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リュウちゃんの懐メロ人生

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2019年04月05日
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「見下ろし茶屋」からの名張川の光景
ここは「月ヶ瀬梅渓」随一の
「インスタ映えスポット」だ!



​3月20日、やっと「月ヶ瀬梅渓谷」に行くことが出来ました。​
 
本当は3月15日あたりに行きたかったのですが、天候不順の日が続き、行く機会が20日にズレ込んでしまったのです。

新聞の「梅便り」では、まだ満開だが、
本当に満開なのかな?

例によりまして女房殿お手製の「おにぎり弁当とリュウちゃんお手製(?)の缶ビール(2缶)をリュックに詰めて、午前8時半に家を出発、JR奈良駅9時10分発の月ヶ瀬行きのバスに乗りました。

以下は「月ヶ瀬ウォーキングマップ」です(全体マップ)



上のマップの中で、一般的に「月ヶ瀬梅渓」として観光名所とされている所を拡大したのが以下のマップです。
(拡大マップ)



​​​リュウちゃんもいつもは下の「拡大マップ」の所しか行かないのですが、今回は上掲の「全体マップ」の左端にある「龍王の滝」から歩いて「拡大マップ」の所に行こうという計画を立てていましたので、「拡大マップ」の梅林の始発点である「尾山」バス停のかなり手前の「太郎谷」バス停で下車、先ず「龍王の滝」に行ってみました。​​​
 
 
​<龍王の滝>​​



​落差約10mとされていますが、この日見た限りではせいぜい落差5m以下、「小滝」です。でも、この滝の周囲はちょっとした「深山幽谷」、伝説によれば,かの修験道の始祖「役小角」(えんのおずぬ=役の行者)がここで修業したとされています。​



​​<龍王梅林>​​
 
 
「龍王の滝」のすぐ近くにある小梅林です。





​​<谷崎潤一郎の歌碑>​​
「龍王梅林」の中に、谷崎潤一郎の歌碑があります。



​リュウちゃん、歌碑の文字は殆ど読めないのですが、歌碑の下に「釈文」が書かれていましたので、以下に歌碑に刻まれている短歌を書いてみます。​

わが宿の梅のさかりをよそにして
訪ねてぞ来し月ヶ瀬の里​​
 
この歌は昭和4年3月に、谷崎が月ヶ瀬梅渓を訪れた時に詠まれたものだそうです。
この歳の秋、谷崎は改造社から刊行された「日本地理体系」近畿編の月ヶ瀬の写真に対して、以下のような文章を寄稿しています。

​「名所というものは行ってみると、さほどでもないところが多い。けれど昔から吉野と並び称される月ヶ瀬の梅ばかりは、まことにその名にそむかない。いつから有名になったのかはよく知らないが、恐らく頼山陽や斎藤拙堂の詩文によって、一層著聞するようになったのであろう。あの五月川(名張川のこの辺りを五月川と呼ぶ)の水を挟んで延々一里に余る渓谷に、真珠の粒をばらまいたような萬朶の花(ばんだのはな=多くの花)の香る景色を、私は毎年早春頃になると思い出す。今年も行ったし、二、三前にも行ったが又、来る年も来る年も、暇さえあれば何時でも行きたいと思う」​

リュウちゃんのモットーは
「梅は月ヶ瀬、桜は吉野」、

谷崎のモットーも
「梅は月ヶ瀬、桜は吉野」

リュウちゃんの感性は
谷崎と同じなのだ!(苦笑)
​​<白鬚の梅>​​
土産物店「湖畔の里・つきがせ」の入り口にある梅の古木です。樹齢約400~500年、奈良県指定の天然記念物です。



​​<奥の谷梅林>​​
「龍王梅林」に続く小さな梅林です。





​​<コケ石梅林>​​
この梅林も、「奥の谷梅林」から続いている小さな梅林です。「月ヶ瀬梅渓」という名称は、この辺りの梅林の総称で、実際には、このような小さな梅林が複数存在しているのです。





​<松尾芭蕉句碑>​​
名張川に面した「コケ石梅林」から道路を隔てた対面の急な山道を登ったところに「芭蕉句碑」があります。



上記の句碑には、以下の句が刻まれています。

​​ 春もやや けしきととのふ 月と梅​​

​松尾芭蕉は、月ヶ瀬に隣接する「伊賀国」​(​現在の三重県伊賀市)の出身です。​

伊賀国から月ヶ瀬までは直線距離で、大体20キロ以内なので、上記の句は当然、芭蕉が月ヶ瀬で詠んだ句だと思われるのですが、芭蕉が月ヶ瀬を訪れたという確証はなく、それどころか、この句が「芭蕉の句」であるという確証もないのだそうです。
 
何となく、
句のムードで建立したのかな?

​<宮之芝梅林>​
「月ヶ瀬梅渓」のシンボルの一つである「月ヶ瀬橋」の横手にある小さな梅林です。

​​ここの梅はほぼ終わっていた、
残念!​​



​<月ヶ瀬橋>​​







​​「龍王梅林から「宮之芝梅林」まで県道沿いに続く「下の梅林」散策を終えて、「月ヶ瀬橋」を渡り、尾山地区にある「上の梅林」に向かいます。​​

​​「下の梅林」は殆ど終わっていたが、
「上の梅林」はどうなのかな?​​
 
 
下の写真は、「月ヶ瀬橋」から「上の梅林」がある「尾山」に上って行く途上で、名張川の対岸の梅を見下ろしたものです。

この梅林の眺め、素敵だ!
今回も行けなかった、残念!



やっと「上の梅林」の起点である「尾山地区」に到着しました。



上の写真の石碑の横にある店は「小谷商店」という土産物店です。

​<小谷商店の裏庭のしだれ梅>​​
 
おお!ここのしだれ梅は満開だ!
紅白のしだれ梅+山茱萸(サンシュウ)
の「黄」のコラボが素敵だ!













​​<真福寺>​​
​小谷商店の前の急坂を10分位上ると、そこは「上の梅林」の頂上部の「真福寺」です。創建は治承2年(1178年)、
「月ヶ瀬梅林発祥の地」と云われている古刹です。​



​​真福寺の庭も、
しだれ桜と山茱萸のコラボが美しい!​​







​<姫若の梅>​​
真福寺の本堂の左手にある梅の老木です。



この老木の手前に、由来を書いた碑が立てられています。
​​「1331年(元弘元年)後醍醐天皇が難を逃れて笠置山に身を寄せられた折、女官の一部が月ヶ瀬方面へ逃げ、その1人姫若が園生(そのう)の森で倒れていたところを村人に助けられ、「真福寺」に近い「姫若塚」付近に住まわせてもらい滞留しましたが、姫は村人に感謝し、ここに梅の木を植え、その熟れた梅を用いて口紅を作る技(わざ)を村人に教え、また青梅を乾かして燻製(くんせい)にした墨梅(すみうめ)、つまり烏梅(うばい、紅染めの媒染剤、薬料)を作り、京都へ売りに行って、儲けさせたと云われ、1640年代(正保年間)村が梅の里になりました」​​

「碑」には「梅若の梅」の樹齢は書かれていませんが、後醍醐天皇の時代に植えられたとしますと樹齢約700年になりますね。

樹齢700年だとすれば、
「梅若の梅」は日本一長寿の梅だ!?

<一目八景・見下ろし茶屋>
「真福寺」から、ほぼ真下にある「見下ろし茶屋」に向かいます。

ここは正に月ヶ瀬梅渓随一の絶景スポット、
随一の「インスタ映え」スポットだ!

リュウちゃんはインスタグラムはやらないのですが、インスタグラムをやっておられる皆様、「月ヶ瀬」に来られたら是非、ここからの絶景をインスタグラムで公開して下さいね。









​​<帆浦梅林>​​
「帆浦梅林」は「真福寺」本堂の下の斜面に広がる大きな梅林です。

もう午後1時だ。
お腹が空いた。

で、「帆浦梅林」の中腹部にある休憩所で遅い昼食、

プファ~、ビールが旨い!
梅の香が
ゴージャスな「ツマミ」なのだ!





​​<梅林公園>​​
ここには2階建ての大きな展望所と「品種園」のある憩いの場所です。
​「天神梅林」に続く赤い小橋と梅のコラボが美しい!​



​「品種園」の石碑の前の「呉羽枝垂」が美しい!​




​​<天神梅林>​​
いよいよ「上の梅林」のゴール地点である「天神梅林」に到着しました。
 
​​実はリュウちゃん、「月ヶ瀬梅渓」の中では、この「天神梅林」が一番好きな梅林で、いつもはこの梅林の下で「プファ~、ビールが旨い!」とやるのですが、今回は「下の梅林」から散策しましたので、
「プファ~!」は手前の「帆浦梅林」でやることになったのです。​​










​​今年も梅の間に
「蝋梅」が咲いていた!




いけない!
もう午後2時過ぎだ。
午後3時12分「尾山バス停」発の
奈良行き最終バスに間に合わない!

で、天神梅林から急いで尾山に引き返しました。

な~んだ、
15分で尾山に着いた。

で、昨年行った茶店で、草餅の「お焼き」で一服、
この店の看板娘が今年も笑顔で出迎えてくれました。



時間がありましたので、尾山バス停近くの公衆トイレに立ち寄りました。



このトイレ、何と、ヴィバルディのイ短調のヴァイオリン協奏曲がBGMとしてハイファイのきれいな音で流れていました!
ここをクリック
 
「月ヶ瀬梅渓」とヴィバルディ、
素敵なコラボなのだ!
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最終更新日  2019年04月05日 18時43分02秒
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