60種10万本のユリが咲き誇る「玉水ゆり園」、
ここは兵庫県・篠山(ささやま)市の「ユリの楽園」だ。
もう一か月以上も前のことになってしまいましたが、6月22日、女房殿と2人で「玉水ゆり園と六甲山カンツリーハウスを巡る日帰りバスツアー」に参加しました。
このバスツアーの「売り」は、昼食の「佐藤錦(サクランボ)食べ放題と焼きアワビ御膳」とのこと、参加料1人、8600円也、
奈良以外の地理の疎いリュウちゃん、
「玉水」といえばJR奈良線の駅名だ、
あの駅の近くにユリ園なんて在るのかな?
なんて訝しんでいましたが、実は兵庫県の篠山市にあるユリ園だということは、行った後で初めて分かったのです。
相変わらずの地理音痴なのだ。
午前8時、奈良駅集合、午前10時頃、「玉水ゆり園」に到着、
以下は「玉水ゆり園」のHPです。約15000平方メートルの敷地に、60種10万本のユリと1000本のアジサイが植えられています。
http://tamamizu.jp/yuri/
例によって当日撮影しました「ミニ・ユリ図鑑」を以下に作ってみます。
★レッドツイン
★イエローブレイス
★ビーチ
★バタブス
★コーラロビーチ
★ルノアール
★ナボナ
★エレモ
★コラレス
★カルーア
★レジギントン
★アイライナー
★レッドアラート
★ブラックチャーム
本日観た唯一の「黒ユリ」です。懐メロが大好きなリュウちゃん、「黒ユリ」といえば、昭和28年に公開された映画「君の名は」第2部の主題歌、「黒百合の歌」を思い出します。
<織井茂子「黒百合の歌」>
https://www.youtube.com/watch?v=qO35t6rBHL0
★インディアン・サマーセット
★レッドロック
★ミノ―
★ファジオ
★パームプレイス
★リッチモンド
う~ん、ユリもいっぱい種類があるのですね。
4区画ある「ユリ園」の奥に「アジサイ園」がありました。
6月下旬だったので、まだアジサイは咲き始め、
以下に小さく整えられたアジサイの写真を何枚かUPします。
★ハワイアン・ファーストレディ
このアジサイだけ、大きな名称パネルが付けられていました。
今、「売り出し中」なのかな?
「玉水ゆり園」の経営者は
「有限会社デカンショ村(ささやま玉水)」
篠山市は「デカンショ節」発祥の地だったのだ!
<春日八郎「デカンショ節」>
https://www.youtube.com/watch?v=x4LnwD_MpAg
「デカンショ節」といっても若い人は殆ど知らない唄だと思いますが、リュウちゃんが50年前に入った地方国立大学のボロい寮のコンパでよく歌いました。
当時の学生寮は、6畳一間に2人入寮、入寮と同時に先輩から酒を飲まされ、ウブなリュウちゃん、フラフラになってしまったのです。
小用は「窓ション」、つまり、トイレには行かず、部屋の窓を開けて庭に小用を足す(苦笑)、麻雀台は長方形の木製の戸で代用、大学の構内に寮があったのですが、8時半頃に始まる一限目の講義には出席したこと無し(2限目以降の講義にもあまり出席しませんでしたが~苦笑~)、同じ棟の気の合った学生でしょっちゅうコンパを開催、当時はカラオケなんて無かった時代で、車座に座って手拍子を打ちながら歌う歌は寮歌や猥歌なのでした。
当時の国立大学の授業料は年間1万2000円(月1000円)、寮費は「素泊まり」で月100円、今から思えばメチャクチャ安かったのです。
「デカンショ節」の一番は以下です。
♪~デカンショデカンショで半年暮らす
あとの半年ゃ寝て暮らす
ヨーイヨーイデッカンショ~♪
タイトルの「デカンショ」とは何か?
一説には「デカ」は「デカルト」
「カン」は「カント」
「ショ」は「ショーペンハウエル」
この歌詞、明治時代に当時の一高(現・東大教養学部)の学生によって作られたのだそうです。
中々格調高い歌詞なのだ(苦笑)
地理に疎いリュウちゃん、実はバスツアー中には、篠山市はてっきり京都府だと思っていました。リュウちゃんの頭の中の常識は、それまで、
丹波の国=京都府の北部
だったのです。
ツアーから帰り、改めて「丹波の国」をネットで調べましたところ、以下の地図が出てきかした。
「大丹波エリア」は京都市を含み、
京都府、兵庫県に渡る広大なエリアだったのだ!
1時間半ほどで「玉水ゆり園」を後にして、篠山市の武家屋敷、篠山城址を自由散策、
下の写真は武家屋敷町にあった立て札です。
<お徒士(かち)町通り 武家屋敷群>
「お徒士(かち)」とは、徒歩で戦う下級武士のことで、近代の軍隊でいえば「下士官」に相当したようです(二等兵など、近代の軍隊での初年兵に相当する軍人は、江戸時代には士分を持たない足軽などが相当したようです)
東京の山手線に「御徒町」という駅がありますが、このい辺りも昔は「お徒士」の武家屋敷だったのでしょうね。
一棟の武家屋敷に立ち寄りました。
下級武士の屋敷と言えども、さすがに武士の屋敷、広い敷地と質素ですが格調ある調度品が陳列されていました。
篠山城址、
今は石垣と大書院(おおしょいん)に往時を偲ぶのみなのです。
篠山城址の近くのツアー客専用の料理店で待望の昼食、
予め支払ったツアー料金の中にビール代は含まれていませんので、リュウちゃんは瓶ビール大瓶を注文、ビール大瓶一本750円、高い!
焼きアワビ御膳、佐藤錦で豪華な昼食、
プファ~、ビールが旨い!
「デカンショ節」が歌いたくなった(苦笑)
約1時間の昼食を終え、ホロ酔い気分で次の目的地「六甲山カンツリーハウス」に向かったのでした(続きます)