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リュウちゃんの懐メロ人生

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2020年03月24日
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カテゴリ:奈良散策
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
リュウちゃんの行きつけの馬見丘陵公園、
河津桜の並木が出現した!



​3月11日の朝日新聞奈良版に「馬見丘陵公園の河津桜が見頃」という写真入りの小さな記事が出ました。​
 
えっ?
馬見丘陵公園に河津桜がある?
初耳だ!

で、早速、3月12日に女房の運転する車の助手席に乗って馬見丘陵公園に行ってみました。
いつものように、北エリアの駐車場に車を停め、そこから公園に入ったのですが、そこには早咲き桜は全く見当たりません(女房殿の意見では、新聞に掲載された写真の場所は北エリアではないかということだったのです)

新聞に掲載された河津桜、
どこに咲いているのだ???

​で、中央エリアの「公園館」まで行き、案内のお姉さんに聞きましたところ、

「河津桜は​
​「南エリアの<巣山古墳>の北側に咲いています。ここには河津桜と寒緋桜の並木があります。まだ植えられて4年くらいしか経たない若い並木です」​
とのこと、

アチャ~、
南エリアは北エリアと
真逆の場所だ!


(馬見丘陵公園MAP)

リュウちゃん1人であれば、当然、歩いて南エリアに行く所なのですが、女房殿が嫌がりましたので、改めて北エリアの駐車場に引き返し、車で南エリアに移動しました。

​南エリアに隣接している広陵町の「竹取公園」の駐車場に駐車し、巣山古墳に向かいました。​
眼前に寒緋桜の並木が見えてきました。



​上の写真で、右側に見える「森」が「巣山古墳」です。​









​寒緋桜の並木が途絶えた先に、
「河津桜」の並木が見えてきました。​









​​若い河津桜と
「巣山古墳」のコラボが美しい!​​







​<巣山古墳について>​​
下の空中写真は、昭和54年に国土交通省が撮影したものです。現在の河津桜並木は、写真の左側に造られています。



​「巣山古墳」は全長204mの巨大な前方後円墳です。全国の古墳の大きさランキングでは23位、古墳のメッカ(!)、奈良県の古墳ランキングでは11位、馬見丘陵公園にある古墳の中では一番大きい古墳です。被葬者は不明ですが、古代、この辺りを支配していた「葛城氏」の「王」であるとの説が有力です。​昭和27年に国の特別史跡に指定されました。
 
​この日は、「ちょっと立ち寄った」だけでしたので、かなり不満が残りました。​

よし、
今度はリュウちゃん一人で
遠足に行こう!
​​
という訳で、3月20日(春分の日)、リュウちゃん1人で馬見丘陵公園に遠足に行きました。

例に寄りまして女房殿お手製の「おにぎり弁当」とリュウちゃんお手製(?)の缶ビール(2缶)を入れたリュックを背負い、午前9時に法隆寺の自宅を出発、今回は往復共、徒歩で行ったのです。

午前10時20分、馬見丘陵公園の北エリアの入り口に到着、

リュウちゃんの家から
馬見丘陵公園北エリアまでは、
徒歩1時間20分なのだ!

<北エリア>
北エリアの入り口にも「早咲き桜」が数本咲いていました。



​北エリアの「集いの丘」を見上げる「馬見花苑」、今の季節は、色とりどりのパンジーば植えられています。


 
チューリップも開花が始まりました。



<雪柳>
​​
「馬見花苑」の南端には、見事な「雪柳の並木」があります。公園内には、今の季節は至る所で雪柳が満開だったのですが、特にここの雪柳の並木は見事だったのです。






​​
<中央エリア>​​
北エリアから小さいトンネルを抜けると、そこは中央エリアです。



中央エリアのチューリップも開花が始まっていました。



​​<公園館>​​
中央エリアの入り口にあるシンボルタワーです。



<辛夷(コブシ)>
​​
「公園館」の裏手に咲いています。
 
ここの満開の辛夷、
初めて観ることが出来た!



公園館から南エリアに向かいますと、前方に上下2段の「黄色い花」が咲いていました。遠目には「蝋梅」のようにも見えますが、



​​<山茱萸(サンシュユ)>​​
上段の黄色い花はサンシュユです。別名「ハルコガネ(春黄金)」、秋にはグミのような赤い実をつけるのですが、この実を珊瑚に準えて「アキサンゴ(秋珊瑚)」という別名もあるのだそうです。



​<ヒュウガミズキ(日向水木)>​​
下段の薄黄色の花はヒュウガミズキです。この木は元々は近畿地方の日本海側の岩場に自生しているのだそうで、名前にある「日向(宮崎県)」には自生していないそうです。

日向地方に自生していない
ヒュウガミズキ、
ちょっと不思議な名前だ!





​<ナガレ山古墳>​​
​馬見丘陵公園は、日本でも有数の古墳群である「馬見古墳群」の真ん中に作られた都市公園です。園内にある古墳は、名称が公表されているものだけで8基ありますが、ナガレ山古墳は全長105mの前方後円墳で、国の史跡に指定されています。園内の古墳中、唯一、築造当時の姿が判るように整備されています。​



階段を上り、古墳の上に出ました。
 
​下の写真は、一段高い後円部から撮った「前方部」です。右手奥の山は「金剛山」です。​



​​「後円部」からの眺め、前方の山並みは大和高原です。山並みの左端には若草山、下の写真では途切れていますが、右端には「三輪山」があります。​​​この山の麓に、古代の道である「山の辺の道」が35kmに渡り、続いているのです。​
 
ここからの眺め、
なかなかの絶景なのだ!



「中央エリア」の南端と「南エリア」の間には、整備された町道で隔てられているのですが、「墳観橋」という歩道橋で繋がっています。その「墳観橋」の周辺では、数本の「白木蓮」が満開でした。





​「白木蓮」の彼方に見えるのは、
「二上山(にじょうざん)」です。山頂付近に、古代の悲劇の皇子・大津皇子(おおつのみこ)の墓があります。​



​<南エリア>​​
「墳観橋」を渡ると、河津桜の咲いている「南エリア」です。

3月12日に満開だった
寒緋桜と河津桜、
まだ咲いているのかな?

と思って「南エリア」に入りましたところ、

ありゃ、
寒緋桜、殆ど終わりかけだ。
(でも、少し咲き残っていました)





​​ありゃ、
河津桜は殆ど葉桜だ!?



でも、まだ半数ほどのの河津桜は、葉が増えて来たとはいえ、「見頃」だったのです。











もう12時30分、
お腹が空いた!

で、巣山古墳の「前方部」の畑の前で昼食、



プファ~、ビールが旨い!
この絶景の中の昼食、
新型コロナウィルスも
吹っ飛びそうだ!



馬見丘陵公園「南エリア」の河津桜は、全部で50本くらい植えられていました。
 
​まだ植えられて4年しか経っていませんので、現在のところ、「河津桜の名所」とまではなっていないのですが、5~10年くらい経てば、立派な​「奈良の河津桜の名所」​になる筈ですね。そうなる時を楽しみにしているリュウちゃんなのです。​

でも、リュウちゃん、
その時まで生きていられるかな?

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2020年03月25日 15時03分38秒
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