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リュウちゃんの懐メロ人生

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2017年07月15日
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カテゴリ:奈良散策


室生の山奥にある「吉祥龍穴」
猿沢の池から移り住んだとされる「龍の棲家」なのか?

DSCF4150.JPG

(前々々回のブログに続きです)

正午少し過ぎに「滝谷花菖蒲園」の園内で昼食を終え、次の目的地である「室生寺」まで徒歩で向かいました。

「滝谷花菖蒲園」から室生寺までは約4,5キロ、
1時間ちょっとで着く筈だ!


以下の図は、室生寺に近くにあったこの辺りの絵地図です。リュウちゃんの辿った道筋につきましては、この図を参考して下さいね。

DSCF4166.JPG

花菖蒲園の奥にある「道しるべ」に沿って室生寺方面に歩き出しました。

しかし、道筋の途中で、二手に分かれた「分岐点」に遭遇、しかも、どちらの道も「道しるべ」が無い!

どちらの道を行ったら室生寺に辿り着くのだろう?
サッパリ分からない、
よし、「山勘」で左の道を辿ってみよう!


左の道を下ったところに、二車線の舗装された道路があり、道路の脇には小さな川が流れています。

川の上流を目指せば、室生寺に着く筈だ。

ということで、川の上流方向に歩き始めたのです。

行けども行けども、道沿いには人家はおろか、道しるべも無い!
本当にこの道は室生寺に続いているのだろうか?


半信半疑で歩いていますと、前方にトンネルが見えてきました。
下の写真は、トンネルの入り口にある小さな滝です。

DSCF4141.JPG

トンネルを歩くのはちょっと怖いな、
このトンネル、どれ位長いのだろう?
トンネルを抜けると「雪国」か(笑)、室生寺か?


後戻りは出来ないので、トンネルに向かって突進しました(笑)

DSCF4142.JPG

トンネルを入ってしばらく歩いた所に以下のような「標識」を発見、

(出口まで1560m)←(現地点)→(出口まで170m)

ギャ!、このトンネル、全長1730mもある!!!

後で知ったのですが、このトンネルは「室生トンネル」で、全長1737m、奈良県でもトップクラスの長いトンネルなのでした。普通は車で通過するところ、歩いて通過するという「貴重な体験」をしたのです。

約30分かけて、やっとトンネルを抜けることが出来ました。

DSCF4164.JPG

出口の目の前にあったのは「雪国」ではなく、
今回の遠足の目的地の一つ、「室生龍穴神社」だった!
ラッキー!


実はリュウちゃん、このブログの冒頭で、<次の目的地である「室生寺」>と書きましたが、本当の「次の目的地」は室生寺の先にある「室生龍穴神社」だったのです。室生寺はあくまでも通過点だったのですが、図らずも本当の目的地である「室生龍穴神社」にダイレクトに着いてしまったという次第、本当に「ラッキー!」だったのです。

下の写真は「室生龍穴神社」の前の大杉、この神社は室生寺と同じような「大杉」が何本も見られるのですが、この大杉はその一本です。
境内にも樹齢600年と云われる見事な大杉が何本も見られます。

DSCF4143.JPG

<室生龍穴神社の境内>

以下は境内の写真です。信仰心ゼロのリュウちゃん、やはり「大杉」に見入ってしまいました。

DSCF4377.JPG

DSCF4373.JPG

DSCF4374.JPG

<「連理の杉」あるいは「夫婦杉」>
2本の大杉が根元で繋がった珍しい大杉です。この杉は「連理の杉」あるいは「夫婦杉」と云われ、古くから夫婦和合のシンボルとして信仰の対象になっているようです。

DSCF4370.JPG

「龍穴神社」というくらいだから

「龍の住む穴」がどこかに在るに違いない!?

実はこの神社から約1,3キロ離れた「奥の院」に「吉祥龍穴」があり、この神社の名称の由来は、かって龍が住んでいたとされる「吉祥龍穴」に拠るようです。

よし、「吉祥龍穴」に行ってみよう!

「龍穴神社」の前の舗装された道を曽爾村の方向に500m位上ると左手に<「吉祥龍穴」まで800m>という標識がありました。標識に沿って舗装された小道を辿ります。

下の写真は、小道の途中にあった「天の岩戸」です。

DSCF4163.JPG

この「天の岩戸」
リュウちゃんの故郷・二見ヶ浦の「夫婦岩」とソックリだ!

th.jpg

(リュウちゃんの故郷、三重県伊勢市二見ヶ浦の夫婦岩)

さて、「吉祥龍穴」です。


龍穴の前には冒頭の写真のように小さい社(やしろ)があり、その先に目的の「龍穴」がありました。期待したような「神秘性」は感じられませんでしたが、いかにも「龍が住んでいた」という感じがする森の中の遺跡ですね。

DSCF4157.JPG

DSCF4155.JPG

<奈良の「龍」の伝説>
昔々、奈良の興福寺の下にある「猿沢の池」「竜宮」に通じていて、「善女龍王」という「龍」が住んでいました。

しかし、「猿沢の池」に「采女」が身を投げたため、「龍」はこの穢れを嫌い、春日山の「香山」に移り住みました。

しかし「香山」も死体の捨て場になってしまったため、やむなく「龍」は室生の山奥の「吉祥龍穴」に移り住みました。

8世紀、皇太子だった桓武天皇の病気平癒を願い、この「龍穴」で祈祷だ行われた結果、桓武天皇は無事病気平癒、これを「吉」として、「龍穴」の麓に「室生龍穴神社」が建立され、更にその後、勅命によって「室生寺」が建立されました。更に室町時代には、近鉄「三本松駅」の近くにある「海(かい)神社」に「善女龍王」が分霊されたと云われています。

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(長谷川等伯「善女龍王図」)

海の無い奈良県に「海神社」がある謎、
このような伝説から来ているのだ!


「吉祥龍穴」から山道を下り、「室生寺」に着いたのが午後3時、
室生寺のすぐ前にある「橋本屋」(下記写真の左側の茶店)で一服、

DSCF4167.JPG

「橋本屋」で山菜うどんと瓶ビール(大瓶1本)を注文、

プファ~、ビールが旨い!
室生の山中で食べる山菜うどんの味は格別だ!


一息ついた所で橋本屋のオバちゃんに聞きました。
リュウちゃん「ここから近鉄「室生口大野駅」まで歩くとしたら、どれ位時間が掛かる?」
オバちゃん「室生口大野駅まで8キロあります。徒歩では2時間半掛かりますよ!」

アチャ~、これはきつい!

切り替えの早いリュウちゃん、すぐに徒歩行は諦め、3時40分発の「最終バス」で帰りました。

下の写真は室生口大野駅の近くにある「大野寺磨崖仏」です。

うん、室生散策の終着点に相応しい歴史的遺跡だ!

DSCF4171.JPG

DSCF4173.JPG

(実はこの一週間後、女房殿の運転する車に乗って滝谷花菖蒲園~「室生龍穴神社」~「曽爾村」に行って来ました。今回のブログの「続編」として、近々ブログをUPする予定です)






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最終更新日  2017年07月16日 05時46分10秒
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