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カテゴリ:京都散策
♪~京都嵯峨野に吹く風は~♪ フォーク・デュオ「たんぽぽ」の 名歌「嵯峨野さやさや」に誘われて嵯峨野巡り リュウちゃんは今、地元の斑鳩町の公民館で「歌声サークル」で歌の指導をしています。サークルの名称は「新生フィオーレ・イカルガーナ」、通称「フィオーレ」です。 カラオケではなく、ピアノ伴奏付きでマイクを使わずに唱歌・童謡・歌曲・歌謡曲・フォークソングなどを毎回10曲程度、「丁寧に歌う」ことをモットーにしています。 毎年3月には「公民館祭り」に出演、ステージの上で4~5曲を披露します。 「公民館祭りで歌う歌」は毎年12月に会員にアンケートを募り選出することにしています。 今年の12月に集計したアンケートの結果は以下のようになりました。 (1位)「嵯峨野さやさや」 (2位)「ばあやたずねて」(海沼実の童謡)、 <「ばあやたずねて」~島倉千代子> (3位)「花の街」(団伊久磨の歌曲) (5位)「雪のお地蔵さん」(海沼実作曲の童謡) <「雪のお地蔵さん」~川田孝子> う~ん、今年もいい歌が揃った! さて、1位になった「嵯峨野さやさや」です。 ⤴ここをクリック この歌は、姉妹フォーク・デュオ「たんぽぽ」の昭和50年発売のデビュー曲です。メインボーカル:宮村保志子、ギター:宮村三代の2人組です。 (アルバム「スプリング・ハズ・カム」のジャケット) ちょっと昭和46年に「恋人もいないのに」でデビューした女性フォーク・デュオ「シモンズ」によく似ていますね。 (シモンズ) 「嵯峨野さやさや」の歌詞は4番までありまして、1番では、浄土宗のお寺「直指庵(じきしあん)」、2番では松尾芭蕉の弟子・向井去来の別荘だった「落柿舎(らくししゃ)」、3番では、苔の寺として知られている尼寺「祇王寺」が謳われます。 よし、 「嵯峨野さやさや」の歌詞に沿って 嵯峨野を散策してみよう。 という訳で、11月の末に、京都の嵯峨野・嵐山を散策して来ました。 <歌詞1番:直指庵(じきしあん)> ♪~京都嵯峨野の直指庵 旅のノートに恋の文字 どれも私によく似てる~♪ (この写真はネットからお借りしました) 「直指庵」は江戸時代の1646年(正保3年)に独照性円が没蹤庵を建てたのに始まるのだそうです。。名前の由来は独昭禅師が黄檗禅の正統さを「直指伝心」することを旨としたことによるようです。現在の建物は明治22年に再建されたものです。 「嵯峨野さやさや」の歌詞にある「旅のノート」とは、昭和30年頃から始められた本堂にある「思い出草ノート」のことです。直指庵に訪れた人達はこのノートに徒然に文章を書く、このノートは現在では5000冊を越えているのだそうです。 <歌詞2番:落柿舎(らくししゃ)> ♪~雨の落柿舎たんぼ道 藪の茶店で書く手紙 「落柿舎」は松尾芭蕉の弟子で元禄時代の俳人・向井去来(きょらい)が営んだ草庵です。「落柿舎」という名称は、ある日、周囲の柿の実が一夜にして全部落ちてしまったという由来から来ているようです。師匠の松尾芭蕉も3回に渡りこの草庵に滞在し、ここで「嵯峨日記」を著しました。 柿主や 梢はちかき嵐山~去来 <歌詞3番:祇王寺(ぎおうじ)> ♪~朝の祗王寺苔の道 心変わりをした人を 責める涙がぬらすのか~♪ 以下は「祇王寺」に因む「祇王寺祇王桜」です。 (祇王寺祇王桜) 「祇王寺」は、平清盛の寵愛を受けた白拍子(歌や舞を披露する芸妓)の「祇王」が、清盛の怒りに触れて、出家したと伝えられる尼寺です。「嵯峨野さやさや」の歌詞にある「♪~心変わりをした人を責める涙がぬらすのか~♪」は、この伝説を念頭に置いているとリュウちゃんは思いました。 萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いづれか秋に あはで果つべき ~祇王 <歌詞4番・常寂光寺・二尊院> ♪~京都嵯峨野に吹く風は 愛の言葉を笹舟に のせて心にしみとおる~♪ 「嵯峨野さやさや」の4番の歌詞は、特定の場所は出てこないのですが、リュウちゃんは勝手に「常寂光寺」と「二尊院」の2寺に治定しました。 11月に嵯峨野・嵐山を散策した際の実際の散策順路は以下のようだったのです。 JR「嵯峨嵐山駅」~「天龍寺」前~「落柿舎」~「常寂光寺」~「二尊院」~「祇王寺」~「直指庵」~「天龍寺」~「渡月橋」(嵐山)~JR「嵯峨嵐山駅」、 つまり、「落柿舎」から「祇王寺」への行程の途中に、「常寂光寺」と「二尊院」があるのです。 <常寂光寺(じょうじゃっこうじ)> (この写真はネットからお借りしました) 「常寂光寺」は、安土桃山時代末の慶長元年(1596年)に日蓮宗大本山本圀寺十六世日禎が隠棲の地として建立されました。 百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にあって境内からは嵯峨野を一望でき、境内の庭園には200余本のカエデが植えられており、秋は全山紅葉に包まれます。その常寂光土のような風情から寺号がつけられたとされています。 <二尊院> (この写真はネットからお借りしました) 「二尊院」は平安時代初期の承和年間(834–847年)、嵯峨天皇の勅により円仁(慈覚大師)が建立したと伝えられる天台宗の古刹です。山号は「小倉山(おぐらやま)」、その名の通り、小倉山の麓に建立されています。境内には、百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ「時雨亭」跡地があります。また、この寺も「紅葉の名所」なのです。 小倉山峰のもみじ葉心あれば 今ひとたびのみゆき待たなむ ~貞信公(百人一首26番) <番外:天龍寺・嵐山> 午前10時、JR「嵯峨嵐山駅」出発、天龍寺の門前を右折し、「落柿舎」~「常寂光寺」~「二尊院」~「祇王寺」と順調に巡りました。ここまでは観光客も多く、観光客の行列についていけば自動的に行けたのですが、「祇王寺」から「直指庵」までは殆ど観光客もいない田舎道、方向音痴のリュウちゃん、案の定、迷ってしまいました(トホホ!) 結局、「祇王寺」を出てから「直指庵」に着くまで、通常だったら徒歩30分の所、1時間半も掛ってしまったのです(またまたトホホ!なのです) で、「直指庵」を出たのが午後2時頃、 お腹が空いた! で、「直指庵」の近くの農産物無人販売所のベンチで遅い昼食、 プファ~、ビールが旨い! 初冬の風が心地よい! で、スタート地点の「天龍寺」に着いたのが午後3時、既に太陽は嵐山の彼方に沈んでしまい、夕闇が迫ってきました。 <天龍寺> 天龍寺は京都五山の筆頭とされる古刹です。創建は室町時代の康永4年(1345年)、足利尊氏が「かたき」であった後醍醐天皇の菩提を弔う寺院として建立された臨済宗天龍寺派大本山の寺院です。 天龍寺は勿論、紅葉の名所です。リュウちゃんも大勢の観光客と一緒に天龍寺に入り、紅葉見物をしました。 境内のススキも美しい! <桂川・渡月橋> 天龍寺を出て、渡月橋のある桂川(上流は大堰川)の岸辺に出ました。既に陽は対岸の「嵐山」の後ろに沈み、辺りは夕暮れ時です。 ここは「保津川下り」の終着点、乗合船がひっきりなしに到着します。 リュウちゃんのバカチョンデジカメではすっかり「日暮れ」ですが、現在は午後4時ちょっと前、渡月橋の上はいつまでも混雑が続いていました。 ここでリュウちゃんの素朴な疑問を一席、 天龍寺のある場所は「嵐山地区」なのか? それとも「嵯峨野地区」なのか? 天龍寺の住所は、「京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68」です。この住所で考えますと、天龍寺は「嵯峨野地区」だと思われますが、「嵐山地区」随一の観光スポットでもあります。 「嵯峨野地区」と 「嵐山地区」はダブっているのか? ここで「嵐山」のウィキペディアの記述を以下に貼り付けます。 <「嵐山」は本来地名としては西京区(桂川の右岸)を指し、左岸は右京区嵯峨であるが、観光案内等では嵯峨地区を含めた渡月橋(とげつきょう)周辺全域を一まとめに嵐山と称することが多い> そうだったのか! 疑問が解けた! 「天龍寺」のある場所は正式には「嵯峨野地区」、しかし、「嵐山」という観光スポットの中心部にあるため、ここは「嵐山の名刹」とされている」、ということなのですね。 天龍寺、嵐山も 「嵯峨野さやさや」の4番の歌詞に含まれるのだ! 「嵯峨野さやさや」は、岩崎宏美もステージで歌っています。 姉妹フォークデュオ「たんぽぽ」は、昭和50年に「嵯峨野さやさや」でデビューしましたが、シングル盤13枚、アルバム6枚を残してデュオ結成後、僅か6年後の昭和56年に引退してしまいました。現在の所、CDは全て廃盤、楽譜も全く市販されていないのです(リュウちゃん、「フィオーレ」で「嵯峨野さやさや」を採り上げるに際し、京都のレコード・楽器楽譜店で、楽譜とCDを探したのいですが、全くゼロ回答だったのです。仕方がないので、上記You-Tubeを聴いて採譜し、楽譜を作成したのです) あれだけ美しい「嵯峨野さやさや」、 きっと「たんぽぽ」の歌には他にも素敵な曲がある筈だ。 と思い、You-Tubeで出来る限り「たんぽぽ」の曲を探してみました。 結果、以下の曲を見つけることが出来ました。 (1)<初恋少女> (2)<ひとり歩き> (2)<ひとり歩き> 唯一、彼女達のステージが見られるYou-Tubeです。 この歌、作曲者は「嵯峨野さやさや」と同じ小林亜星なのです。 (3)<縦縞のシャツを着て> (3)<縦縞のシャツを着て> この歌、作詞作曲が小椋 佳なのだ! (4)<ダルマおとし+小さな白いページ> ファースト・アルバム「小さな波紋」に収録されたアルバム曲です。 (5)<スカボロー・フェア> サイモン&ガーファンクルがレコーディングして世界的に有名になったイギリスのトラディッショナルソングです。アルバム「過ぎし日の想い出」に収録されました。 う~ん、 「たんぽぽ」の歌、正にメルヘンの世界、 皆素晴らしい! リードボーカルの宮村保志子さんの透明で澄んだソプラノ、素晴らしい!
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