2230712 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

リュウちゃんの懐メロ人生

リュウちゃんの懐メロ人生

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
全て | 音楽・歌謡曲・懐メロ | 懐メロカラオケ | 懐メロ歌謡曲・カラオケ | 橋幸夫 | 美空ひばり | フォト・花・伊勢神宮 | フォトブログ・曽爾高原 | フォト・花と実・斑鳩の里 | 日本映画・小説 | フォトブログ | SF映画 | 猫のフォトブログ | 株・日本航空 | 音楽・紅白歌合戦 | 日本映画(邦画) | 外国映画(洋画) | SF・天文学 | 童謡・唱歌・歌曲 | 唱歌・抒情歌・童謡 | バンクーバー冬季オリンピック | フォトブログ・園芸、春咲く花 | 梅・桜・花のフォト | 国内旅行 | 歴史・奈良遷都 | のだめカンタービレ・クラシック音楽 | バラの花のフォトブログ | 花遍路・花のフォトブログ | スポーツ | クラシック音楽 | 洋楽ポピュラーミュージック | 時事問題 | 芸術・陶芸 | 原発問題 | 奈良散策 | 藤の花 | 京都散策 | 将棋・藤井聡太四段 | ブログ | 美術鑑賞 | 葛飾北斎 | 紅葉狩り | NHK朝ドラ「エール」、古関裕而 | 将棋・藤井聡太 | 東京オリンピック、パラリンピック | 巨樹探訪 | 将棋・藤井聡太5冠 | 寒牡丹と冬牡丹 | 梅行脚 | 河津桜 | 桜行脚 | 孫姫4姉妹 | アジサイ行脚 | ハスとスイレン | 馬見丘陵公園の花 | 長浜盆梅展 | 奈良県の河津桜 | 三重県の梅の名所「鈴鹿の森庭園」「いなべ農業公園梅林」 | 月ヶ瀬梅渓 | 醍醐寺の桜 | 2つの「吉野の桜」 | 函館「五稜郭」の桜 | 大和葛城山のヤマツツジ | 近江妙連 | 西ノ京ロータスロード | 歌川広重 | 咲くやこの花館 | 海遊館 | 明日香村の彼岸花
2019年11月04日
XML
カテゴリ:日本映画(邦画)
​​​​​​​​​​​​​
ああ、リュウちゃんの永遠のマドンナ
八千草 薫様が逝ってしまいました。
リュウちゃんの「思春期」も終わりました。





​2019年10月24日、
八千草 薫様が膵臓癌のためにお亡くなりになりました。​
享年88歳、年齢を重ねられても、何時までも娘時代と変わりないほんわかとした雰囲気と声を保ち続けていた稀有な女優さんでした。

​​リュウちゃんが初めて薫様を観たのは、昭和36年にNHKで放映された単発テレビドラマ「三四郎」でした。このドラマは、夏目漱石の「三四郎」をドラマ化したもので、主人公の小川三四郎を石濱 朗(いしはまあきら)、三四郎のマドンナ・里見 美禰子を薫様が演じていました。​​

何という美しい女性なのだ!
何という上品な女性なのだ!
何という可憐な女性なのだ!

​小川三四郎のマドンナは、このドラマ一発でリュウちゃんの「永遠のマドンナ」になったのです。​

このドラマ放送時に、薫様は30歳、リュウちゃんより15歳年上だったのです。
​残念ながらこのドラマの画像は、ネットにはありませんでしたので、後年リュウちゃんが衛星放送からコピーした1955年の映画「夏目漱石の三四郎」(中川信夫監督、山田真二主演)のテレビ画面から撮影した写真を以下に貼り付けます(綺麗に撮れませんでした。薫様には申し訳ない次第です)​











<映画「宮本武蔵」>
​​
​​八千草 薫様の代表作といえば、やはり1954年~1956年にかけて製作された稲垣 浩監督の「宮本武蔵三部作」です。この映画で薫様は、三船敏郎扮する武蔵をひたすら恋慕う「お通さん」を熱演されました。薫様芳紀23歳~25歳の時の名作です。尚、この映画の第1作は第28回アカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画)受賞しました。​​

この映画の薫様の美しさは、以下の「予告編」でも十分に分かりますね。
<映画「宮本武蔵」予告編>
 
​​​この映画が公開された時、リュウちゃんは8歳~10歳、小学校3年生~5年生でした。当時リュウちゃんは故郷の田舎の集落に毎月1回だけ来る「巡回映画」にハマていたのですが、ここで上映されるのは、大抵、東映のチャンバラ映画が殆どで、格調高い東宝映画は全くといっていい程、上映されませんでした。当時、ちょっとマセていたリュウちゃんは、主役の中村錦之助や東千代之助よりも、高千穂ひづるや桜町弘子、大川恵子などの「お姫様女優」により魅かれたのです。

薫様の「お通さん」にお逢いしたのは、
もっと先の話、

だったのです。
​​​
以下にネットから拾いました「お通さん」の画像を幾つか貼り付けます。











​<映画「旅はそよ風」>​​
巨匠・稲垣 浩が「宮本武蔵」の1年前に製作したコメディ時代劇。この映画、リュウちゃんは未見なのですが、You-Tubeに以下の映像を見つけました。
​​唄う薫様、素敵だ!
​​
​​薫様は元タカラジェンヌなので、当然、歌も歌える筈ですね。後出する映画「蝶々夫人」では、アリア「ある晴れた日に」を参考のために吹き込み、それを製作地のイタリアに送ったのだそうです。​​

​リュウちゃんは以前、「薫様の歌のレコード」をちょっと探したことがありましたが、残念ながらなかなか見つけることが出来ませんでした。​

でも、1曲だけ発見したのです!
​​
​その歌は、1997年に日本コロムビアから発売された「SP盤復刻による日本映画主題歌集(11)戦後編(1953~1954)」というCDの10曲目に収録されていました。


歌のタイトルは​「旅はそよ風」​
映画に主演した大谷友右衛門とのデュエット曲だったのです。
残念ながらYou-TubeにはUPされていませんでしたので、ここに貼り付けることは出来ませんが、興味のある方は上記CDをお買い求め下さいね。

​​​<映画「蝶々夫人」>




(この写真は再掲)

​​1954年公開、プッチーニの有名なオペラ「マダム・バタフライ(蝶々夫人)」をそのまま映画にした日本・イタリアの合作映画で、撮影はイタリアの著名な「チネチッタ・スタジオ」で撮影され、薫様もこの映画の撮影のため、ローマに長期滞在しました。監督は「カルタゴ」、「ポンペイ最後の日」などで有名なカルミネ・ガローネでした。​​

オペラ「マダム・バタフライ」を欧米の歌手で上演する場合、着物の着付けや日本の家屋などのセットがメチャクチャで、歌はともかく、日本人がこのオペラを観る場合、殆どはこの着物の着付けやセットのメチャクチャさに気を奪われて素直に楽しめない、という状況がありましたので、この映画は、そのあたりを正すために、薫様を蝶々夫人を演じてもらったという企画意図があったようです。尚、薫様はタカラジェンヌとして歌を歌う経験があったとはいえ、このタイトルロールを歌いきることは不可能と判断されたのか、薫様の歌うシーンはイタリアのソプラノ歌手・オリエッタ・モスクッチによって吹き替えられました。

リュウちゃんがこの映画を観たのは、ごく最近です。衛星放送で放映されたものをDVDで録画して、やっと観るこのが出来ました(この時に上述の「三四郎」と「若い瞳」も録画することが出来ました)。

以下に、テレビから撮った「蝶々夫人」の写真を何枚か貼り付けます(綺麗に撮れませんでした。薫様には申し訳ない次第です)







リュウちゃんの​映画の感想と致しましては、
「薫様は期待通りの美しさだったが、吹き替えたモスクッチの「歌」と可憐な薫様とが全くシンクロせず、映画としてはガッカリ、声が細くても、アリアだけでも薫様本人が歌って欲しかった」です。​

​​(余談)​​
​チネチッタ・スタジオで「蝶々夫人」が製作される2年前、このスタジオではオードリー・ヘプッバーン主演の「ローマの休日」が製作されました。

(オードリー・ヘプバーン)

オードリー・ヘプバーンは昭和4年生まれ、薫様より2歳年上です。薫様がチネチッタで「蝶々夫人」を撮影した時の年齢は23歳頃、ということはヘプバーンがチネチッタで「ローマの休日を撮影した時の年齢も、23歳頃ということになりますね。

​リュウちゃんは高校生の時に劇場で「ローマの休日」を観て、一遍にヘプバーンのファンになりました。。この頃は薫様とヘプバーンはリュウちゃんの「2大ディーバ(女神)」だったのです。​

丸顔、つぶらな瞳、
絵に描いたような清純無垢の容姿、
​若い頃の薫様とヘプバーンは
よく似ている!​

​<映画「男はつらいよ~寅次郎夢枕」>​​

​​昭和47年に公開された「寅さんシリーズ」第10作目の映画です。薫様はこの映画で、マドンナの「お千代さん」を演じました。映画公開時に薫様は41歳。結果、歴代最年長のマドンナとなりました(第18作、「寅次郎純情詩集」のマドンナ、京マチ子は薫様より7歳年上なのですが、この映画は単一のマドンナではなく、壇ふみ演じる雅子先生との2人マドンナだったのです)​​
 
<映画「男はつらいよ~寅次郎夢枕」トレーラー>

例によりましてネットからお借りしました写真を貼り付けます。











​リュウちゃんは「寅さんの大ファン」で、この時期、公開された9作品は全て劇場で複数回観ていたのですが、憧れの薫様がマドンナを演じるとあって、勇んで公開初日にこの映画を観に行きました。​

​この映画、劇場のスクリーンで初めて薫様にお目にかかった記念すべき映画になりました。
​「お千代」さんは寅さんの幼馴染、離婚して、「とらや」の向かいで美容院(寅に言わせれば「パーマネント屋」)を営む中年女性、小学生の息子がいるのですが、親権は相手方に渡っていて滅多に会えない、たまに息子が訪ねて来ても会える時間はほんの少し、会ったあと、涙をボロボロこぼして美容院に帰ってきますが、寅たちがそれを慰める、といったシーンが印象に残りました。
​役柄の上か、ちょっとやつれたメーキャップでの映画出演だったのですが、それでも歴代マドンナの中では「最高ランクの美女」なのでした。​

​今年の年末、
「男はつらいよ~お帰り寅さん」という新作が公開されます。​
 
​山田洋次監督によれば、
「お千代さん」もこの映画に登場するとのこと、​

寅さん大ファンのリュウちゃん、今から大期待して封切りを待っているのです。

​​(余談)​​
リュウちゃんに長女が生まれた時、薫さまの本名をそのまま平仮名にして命名しました。また長男が生まれた時には、「お千代さん」の息子の役名をそのまま命名したのです。

​​<映画「田園に死す」>​​
昭和49年に公開された寺山修司原作・脚本・監督による前衛映画です。
 
<映画「田園に死す」予告編>



​薫様はこの映画で、人妻「化鳥(けちょう)」を演じています。化鳥である薫様は、主人公の少年と「駆け落ち」するのですが、途中、別の男と「情死」してしまうのです。​

​​「化鳥」とは、「怪しい鳥」、「不気味な鳥」の意ですが、この映画の「化鳥」は泉鏡花の小説「化鳥」に登場する「羽の生えた美しいおねえさん」の意味だと思われます。狂人のような人ばかり登場するこの映画で、薫様の演じた「化鳥」は、正に一服の清涼剤、掃き溜めに鶴、のような感じがしました。
​​
​<映画「ディア・ドクター」>​​
2009年に公開された西川美和監督の映画、笑福亭鶴瓶の初めての主演映画、この映画は大変評判になり、同年のキネマ旬報の日本映画ベスト1位、日本アカデミー賞で10部門受賞など、数々の映画賞に輝きました。
薫様はこの時78歳、薫様もこの映画で、毎日映画コンクールで助演女優賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。
<映画「ディア・ドクター」予告編>

この映画で薫様は、映画の舞台となった小さな村で一人暮らしをしている未亡人、鳥飼かづ子を演じました。かづ子が鶴瓶ドクターの診察を自宅で受けるシーンで、リュウちゃんはウルウルしてしまいました。

あのやんごとなき薫様がこともあろうに
鶴瓶ドクターに胸をはだけて診察を受ける、

​何ということだ!​

​薫様は、実年齢相応の未亡人を演じていたのですが、リュウちゃんは年零を超越した上品で清潔な女性の「色気」を感じてしまい、ために診察シーンでウルウル・ウロウロしてしまったのです。​

薫様の上品で清潔な色気は
永遠に不滅なのだ!
​​
薫様の経歴を見ますと、「映画人」というよりは「テレビ人」なのですね。リュウちゃんは、テレビドラマは殆ど観ない人間なので、残念ながら薫様の出演したテレビドラマについては語る資格がありませんので、全て割愛いたします。

<エッセイ「優しい時間」>

​​

1999年11月に発売された薫様の初のエッセイ集です。宝塚時代のこと、「蝶々夫人」の撮影で、イタリアに行った時のこと、夫の谷口千吉監督との山歩きのこと、愛犬のこと、、などを淡々と綴った50編のエッセイ集です。

リュウちゃん、このエッセイ集は発売直後に購入し、今でも愛読しているのです。

<朗読CD「きりんのなみだ」>


​​
2003年に発売した朗読CDです。このCDはリュウちゃんの在籍していたレコード会社から発売され、しかもこのCDをプロデュースしたのがリュウちゃんの一年先輩の畏友アッちゃんだったのです!

薫様はこのCDのプロモートのため、一日だけ銀座の山野楽器本店の店頭でサイン会をされたのです。その時リュウちゃんは制作とは別のセクションに在籍していたのですが、デスクワークをホッぽり出して、サイン会を観に出掛けたのです。

初めてお逢いした薫様、
​スクリーンと同じように清楚で可愛い女性でした!

リュウちゃん、大感激!
尚、サイン会の前にアッちゃんにお願いして、前出の「優しい時間」の表紙の裏に薫様の直筆サインを頂きました。

この直筆サイン本、
今ではリュウちゃんの
「最高のお宝」なのです!

​薫様が歌っているCMを発見!​​

下記の「皇潤 数え唄」です(映像は「田園に死す」から薫様の出演シーンをピックアップして使っています。やはり薫様の化鳥は美しい!)
<皇潤 数え唄(皇潤CM)>
 
薫様の歌はひたすら優しい!
リュウちゃんも「皇潤」飲んでみようかな?
​​​​​​​​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年03月05日 14時41分18秒
コメント(34) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X