若草山山頂から
新年おめでとうございます。
新年おめでとうございます。
今年の正月は、女房殿が娘のお産の手伝いのため、昨年暮れから約一か月の予定で群馬出張、結婚40年目にして初めて男ヤモメの淋しい正月となってしまいました。
でも、数年前から始めた元旦の若草山登山は今年も行って来ました。
今年は奈良公園一周の中で若草山登山を組み込むことにしました。
今年の奈良公園一周の行程は以下です(すべて徒歩による一周です)
JR奈良駅~猿沢の池~興福寺~国立奈良博物館~浮見堂~飛火野~春日若宮神社~春日大社~奈良一言主神社~水谷神社~若草山山頂~若草山山麓~手向山八幡宮~東大寺二月堂~東大寺大仏殿~興福寺~JR奈良駅。
午前9時、JR奈良駅出発、いつもは女房殿お手製のおにぎり弁当とリュウちゃんお手製(?)の缶ビール(2缶)を持参して、若草山山頂で鹿に囲まれながらランチを摂るところですが、今回は女房殿が不在なので、ランチは奈良公園一周を終えた後、奈良駅周辺のレストランでランチすることにしました。
元旦に開いているレストラン、
あるのかな?
JR奈良駅から徒歩15分程で「猿沢池」に到着、
殆ど無風の水面には興福寺五重塔がくっきりと映っていましたが、残念ながら曇り空、ちょっと暗い写真になってしまいました。
「猿沢池」から興福寺の石段を上ります。
今回の奈良公園一周の目的の一つは「奈良公園の巨樹探訪」です。
下の写真は、今回の周遊コースの最初の巨樹、「春日大社参道のムコロジ」です。
推定樹齢300年、幹周5,7m、あまり「巨樹」とは言い難いのですが、幹の分かれ目から竹が生えている「木に竹を接ぐ」珍しい巨樹として奈良公園では有名な巨樹の一つなのです。
下の写真は、奈良公園屈指の観光スポット、鷺池に浮かぶように建てられた「浮見堂」です。大正5年建立、平成6年に大修理が行われ、今の姿になりました。
背後の山は春日山(三笠山)です。
「浮見堂」から徒歩5分で、春日大社参道に入ります。参道の右側には、昭和63年に「奈良シルクロード博」のメイン会場が置かれた「飛火野」エリアがあります。
下の写真は飛火野のシンボルツリー「飛火野のクスノキ」です。樹齢は100年と、まだ若い木ですが、その威容にはいつも圧倒されますね。
春日大社参道を「鹿苑」の脇を抜けたところに、奈良市指定文化財「春日大社境内イチイガシ巨樹群」という立て札の立てられた所があります。下の写真は、その立て札の傍にある「イチイガシの巨樹」です。
上の「イチイガシの巨樹」の近くに、春日大社境内でも屈指の「杉の巨樹7」があります。この巨樹は特に命名はされていないようですが、リュウちゃんはいつもその威容に圧倒されているのです。
上の「杉の巨樹」の場所から、春日わq神谷神社に向かいました。ここには、奈良市最大の巨樹、「春日若宮の大クスノキ」があります。
推定樹齢1700年、幹周11,2m、
この巨樹は参道脇の石灯籠の裏側に巨大な根を張っていて、参道側から根元の全容は見ることが出来ません。今回は初めて根元が見える脇参道からこの巨樹の根元を撮ってみました。
いつもながら、この巨樹のヴォリュームは圧倒的だ!
いよいよ春日大社に入ります。
春日代謝は昨年11月6日に第60次式年造替事業をすべて終え、20年ぶりに新装された社殿での初詣です。本殿左側の「大杉の神木」は700年の星霜を経て、今も人々を見つめているのです。
春日大社境内にある小さい「一言主神社」の境内に「椿」が咲いていました。
お馴染み、水谷神社のイブキの老巨樹です。ここから若草山山頂に続く「春日山遊歩道」が始まります。
水谷神社から約40分で若草山山頂に到着、
天候はイマイチだが、
新春の若草山はいつもながら心が洗われる!
暫し若草山山頂に遊び、再び春日山遊歩道を下山、山の麓まで30分で到着、
下の写真は、東大寺二月堂の舞台から俯瞰した東大寺大仏殿です。
当初の計画では、大仏殿に入る予定でしたが、午後1時を過ぎてお腹が空いてきました。で、大仏殿入場は止め、「七重塔東塔跡地」に向かいました。
新春3日、NHKの「歴史秘話ヒストリアスペシャル」として、「古代ミステリー 東大寺七重塔の謎」という番組が放映されました。
http://dogatch.jp/news/nhk/42505
しかし、元旦の「七重塔跡地」は、何事もなかったかのように、静かな佇まいを見せているのでした。
JR奈良駅に着いたのが午後2時、ここで遅い昼食、
プファ~、ビールが旨い!
5時間の散策の疲れが吹き飛ぶ!
皆様、今年も宜しくお願い致します。