天の橋立股のぞき
股から除く「逆さ天の橋立」、
絶景かな!絶景かな!?
8月23日、女房殿と2人で、
「天橋立日帰りバスツアー」に行って来ました。
「天の橋立」日帰りバスツアーに行くのは、これが3回目です。
<「天橋立」略図>
実は以前の2回は、「天の橋立」はツアーのメインの場所ではなく、「ついで」に立ち寄りしましたので、いつも「智恩寺」の近くの料理旅館で昼食で1時間少々滞在するだけだったのです。
滞在1時間少々では昼食を食べて「智恩寺」付近をちょっと散歩して終わり、
名物「股のぞき」は絶対体験出来ない!
今回のバスツアーは、メインが「天の橋立」です。
「天の橋立」で、たっぷり2時間余りを取って、「股のぞき」が体験出来るツアーなのです。
しかも参加料金が1人2990円と超格安!ちゃんと豪華(?)な昼食も付いている。
こりゃ、参加するしかないぞ(笑)
超格安の訳は、途中で立ち寄るジュエリーメーカーが大幅なタイアップをしているからのようです。「天の橋立」に着く前に、そのジュエリーメーカーに1時間立ち寄り、ジュエリーコンセルジュの怪しげなパワーストーンの話を延々と聞かされ、参加者の何人かは、高価なジュエリーを買ったようですが、リュウちゃんは全く無視しました。
朝6時半に奈良を出発したのですが、ジュエリーメーカーに立ち寄ったため、「智恩寺」の前にある料理旅館に着いたのが正午ジャスト、
「アワビ御膳」と「フルーツ食べ放題」の昼食、
リュウちゃんは勿論、ビール大瓶1本を別注、
プファ~、ビールが旨い!
宮津湾の汐の香が心地良い!
早めに昼食を終え、「股のぞき」のスポット、文珠山の頂上にある天橋立ビューランドに向かいました。ここのビュースポットは「飛龍観」と呼ばれ、対岸の「傘松公園」にある「斜め一文字」と共に「2大股のぞきスポット」なのです。
リュウちゃんの女房殿も「股のぞき」に挑戦、実は冒頭の写真は女房殿の股の間から撮った写真を180度回転させたものだったのです。
ここから撮った写真を一枚、
上の写真を「股のぞき」の要領で天地を逆さまにしてみました。
うん、こちらの写真のほうが面白いのかな?
「天の橋立」は、平安時代の恋多き女流歌人、小式部内侍の
大江山いく野の道の遠ければ
まだふみもみず天の橋立
という機知に富んだ和歌にあるように、古代から名勝地として知られていたようです。天の橋立がいわゆる「日本三景」の一つに認定されたのは江戸時代からのようです。
「股のぞき」の風習は何時頃生まれたのか?
ウィキペディアによれば、
「天橋立は『丹後国風土記』にイザナギが天へ通うために作ったものとあるように、股のぞきを行うことで、天地が逆転し、細長く延びた松林が一瞬天にかかるような情景を愉しむことができる[6]。これは吉田皆三によって明治後期ごろに観光事業活性化の一環として喧伝された手法で、観光客を通して広まったとされる」
のだそうです。
「股のぞき」の風習は明治後期からだったのだ。
平安時代の小式部内侍は「股のぞき」はしなかったのだ(苦笑)
「天の橋立ビューランド」には、高さ13mの観覧車があります。
下の写真は観覧車の一番上から撮った写真です。
「股のぞき」の場所から撮った写真よりも、いいのかな?
「天橋立ビューランド」へは、往路はケーブルカーで登り、復路はリフトで下山しました。
やっぱりケーブルカーよりリフトのほうがいいな!
文珠山を下山して、料理旅館の近辺を暫し散策、
下の写真は料理旅館のすぐ近くにある「智恩寺」です。境内にある「文殊堂」は、リュウちゃん行きつけの奈良の「安倍文殊院」、山形県の「大聖寺(亀岡文殊)」と共に「日本3文殊」とされているようです。
「天の橋立」の外海(宮津湾)と内海(阿蘇海)は、川のような水路で繋がっています。水路を行き交う船やボートの往来が盛んで、波しぶきがいつも上がっているのです。
水路の白い波しぶき、鮮やかな夏の残像だ!
午後2時過ぎに料理旅館を出発、「天橋立ワイナリー」へ立ち寄りました。
<「天橋立ワイナリー」のHP>
http://www.amanohashidate.org/wein/
ここで各種のワインを試飲、
プファ~、ワインも旨い!
海風が心地良い!
下の写真はバスツアーの最後の立ち寄り先、「阿蘇海」を臨む大きな土産物屋で撮りました。ここは「天の橋立」の北側「傘松公園」に近い場所にあります。
今回のツアーで初めて「天橋立ビューランド」の「飛龍観」の「股のぞき」を体験した。
しかし、もう一つの「股のぞきスポット」、「傘松公園の「斜め一文字」は体験出来なかった。
これは、リュウちゃんの故郷、伊勢神宮に例えれば、「内宮に参って外宮に参らない」ようなものだ。これは「片参り」だ!
実際には体験出来ませんでしたが、ネットから「斜め一文字」の写真をお借りして「股のぞき」をブログで再現します。
<通常の「斜め一文字」>
<上下逆転した「斜め一文字>
皆様、どちらの「斜め一文字」が良いでしょうか?