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リュウちゃんの懐メロ人生

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2017年12月18日
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カテゴリ:京都散策
​​​​​​​​​​​​​​
境内に3000本のカエデの木、
至る所、「錦秋の里」
さすが「紅葉の永観堂」!


​​​(前回のブログの続きです)​​​​

​午前11時、冒頭の写真の禅林寺(永観堂)の「総門」に着きました。​

​​総門前から、ここは「錦秋の里」なのだ!
​​
「総門」から料金所である「中門」まで、長い人の列が出来ていました。
下の写真は、並んだ行列に右手の紅葉です。

​​​う~ん、入場する前に紅葉を堪能した!​​​














​​「総門」から10分位で、料金所の「中門」に入場することが出来ました。​​

以下の図は「永観堂の伽藍図」です。上の「スケッチ図」では判りにくいので、簡略化された「伽藍図」を追加しておきます。



​​<禅林寺(永観堂)について>​​

(創建):853年(仁寿3年)
(開祖):真紹僧都(「空海(弘法大師)の高弟)
(創建の経緯):空海の高弟である真紹僧都は、真言宗の寺の建立を志し、853年(仁寿3年)、歌人・文人であった藤原関雄(ふじわらのせきお)の山荘を買い取り、ここを真言の寺院とした。10年後の863年(貞観5年)、清和天皇により定額寺としての勅許と「禅林寺」の寺号を賜り、公認の寺院となった。
当初、真言の道場として出発しうた禅林寺は、中興の祖とされる7世住持の「永観(ようかん)」(1033年~1111年)によって念仏の寺へと変貌、以後、禅林寺は「永観堂」と呼ばれるようになった。

「永観(ようかん)律師」の名前が由来の「永観堂(えいかんどう)」
はて?????

「永観堂」は平安時代の藤原関雄の山荘だった頃から紅葉の名所として知られていたようです。

約1万坪の境内にカエデの木が3000本も植えられている!???
あの広大な吉野の桜でも上・中・下併せて3000本、
本当かな???

ちょっとアバウトな計算をしてみます。
​永観堂の敷地面積が1万坪、内、建物の床面積が大体3000坪、残り7000坪の内、境内の道や「放生池」などで2000坪、残り5000坪が樹木が植えられる面積、

5000坪の面積の地面に3000本のカエデがあるとすると、カエデ1本あたりの平均地面面積は1,67坪=5,5平方メートル=畳3畳教強、​

​​う~ん、カエデ3000本を植えることは可能のようだ。

いよいよ境内に入りました。
永観堂は建物の部分を除き、正に紅葉一色、

リュユちゃんも夢中で写真を撮りました。以下、大体の撮った場所を書いて写真をUPしてみます。

​<「大玄関」「釈迦堂」周辺の紅葉>​











​<「御影堂」、「開山堂」周辺の紅葉>​​
「御影堂」は永観堂の中で最大の建物なのだそうです。ここには、宗祖・法然上人(1133年~1212年)が祀られているのだそうです。​

​​あれ?​​
永観(ようかん)律師が禅林寺を「念仏の寺」に変えたのは、延久4年(1072年)から康和2年(1100年、この年に永観律師は禅林寺を辞任、東大寺の別当に転じた)まで、浄土宗の元祖・法然上人が生まれたのは長承2年(1133年)、

法然上人は永観律師の死後に生まれた、
何やら平仄が合わない???

​​<「多宝塔」周辺の紅葉>​​
​永観堂の「多宝塔」は「開山堂」の上にあり、永観堂の伽藍の中では一番標高の高い場所に建てられています。​

下の写真は「開山堂」から「多宝塔」へ上がる石段です。


​「多宝塔」の直下に上りますと、
「灯台下暗し」ですね。​


​以下の写真は、
「放生池」の辺りから「多宝塔」を撮ったものです。​
​「多宝塔」はここからの眺めがベストなのだ!​


​​<「臥龍廊」を渡り、「阿弥陀堂(本堂)」へ>​​
​高低差の大きい境内の建物をつないでいる長い廊下が「臥龍廊」です。
リュウちゃん夫妻、「開山堂」から「阿弥陀堂」まで、この「臥龍廊」を伝って歩いたのです。

「臥龍廊」から観る紅葉、
絶景!また絶景!












​<「阿弥陀堂(本堂)の本尊「みかえり阿弥陀」>

頭部が正面を向けず、左に向けている極めて珍しい阿弥陀如来の本尊様です。

​伝説によれば、​
​「50歳の永観が日課の念仏を唱えつつ、阿弥陀如来の周囲を行道していたところ、阿弥陀如来が須弥壇から下り、永観と一緒に行道を始めた。驚いた永観が歩みを止めると、阿弥陀如来は振り返って一言、「永観遅し」と言ったという。本寺の阿弥陀如来像はそれ以来首の向きが元に戻らず、そのままの姿で安置されている」​
のだそうです。

​​<「鐘楼」、「永観堂幼稚園」周辺の紅葉>​​




この辺りの紅葉も絶景です。

​下の写真は隣接する「永観堂幼稚園」の敷地内の紅葉です。​

この巨木、「榧の木」なのかな?

​​
​​<「放生池」周辺の紅葉>​​
​​「阿弥陀堂」の石段を下り、
「極楽橋」を渡ると、右手に「放生池」が広がります。​​






​ここの紅葉が、永観堂に紅葉の一番の「見所」のようです。池の辺りに茶店があり、大勢の見物客で賑わっていました。夜はライトアップされた紅葉を楽しめるようです。​


​​<「画仙堂」、「南門」周辺の紅葉>​​
「永観堂」紅葉散策のゴール地点です。












​リュウちゃん、京都の紅葉狩りは、これまで「嵐山」、「東福寺」、「清水寺」、「高台寺」、「伏見稲荷」などに出掛けたことがありましたが、それらの高名な京都の紅葉の名所を比べても、今回の「永観堂の紅葉」は​ダントツ​に素晴らしかったのです。
​​永観堂の紅葉、最高!!!
​​
午後1時頃、永観堂を出て、「蹴上」駅近くのレストランで遅い昼食、

プファ~、ビールが旨い!
紅葉の残像がビールのオツマミなのだ(笑)
​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2017年12月18日 21時49分05秒
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