「滝畑四十八滝」のの名瀑「光滝(こうたき)」
ここは絶壁に囲まれた別世界!
「四十八滝」といえば、奈良人リュウちゃんにとりましては三重県名張市にある「赤目四十八滝」が先ず頭に浮かびます。パソコンの検索サイトに「四十八滝」と入力して検索しますと、一番先に出てくるのが「赤目四十八滝」、
「赤目四十八滝」は、全国各地の「四十八滝」の中でも、一番有名な「四十八滝」のようですね。
「赤目四十八滝」は子供の頃から何度も行き、当ブログでも何度も取り上げました。
「赤目」はちょっと飽きたな
近くに別の「四十八滝」はないのだろうか?
と思ってネットで調べましたところ、関西には以下の5つの「四十八滝」があることが分かりました。
★那智四十八滝(和歌山県那智郡勝浦町)
★滝畑四十八滝(大阪府河内長野市)
★有馬四十八滝(神戸市の六甲山中腹)
★筱見(ささみ)四十八滝(兵庫県篠山市)
★阿瀬(あせ)四十八滝(兵庫県豊岡市)
上記5か所の「四十八滝」の内、
一番近いのは「滝畑四十八滝」だ!
よし、善は急げ、早速行って見よう!
ということで、9月13日、例によりまして女房殿手づくりのおにぎり弁当とリュウちゃん手づくり(?)の缶ビール(2缶)をリュックに詰め、朝7時に法隆寺の家を出発しました。
JRで新今宮駅まで行き、そこで南海電車に乗り換え、河内長野駅に着いたのが8時40分、9時4分発の「滝畑ダム」行きのバスに乗ったのですが、
ありゃ、バスの乗客はリュウちゃん唯一人!
よほど人気がないのか?
貸し切り状態でVIP気分(苦笑)
9時50分、終点の「滝畑ダム」バス停到着、
下の写真はバス停で撮った山並みです。百日紅が鮮やかに咲いていました。
下の写真はバス停から200m位辿った所にある地元の農林組合が経営するレストラン兼観光案内所の傍で撮りました。広い駐車場があるのですが、
駐車している車はゼロ!
下の図は「滝畑四十八滝の案内MAP」です。このMAPで「現在地」と書いてあるのが上記のレストランなのです。
午前10時ジャスト、レストラン出発、舗装された山道を上って、最初の目的地である「光滝(こうたき)」に向かいます。
下の写真は光滝に向かう途中の渓谷です。
ちょっと水量が少ないぞ、
滝の水量も少ないのかな?
<光滝(こうたき)>
レストランから20分位で、「光滝」がある筈の「光滝寺キャンプ場」に到着、
キャンプしている人は誰もいない!
キャンプは8月で終わりになるようだ。
「光滝」に入るのは、入場料が200円掛かります。やはり地元の農林組合が運営している売店のオバちゃんに200円支払い、入場(ちなみに、入場料が掛かるのは、「光滝」だけのいようです)
しかし、光滝は全く見えない。
何処に「光滝」があるのだ?
オバちゃんの案内で、「光滝」に向かいました。オバちゃんの説明によれば、料金所から「光滝」までは徒歩7分、石ころだらけの渓流を遡ります。
えっ、この「チョロチョロ滝」が「光滝」???
こりゃ、インチキでないの!
この「チョロチョロ小滝」を更に遡った所に、やっと「光滝」が見えて来ました。
う~ん、
200円払って観に来ただけの価値がある名瀑だ!
<荒滝(あらたき)>
「光滝」の探訪を終えて、また舗装された山道に戻り、山道を上ります。この山道は滝のある渓流に沿っているのですが、車が通る道のため、渓流はいつも眼下の50m位の「谷底」にあるのです。
遡上10分で、下の写真の分岐点に到着、
鉄骨のゲートで閉じられている道が「荒滝」への道だ。
こりゃ、判りにくい!
「荒滝」も「光滝」と同じように、山道からは全く見えません。標識に従って渓谷に降り、石ころだらけの「道なき道」を進みます。
やっと「滝の尻尾」が見えてきました。
すぐに「荒滝」の全貌が姿を現しました。
「荒滝」も「光滝」と同じように、
なかなかの名瀑だ!
<御光滝(ごこうたき)>
また山道に戻り山道を上ります。「荒滝」から歩くこと20分くらいで、「御光滝」の標識が見えてきました。
標識の下の小道を30m位下ったところに、やっと「御光滝」が見えて来ました。
う~ん、「御光滝」は、一番魅力ある滝だ!
再び舗装された山道に戻り、少し遡上しますと、何と、山道から「御光滝」が見下ろせるではありませんか!
どうやら「御光滝」は山道から見える唯一の滝のようだ。
「御光滝」の頂上にあたる場所に「休憩所」がありました。
もう昼時だ、
よし、ここで昼食を摂ろう。
人っ子一人いない休憩所でリュックからおにぎり弁当と缶ビール(2缶)を取り出し、昼食、
プファ~、ビールが旨い!
「御光滝」の水音と木々の緑が心地よい!
昼食を終え、このコースの最終目的地である「夫婦滝」に向かいました。
以下の2枚の写真は、渓流の「名も無き小滝」です。
<夫婦滝(ふうふたき)>
「御光滝」から「夫婦滝」までは徒歩30分位掛かりました。
渓流に「夫婦滝」と思しき二筋の小滝が見えました。
これが「夫婦滝」???
標識もないし、ちょっと小さすぎるぞ?
これじゃ「老夫婦滝」だ(苦笑)
訝しく思いながら、更に山道を上りますと、見えました。「夫婦滝」の標識、
赤目の荷担滝(にないだき)に似た滝だ。
ちょっとスケールは小さいが風情のある滝だ。
朝10時に「滝畑ダム」バス停近くの案内書を出発、「夫婦滝」へ着いたのが午後1時ジャスト、3時間の道のりでした。
午後1時過ぎ、下山開始
この山道の周辺は杉の木が整然と植林されています。マイナスイオンがいっぱい出ているような、恰好の森林浴の場所なのです。
下の2枚の写真は「荒滝キャンプ場」の近くで撮りました。
百日紅が美しい!
もう紅葉が色づいている、
もうすぐ「秋本番」だ!
「夫婦滝」から「滝畑ダム」バス停まで、約1時間で下りてきました。
「行きは怖くて帰りは良い良い」ですね(苦笑)
14時19分発、「河内長野」駅行きのバスに乗車、
ありゃ、また乗客はリュウちゃん唯一人!
ヤバい!この分ではバス路線が廃線になりそうだ。
皆様、バスを使って「滝畑四十八滝」にどんどん行って下さいね!