア」は未だに「謎の花」なのだ!
さて、10月中旬に撮ったダリアです。
「アメリカ・ダリア・ソサエティ」では、ダリアの「花容」を16通りに分類していますが、ここでは以下に紹介するダリアの「花容」のみを紹介します。
(1)フォーマル・ディコラティブ(幅広い花弁の万重咲き)
(2) インフォーマル・ディコラティブ(花弁に変化のある万重咲き)
(3) ストレート・カクタス(細花弁の万重咲き)
(4) インカーブド・カクタス(細花弁が内側に彎曲したもの)
(5) セミ・カクタス(ディコラティブとカクタスの中間)
(6) ポンポン(管状の花弁が球状に万重咲きになったもので大きさが5cm程度)
(7) コラレット(花弁のもとに副花弁があるもの)
以上でリュウちゃんが知っていたのは
「ポンポンダリア」だけなのだ(苦笑)
<馬見丘陵公園のダリア>
(1)「ケノラ・ワイルド・ファイアー」
(L:セミ・カクタス):(ここの「L」は花のサイズを表します。一番大きい花は「G」、以下、大きい順に「L」「M」「S」となります。「S」は一番小さい花なのです)
(2)「ロマンス」(M:カクタス)
(3)「ねむの雨」(M・L:セミカクタス)
(4)「エルマ・エリザベス」(M・L:デコラティブ)
(5)「曙(あけぼの)」(M:デコラティブ)
(6)「光炎(こうえん)」(M:デコラティブ)
(7)「あけぼの」(M:デコラティブ)、(5)の「曙(あけぼの)」とは全く違う種類ですね。
(8)「レッド・スター」(M:ポンポン)、やっとリュウちゃんが唯一知っていた「ポンポンダリア」の登場です(苦笑)
(9)「淑女」(M:カクタス)
(10)「奈々」(タイプ:コラレット)
朱色の花弁に囲まれた黄色い「ひまわり」、今回のダリアでリュウちゃんの一番の「お気に入り」のダリアなのです。
(11)「フィダルゴ・ブラッキー」(S:フォーマル・ディコラティブ):安倍文殊院で見た「チョコレート・コスモス」に似たダリアです。
(12)「銀鱗」((M・L:ディコラティブ)
(13)「エモリー・ポール」(G:ディコラティブ)今回唯一のGサイズの大輪です。
(14)「ゾロ」(L:ディコラティブ)
(15)「クロイドン・エース」(L:フォーマル・ディコラティブ)
(16)「大正浪漫」(L:ディコラティブ)このダリアも素敵だったので、2枚の写真をUPします。
う~ん、ダリアの種類もほぼ無限のようだ!
<皇帝ダリア>
「馬見丘陵公園の皇帝ダリア」は高い陸橋の下に植えられていました。ご承知のように皇帝ダリアは背丈が通常5mを超えますので、その花は空を仰ぎ見るように見上げることになりますが、陸橋の下に植えることによって花が人の目線と水平になるように工夫されたという次第です。
最近に観る皇帝ダリアの花、素晴らしい!
最後の写真は帰路の途中で撮った大和川と近くの「枯れススキ」です。
大和川の向こうに霞む山並みの頂点は、前回のブログで紹介しました朝護孫子寺のある「信貴山」なのです。
リュウちゃんも「枯れススキ」の年代に入って来ました。
少し「トホホ!」なのです。