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リュウちゃんの懐メロ人生

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2017年11月14日
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カテゴリ:奈良散策


鮮やかなエメラルド色の杯(さかずき)
古代の貴人たちはこの杯に何を満たしたのか?

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<緑瑠璃十二曲長杯(みどりるりじゅうにきょくちょうはい)>

今年も「正倉院展」の季節になりました。
<第69回正倉院展HP>
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/shosoin/2017shosoin_index.html


リュウちゃんが「正倉院展」に足を運ぶようになったのは、ごく最近のことで、まだ今回を含め、5回くらい通ったのみの「正倉院展初心者」なのですが、ここ数年は毎年1回は正倉院展に足を運ぶようにしています。
「正倉院展」が開催される「奈良国立博物館」は奈良公園の入り口にあり、奈良公園はリュウちゃんの「庭」のようなものなので、

簡単に行ける、

というのが毎年通うことになった最大の理由なのです(苦笑)

下の写真は、今年の「正倉院展」の看板です。

DSCF4982.JPG

今年の看板には上の写真のように3点の展示物が掲載されています。

この3点が今年のメインの展示物のようだ。

ブログ冒頭に、この3点の内、右下にある「緑瑠璃十二曲長杯」を紹介しましたが以下に後の2点を紹介させて頂きます。

<碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえばこ)>
仏・菩薩への献物を入れた箱です。底の部分に「千手堂」とと書かれており、かって東大寺にあった「千手堂」で使われていたもののようです。

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<槃龍背八角鏡 (ばんりゅうはいのはっかくきょう)>
2頭の龍が絡みつくように天に昇る図がデザインされた銅製の鏡です。この鏡は、正倉院の最初の献納品目録である「国家珍宝帳」全650余点に含まれている、正に「お宝中のお宝」の一つのようです。

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※「国家珍宝帳」とは、
★聖武天皇は天平勝宝8年5月2日(756年6月4日)に崩御しました。同年6月21日、光明皇太后は夫である聖武天皇の七七忌(なななのかき、現在の四十九日)に際し、天皇寵愛の品650点、及び60種の「薬物」を東大寺の大仏に奉献しました。
★この「最初の奉献物」を記載したのが「国家珍宝帳」で、ここに記載されている宝物650点余はいずれも聖武天皇寵愛の品ということで、「正倉院宝物」9000余点の内、最も初期かつ最も重要な宝物であると云えそうですね。


<(再掲)緑瑠璃十二曲長杯(みどりるりじゅうにきょくちょうはい)>

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長径22,5cm、短径10,7cm、高さ5cmの小さな鉛ガラス製の杯(さかずき)です。ササン朝ペルシャに起源がある杯のようですが、中国(唐)製と推定されています。

呑ん兵衛のリュウちゃん、杯の文様よりも、以下のことに興味をそそられてしまいました。

この小さな杯で飲んだ酒は何だったのか?
当時、まだ「清酒」は無い、
まさか「濁酒(どぶろく)」ではないだろう、
とすると「ぶどう酒(ワイン)だったのか?


確たる根拠は全く無いのですが、リュウちゃんは「ワイン説」を取ります。


根拠は以下の2点です。
(1) この杯がササン朝ペルシャ起源の製品であるとすれば、杯に満たすワインも遣唐使を通じて日本に輸入されていた可能性がある。
(2) 橿原考古学研究所・菅谷文則所長の「飛鳥・奈良時代の朝廷と酒文化」という講演の中に、以下のような話が出てくる。「聖徳太子の時代、日本でもワインが造られたかも知れない。現に桜井市の上之宮遺跡を発掘した時、大量のブドウの種が出てきた。分析したところ、栽培種であることが分かった。ということで、奈良時代にワインがあったのだろうか、天皇はワインを飲まれたのだろうか、といったロマンに満ちた研究もしてみたい」


う~ん、やっぱりワインだったのかな?

以上、看板に出ていた3点の展示物を紹介しましたが、以下にもう数点、今回の展示物を紹介したいと思います。

<羊木臈纈屛風 (ひつじきろうけちのびょうぶ)>

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<金銅水瓶 (こんどうのすいびょう)>
金メッキの銅製水差しです。
まるで「アラジンの魔法のランプ」のようだ!

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<玉尺八 (ぎょくのしゃくはち)>
現在の竹製の尺八と違い、大理石製の尺八です。
展覧会会場に流れていた笛の音楽、この尺八で演奏されたのかな?

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<漆槽箜篌 (うるしそうのくご)、現物と再生図>
(くご)とは、古代の東アジアで使われたハープの一種です。ハープは最も古い楽器で、ルーツは紀元前4000年のエジプトまで辿れるのだそうです。

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※正倉院」の数々の「楽器」と「雅楽」
「正倉院」の宝物には、上記の「尺八」、「箜篌」の他に、「琵琶」、「阮 咸」(げんかん、リュート属の弦楽器)、笙(しょう、パンパイプのような笛)、「太鼓」など、多数の楽器があります。
これらの楽器は、古代のオーケストラである「雅楽」に使われたようです。
「日本の雅楽」は大宝元年(701年)の「大宝令」によって「雅楽家」が創設され、天平勝宝4年(752年)の「東大寺大仏開眼法要」では、雅楽が大規模に演じられたようです。

正倉院の楽器は大仏開眼に立ち会っていた!

例年、「正倉院展」は大混雑します。会場前に並んで入場まで「1時間待ち」はあたりまえ、時には「2時間待ち」を覚悟しなければなりません。

今年は朝9時に会場に着いたのですが、
何と、たったの「5分待ち」!

すんなりと入場出来たのでした。

やはり今年の展示物が地味だったためなのかな?

下の写真は、博物館の1階にある喫茶室です。

「正倉院展」の鑑賞を終えた人は、ここで「まったり」、

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朝9時に「正倉院展」に入場し、10時過ぎに博物館を出ました。

天候絶佳、よし、奈良公園を散歩しよう!

「正倉院展」の開催されている奈良国立博物館の裏側の道を辿り、春日大社の境内に入りますと、右手に「夏の鹿寄せ」で有名な「飛火野エリア」に出ます。

快晴の飛火野、心が洗われる!

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飛火野のシンボルのクスノキの巨木も素晴らしい!

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<新薬師寺十二神将>
飛火野から徒歩20分位で、「十二神将」で有名な「新薬師寺」に至ります。

下の写真は新薬師寺の門前にある「鏡神社」です。

少し紅葉が色づいて来た。

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新薬師寺の本堂、ここに、お目当ての薬師如来と、、薬師如来を取り囲む「十二神将像」が鎮座しています。

DSCF4995.JPG

本堂に入ります(本堂内は撮影禁止なので、以下の写真はネットからお借りしました)

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「十二神将」にうつきまして、詳しくお知りになりたい方は以下の<新薬師寺公式HP>をご覧下さいね。
http://www.shinyakushiji.or.jp/junisinsho/



<伐折羅(バサラ)大将=金剛力士>
「十二神将」の内、一番人気の「伐折羅(バサラ)大将」です。

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塑像、像の高さ163cm、奈良時代(8世紀)に制作された「国宝」です。

バサラ大将の干支は戌(犬)、リュウちゃんと同じだ!

バサラ像は現在は表面の色が剥げ落ちていますが、オリジナルはどんな着色がされていたのか?
オリジナルの着色を再現したのが下記の写真です。

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オリジナルのバサラ大将はジャングルに咲く原色の花のようだ!

新薬師寺を出たのがちょうど正午、

お腹が空いた、どこかで昼食にしよう。


この日は、女房殿と2人でお出掛けしました。恒例の「おにぎり弁当」と「缶ビール(2缶)」は持参しませんでしたので、新薬師寺の近くの「破石町バス停」の傍にある蕎麦屋で昼食、

プファ~、ビールが旨い!
山菜蕎麦はビールのツマミにピッタリだ!


<奈良のピラミッド?「頭塔(ずとう)」>

蕎麦屋のすぐ近くに、リュウちゃんがこれまで足を運んだことが無かった史跡「頭塔(ずとう)」があります。

<空から見た「頭塔」全景>
正に、日本のピラミッドだ!

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「頭塔」は一辺30m、高さ10m、7段の石積みの「塔」です。

東大寺の「お水取り」の創始者で、二月堂の創建者である奈良時代の僧、「実忠(じっちゅう)」によって造営され、天平時代の学問僧「玄防(げんぼう)」の首塚であるという伝承があります。

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居ながらにしてピラミッドが見られる、

奈良は凄い所なのだ!








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最終更新日  2017年11月15日 17時30分58秒
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