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リュウちゃんの懐メロ人生

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2020年08月17日
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カテゴリ:奈良散策
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
初めて訪れた天川村・みたらい渓谷、
ここは真夏のオアシスなのだ!



​8月12日、女房殿の運転する車の助手席に乗って、奈良の秘境・天川村にある「みたらい渓谷」に行って来ました。​
 
​​天川村は奈良県の中央部にある深山幽谷の秘境です。修験道の地である「大峰山脈」の麓にあり、大峰山に詣でる修験者の宿泊地なのです。近年、ボーリングによって温泉が掘り当てられ、「洞川(どろかわ)温泉」として関西では知られる温泉郷になりました。​​
天川村には4年前に初めて行きました。その時のブログを下記に貼り付けます。
 
4年前には、
「みたらい渓谷」には行かなかった。
どんな渓谷なのだろう?

​​​​「みたらい(御手洗)渓谷」は、「近畿の屋根」あるいは「大和アルプス」といわれる「大峰山脈」の主峰の一つ、「山上ヶ岳」(さんじょうがたけ)」に源を発する「山上川(さんじょうがわ)」流域の、「洞川(どろかわ)温泉郷」の下流から、「天川村川合」までの約7kmの「渓谷」です。​​​​
​​​大小無数の岩の間を流れる水は正に「清流」、透明度が非常に高いのです。春・夏は「新緑」、秋は奈良県屈指の「紅葉の名所」なのです。​​​
標高は泥川温泉バス停付近で830m、総合案内所のある川合バス停付近で600m、高低差230mのダイナミックな渓谷なのです。

​例によりまして女房殿お手製のおにぎり弁当とリュウちゃんお手製の(?)の缶ビール(2缶)をリュックに詰め、8時40分に自宅を出発、途中、ちょっと道に迷いましたが、11時ちょっと前に天川村川合にある「天川村総合案内所」に無事到着しました。​


(天川村総合案内所)
「みたらい渓谷」訪問は初めての体験ですので、総合案内所で、ルートマップとか、最寄りの駐車場とかの「情報」を得たいと思い、立ち寄ったのです。

​以下に「みたらい渓谷散策MAP」を貼り付けます。


(みたらい渓谷散策MAP)
​上記MAPで、「総合案内所」は一番上の部分にあります。太い「赤色」で表示されているのが「みたらいの道」で、起点の「総合案内所」から終点の「洞川温泉バス停」まで、全長7,6kmが「みたらいの道」ということになります(この標高差が230m、天川川合から出発しますと、終点の「洞川温泉バス停」までは「230mの上り坂」ということになります)

​最寄りの駐車場は上図左下の「休憩所」の横にあります(トイレもここにあります)​
​案内所のお姉ちゃんに駐車場について問い合わせたましたところ、

「駐車場は現在満車です。ここに車を置いて、歩いて行って下さい」
とのこと、
アチャ~、
こりゃ、大変だ!

​総合案内所の前には、「みたらい渓谷内駐車場満車」の看板が立てかけられていました。​



しょうがない、
どこまで行けるか分からないが
歩いて行ってみよう。

総合案内所から100mほど歩いた所に、小さな「吊り橋」がありました。

人数制限5人の小さな吊り橋、
ここは「みたらい渓谷の入り口か?



吊り橋を渡って暫くは、なだらかな農道が続きます。



この辺りの山は
「吉野杉」に覆われている!





​​<みたらい渓谷遊歩道>​​
 
​「総合案内所」から1キロほど歩きますと、「弁天淵橋」という赤い鉄橋に出逢います。​



​この鉄橋の手前右側から「みたらい渓谷遊歩道」が始まっています。​
 
「遊歩道」は、渓谷の周囲の絶壁の間を縫うように作られています。渓谷からは大体50m位の高さがあります。


 
遊歩道の下は50mの断崖、
高所恐怖症のリュウちゃん、
目が眩みそうだ!



以下は「遊歩道」から撮った渓谷の眺めです。
 
巨石の間を流れる
エメラルドグリーンの
清流が美しい!

















遊歩道の上部も巨石がいっぱいです。
 
何時落石してもおかしくない
崖の上の巨石、
崩落恐怖症のリュウちゃん、
やはり怖い!







​​<桂(カツラ)の大木>​​
 
遊歩道の山側に、カツラの大木がありました。

巨樹大好き人間のリュウちゃん、
大感激!











​​<2つ目の吊り橋>​​
 
「総合案内所」から1時間ほど歩いた所に「2つ目の吊り橋」が現れます。
この「吊り橋」は定員10人です。



この吊り橋」の下に、「休憩所」があります。ここに、トイレ、駐車場もあるのです。


​(みたらい休憩所)~この写真はネットからお借りしました。​



もう正午、
お腹が空いた!

で、駐車場の脇から河原に降りて、巨石の上で昼食を摂りました。

プファ~、ビールが旨い!
エメラルドグリーンの清流と
涼風が肌に心地良い!



この日の奈良市は最高気温36℃の猛暑日、しかし、「みたらい渓谷」の気温は下界よりも10℃近く低く、風も涼しく、
 
正に絶好の避暑地
なのだ!







清流では、ヤングファミリーが水遊びに興じていました。





新型コロナ禍にも拘わらず、殆どの人はマスク未着用、
 
​​このような清閑な環境の中では「3密」は起きる筈もなく、従いまして新型コロナに感染する可能性は限りなくゼロなのですね。リュウちゃんは一応、マスクを着用していたのですが、終始、「アゴマスク」、つまり「顎」にマスクをかけ、鼻と口は露出したままでこのハイキングをしたのです。​​
つまり、
リュウちゃんの「アゴマスク」は、
「マスク警察」防止のための「ダテマスク」
だったのです。

河原での昼食を終え、後半の「遊歩道」に向かいました。

​​<みたらいの滝>​​

休憩所の傍の車道の橋の下に、小さな滝があります。
この滝は、上掲のMAPによりますと「みたらいの滝」、本日は水量が少なかったのですが、水量の多い時には、かなり見事な「大滝」になるようです。







​​<哀伝橋(あいでんばし)>​​
 
「みたらいの滝」の真上に、第3の吊り橋である「哀伝橋」が架けられています。
全長85m、高さ約20m、

高所恐怖症のリュウちゃんでも、
楽々渡れる吊り橋なのだ!





​​この「哀伝橋」、アスファルトで舗装されていますので、一見した限りでは吊り橋には見えないのですが、主ケーブルで床を吊り上げる「吊床版橋(つりしょうばんきょう)」という型式で造られた、「れっきとした吊り橋」なのです。
​​
<参考>

​​奈良人リュウちゃんにとりまして、
「最大の恐怖の吊り橋」は、天川村の南側に隣接する十津川村にあります「谷瀬の吊り橋」です。​​




​(谷瀬の吊り橋)~この写真もネットからお借りしました。​
 
全長約300m、
川面からの高さ:恐怖の54m!
揺れる足下から
54m下の川面に吸い込まれるようだ。
怖い!

谷瀬の吊り橋へは、10数年前に女房殿の運転する車の助手席に乗って2度行ったことがあります。1度目、リュウちゃんは勇気を奮い起こして吊り橋を渡ったのですが、引き返すことが出来ず、やむなく下の川に降りて、何とか川面伝いに帰ってくることが出来ました​(やれやれ!)、​
女房殿は平気の平左で、スイスイとつり橋を往復したのです​(女房殿、貴女は偉い!)​

女房殿よりも凄かったのは地元の中学生、通学のために自転車に乗って、この吊り橋をスイスイと渡って行くのを見て、唖然としました。

十津川村の中学生のみなさん、
あなた達のバランス感覚は凄い!

哀伝橋の上から見た渓谷の風景です。

この辺り、
正に「深山幽谷」なのだ!



エメラルドグリーンの深い淵と
青いカエデ、
紅葉の季節に来て観たい!



​​<光の滝>​​
 
哀伝橋から10分ほど遊歩道を上った所に、かなり大きな「滝」が見えて来ました。




上掲の散策MAPによれば、
これは「光の滝」だ!





「光の滝」の上層部は、
巨石と清流の
「夏のオアシス」だ!









もう午後2時を過ぎた。
そろそろ引き返さないと
日が暮れてしまう!

という訳で、「光の滝」から少し上った所でUターン、元来た道を引き返し、「総合案内所」に戻りました。全長7,6kmの「みたらい渓谷遊歩道」の内、実際に歩いたのは約半分の3,8km位、ここを往復しましたので、実際に歩いた距離は、遊歩道の全長と同じ7,6km位になります。

やはり総合案内所に車を置いての
全行程踏破は少し無理がある。
今度来る時には、「休憩所」に駐車して、
全行程を踏破するぞ!

​<夏の名残りの花>​

帰路、総合案内所の近くの民家の畑には、様々な「夏の名残りの花」が咲いていました。















「みたらい渓谷」は
奈良県屈指の紅葉の名所、
今度は紅葉を観に行くぞ!


​(紅葉の哀伝橋)~この写真もネットからお借りしました。​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2020年08月17日 23時18分26秒
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