これはパッチワークの丘か、シルクロードの砂漠か?
奈良の冬を彩る光のページェント、今年も開催
若草山の山焼き、東大寺二月堂の修二会(お水取り)、
リュウちゃん、奈良の夜のイベントはどうも苦手で、これまで殆ど出掛けたことがありませんでした。
何故、苦手かと言いますと、一つは「夜は家でビールを飲みながら寛ぐ」あるいは「夜はビールを飲みながらカラオケを楽しむ」、もう一つは「リュウちゃんの下手なカメラの腕前では、夜のイベントの状況をキチンと撮影出来ず、イベントの臨場感がブログで表現出来ない」という2つの理由からなのです。
夜は室内で楽しむ時間、この信条は死ぬまで守るぞ!
奈良の冬の夜のイベントとして、「しあわせ回廊~なら瑠璃絵」があることを知ったのは、つい最近のことです。
<「しあわせ回廊・なら瑠璃絵」公式サイト>
http://rurie.jp/about/
これはかなり美しく大掛かりなイベントのようだ
よし、今回は信条を破って、足を運んで見よう!
という訳で、最終日の2月14日に、夜の奈良公園に繰り出して見ました。
2月14日午後5時30分、法隆寺の家を出発、最初のイベント会場の興福寺に着いたのが、イルミネーションの点灯が始まるジャスト6時30分、
ありゃ、興福寺のイルミネーションはイマイチだ!
ちょっとガッカリして、第2会場である春日大社に向かいました。
興福寺から春日大社に向かう道の途上に「片岡梅林」があります。
夜桜ならぬ「夜の梅」開花は始まったかな?
少し「片岡梅林」に寄り道しました所、何本かの「白梅」の開花が始まっていました。
片岡梅林を抜け、次の会場である春日大社に向かいました。
しかし、春日大社参道は参道を照らす燈も点いておらず、通告禁止、
やむを得ず、参道の鳥居の前を右に曲がり、メイン会場である
「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA」(いらか)に向かいました(旧名:奈良県新公会堂)
下の写真は、「国際フォーラム」の入り口のイルミネーションです。
入り口から本館に入り、入場料500円を払って入場券代わりの「花たんざく」をもらい、会場である庭園に入りました。
初めて入る広大な庭園に広がるイルミネーションの瑠璃の海、
これは素晴らしい!
見学者は庭園の中の小路を2列くらいになり、ゆっくり進みます。庭園は起伏があり、イルミネーションの海はリュウちゃんには、北海道・美瑛町の「パッチワークの丘」か、あるいは「シルクロードの砂漠」のように感じられました。
「シルクロードの砂漠」であれば、そこを行く動物は「ラクダ」なのですが、奈良のシルクロードの動物はやはり「鹿」、会場内のあちらこちらに鹿がいました。
小道の曲がり角に、入場の際にもらった「花たんざく」に願いを書いて木に結ぶところがありました。ここのコンセプトは「冬七夕ロード~願いの花たんざく」なのです。
会場の小路は広大な庭園を半周します。入り口から「花たんざく」を結ぶ木のある場所までが「往路」、その先は「帰路」、
広大な庭園だ!
どれ位の面積があるのだろう?
イルミネーションに使われた電球は何個なのだろう?
以下のサイトは「全国イルミネーション人気ランキング」です。
http://sp.jorudan.co.jp/illumi/rank.html
上記サイトで、イルミネーションに使われている電球の数に注目しました。
ダントツに電球が使われているのは長崎県の「ハウステンボス<光の王国>」で1300万球、関東最大の「さがみ湖イルミリオン」が600万球、首都圏最大の「よみうりランドジュエル三ネーション」が500万球、
「なら瑠璃絵」のイルミネーションに使われた電球の数は公表されていませんが、リュウちゃんが会場を見て以下に推理して見ます。
(1)イルミネーション面積は一目10000平方メートル(???)
(2)1平方メートルに使用されている電球の数は、(10センチ四方に1個の電球を使用していると計算すると)100個、
「なら瑠璃絵」に使われた電球の数=(2)100個×(1)10000平方メートル=100万個、
リュウちゃんの迷推理、どこまで当たっていますことやら???
「帰路」の右側に「イルミネーションの飛び地」が見えました。
リュウちゃんの眼ではよく判らなかったのですが、この「飛び地」の中心に「鹿の王」とも言うべき大きな鹿が飾られていました。
残念ながら、「鹿の王」の居る飛び地には近づけない、
さながら幻のようだ!
「帰路」の途中で、「なら瑠璃絵」のフィナーレをかざる花火大会が始まりました。動体視力も悪いリュウちゃん、花火の写真を撮るのは大の苦手、大体はシャッターを押したタイミングでは花火は終わってしまっていることが多いのです(トホホ!なのです)
以下に、何とか撮れた花火の写真をUPします。
「帰路」から「回廊」を抜けます。
「回廊」から出口への小路もイルミネーションの海です。こちらに居る動物は「イルカ」、こちらのイルミネーションは「海」も見立てられているのでしょうね。夜の海面から生えている赤い椿の花が印象に残りました。
この庭は椿の名所のようだ、
よし、今度は昼間に椿を観に行こう!
「国際フォーラム」を後にして帰路につきました。当初は春日大社などにも行く予定でしたが、国際フォーラムの瑠璃絵を堪能し、「これで十分」という気持ちになりましたので、パスしてしまいました。
下の写真は、帰路に立ち寄った東大寺南大門の「金剛力士像」(国宝)です。
夕方から3時間位、奈良公園を散策しましたが、南大門に着くまで、生きた鹿は一頭もお目にかかりませんでした。
多分、鹿は日暮れに塒(ねぐら)に帰り、夜更けの時間は就寝中なのでしょうね。
鹿は早寝早起きなのかな?
しかし、南大門の近くで、一頭の鹿を発見!
この鹿、昔のリュウちゃんと同じ、
「酔っ払いの夜更かし不良鹿」なのかな?