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リュウちゃんの懐メロ人生

リュウちゃんの懐メロ人生

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2020年10月30日
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カテゴリ:国内旅行
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
英虞湾のリアス式海岸、
水平線が円く見える安乗(あのり)岬
伊勢の海は美しい!


(横山展望台から見たリアス式海岸の英虞湾)


(安乗灯台の上から見た伊勢湾の水平線)
​10月24~25日、Go To キャンペーンを使って伊勢・志摩一泊旅行に行って来ました。今回はリュウちゃん夫妻に加え、息子と娘の計4人での車の旅です。
​一泊したのは、鳥羽市の老舗ホテル「戸田屋」です。​
<戸田屋のHP>​→ここをクリック​

予約は全て息子に任せました。
その内容は、

◎客室は4人で通常10万円のところ、Go To キャンペーンで7万円になる。


(客室:この写真の「居間」の他に「寝室」が2つあります)
​◎チェックインの時、1万7千円分の地域クーポン券(使用期限:10月25日まで)が貰える。​

う~ん、
まあまあの条件だ。

​リュウちゃん夫妻は2人共、伊勢市出身です。今回の一泊旅行は、「郷里の近くを巡る旅」なのです。
せっかくの一泊旅行、
何も郷里の近くへ行くことも
ないじゃないか?

​​とも思いましたが、リュウちゃん夫妻が郷里で過ごした50~60年前は、志摩地方は交通の便も悪く、道路も整備されていませんでしたので、伊勢人から見ても、志摩地方は「秘境」で、滅多に訪れることが無かったのです。伊勢とは別の所で育った息子達にとりましては、「初めて行く異郷」でもあります。​​

この機会に、近くて遠かった
志摩地方を巡ってみよう!

<1日目>

午前9時、法隆寺を出発、お昼頃、女房殿の実家のある伊勢神宮(内宮)に到着、

ギャ!
内宮前の「おはらい町」、「おかげ横丁」は
正月並みの凄い賑わいだ!







「おかげ横丁」の料亭で、「海鮮丼」で昼食、
 
プファ~、ビールが旨い!
つまみの「海鮮丼」も美味しい!

昼食の後、内宮へお参り、

​​内宮も正月並みの賑わいだ!
















 
内宮参拝の後、女房殿の実家で暫し歓談、

いけない、もう午後3時だ、
そろそろホテルに向かわなきゃ、

​​​​女房殿の実家からホテルまでは、「伊勢志摩スカイライン」という朝熊山(あさまやま:標高555m)を縦断する有料道路を使います。朝熊山は、伊勢市(伊勢国)と鳥羽市(志摩国)の中間点にあり、伊勢市から行きますと、スカイラインの右側は「伊勢の国」、左側は「志摩の国」になります。​​​​

​​山頂に「朝熊山頂展望台」があり、ここからの眺めは、「伊勢志摩の最初の絶景」なのです。​​
ここからは、神島・答志島などの鳥羽市の離島のほか、伊勢湾対岸に渥美半島を望むことが出来ます。また、空気が澄んでいる早朝には、遠く南アルプスや富士山も望むことが出来るようですが、この時間帯では無理ですね。





下の写の真左下の「池の浦」は、
リュウちゃんの故郷の近くだ!

リュウちゃんは中学校の時、
ここで海水浴をしたのだ!





下の写真の右側の白亜のビル、
これが今夜泊まる「戸田屋」なのだ!



午後4時過ぎ、「戸田屋」にチェックイン、
「戸田屋」は鳥羽湾に面した海の辺りにありますので、部屋からは鳥羽湾が一望出来ます。

夕闇迫る鳥羽湾、
ここも絶景の一つなのだ!








 
夕食は部屋に持ち込まれる「海鮮懐石料理」です。
夕食は以下の写真のような感じです(以下の写真は、戸田屋のHPからお借しました)



内容を思い出す限り挙げてみますと、

​★食前酒、★一人一匹の「伊勢エビ」と鮮魚のお刺身、★伊勢エビの具足煮、★1杯の「蒸しアワビ」、★和牛の石板焼き、★サザエの壺焼き、★鰆(さわら)の化粧焼き、★釜炊きご飯、★茶碗蒸し、★海藻入り味噌汁、★デザート、
プファ~、ビールが旨い!
鳥羽湾の夜景が美しい!

夕食の後は、4人それぞれ自由行動、

​リュウちゃんは、ホテルの中にあるカラオケ・スナックでカラオケを楽しもうと思ったのいですが、生憎、コロナ禍のため、スナックは休業、やむを得ず、カラオケBoxで、初めて「1人カラオケ」を楽しみました。​
リュウちゃんのカラオケのレパートリーは、童謡・唱歌などを含めますと、大体2000曲位あるのですが、

初めての1人カラオケ、
よし!
これまでキチンと歌えなかった歌を
練習しよう!

ということで、気に掛っていた「難曲」に挑戦しました。

​特に、リュウちゃんが大好きなサザンオールスターズの、リュウちゃんにとりましての3大難曲に挑戦してみました(以下のYou-Tubeは本人歌唱ではありませんが、雰囲気はよく出ているので貼り付けてみました)​

1、「JAPANEGGAE/ジャパネゲエ)」
ここをクリック(以下同じ)⤴

以下にこの歌の最初の歌詞を貼り付けます。

♪~愛苦ねば世も知れず
よう行かば野に出でん
浪漫派に旅情 庶民衆の業
絵空事の
歩めば情事成んとす
宿塀に湯女けむり
花魁下に舞妓 常連風の某
寝ずの泊まり~♪

この歌詞、荒唐無稽で歌詞の意味もよく解りませんが、妙に色気のある詞ですね。
この歌を聴いて、リュウちゃんは、

桑田佳祐は天才だ!
​​
と思ったのです。

2、「死体置場でロマンスを」
 
(このYou-Tubeには歌詞が表示されています)

3、「BOHBO No5」
(このYou-Tube、最初と最後に「変なオジサン」が出てきますが、本人歌唱なのです)
​しかし、以上の3曲は、ロックスピリットを持っていない老齢リュウちゃんにとりましては「永遠の難曲」
とても人前では歌えない(トホホ!)

<2日目>

早起きのリュウちゃん、朝食の前にホテルの周りの海岸を散歩しました。

今日も晴天、
美しい志摩の国が観られそうだ!











下の写真は、海岸から撮った「戸田屋」の全景です。リュウちゃん一家は、下の写真の右側の一番高い建物(15階建て)の14階に泊まったのです。



バイキング朝食を終えて、

​さて、今日は何処へ行こうか?
​​
と話し合いしました。

リュウちゃんは、高校時代にキャンプをしたことのある「安乗(あのり)​​​崎灯台」「大王崎崎灯台」「志摩の2大灯台巡り」を主張したのですが、女房殿は、「大王崎灯台」と「横山展望台」の2カ所を主張、結局、「安乗崎灯台」と「横山展望台」の2カ所に行って見ることにしました。​​​

参考のために、以下に「志摩地域図」を貼り付けます。
​​下図で、(1)の先端部が「安乗崎灯台」、(5)が「横山展望台」になります。


(志摩地域図)

<安乗崎灯台>

午前9時、ホテルを出発、約1時間程で「安乗崎灯台」の駐車場に到着しました。









​​駐車場から灯台までは徒歩5分弱、往路の左側は「的矢湾」(内海)、右側には「熊野灘」(外海)がパノラマのように眼下に拡がります。​​
 
​​​(的矢湾側の光景)









​(熊野灘側の光景)​

水平線が円く見える!
地球が円いことを実感する!
このパノラマこそ、
56年前の高校のキャンプで
感激した光景なのだ!
​​













​昭和32年に公開された木下恵介監督の映画「喜びも悲しみも幾年月」は、​
海の安全を守るため、日本各地の辺地に点在する灯台を転々としながら厳しい駐在生活を送る灯台守夫婦(佐田啓二・高峰秀子)の、戦前から戦後に至る25年間を描いた作品です。



​​映画は神奈川県の「観音崎灯台」、静岡県の「御前崎灯台」など、全国各地の灯台にロケーションしましたが、「安乗崎灯台」も主要ロケ地の一つになりました。​​
 
残念ながら、映画公開当時、小学生だったリュウちゃんはこの映画は未見なのですが、若山彰が歌った主題歌「喜びも悲しみも幾年月」は、当時、感激し、今でも地元の「歌声サークル」でよく歌っていれうのです。
<「喜びも悲しみも幾年月」:若山 彰>
 
以下の写真は、「ハマユウ」の残骸(!)です。



「ハマユウ」はヒガンバナ科の多年草で、房総半島を北限とした気候温暖な浜辺に咲く花です。彼岸花と違い、開花期は夏、夏の志摩地方の海岸は、一面のハマユウの花で覆い尽くされるのです。





駐車場の近くに咲いていた花、
これ、何という花なのだろう?



安乗岬をサイクリングする若者集団に遭遇、
 
う~ん、
この姿は絵になる!





​​<横山展望台>​​
 
​志摩市にある「横山」は、英虞湾を見下ろす標高303mの小さな山です。​
リュウちゃん、小学校の時に「横山」に遠足に来た筈なのですが、今ではその記憶は、「忘却の彼方」で、何故、あんな遠方に遠足に行ったのか、全く記憶が失われてしまったのです。

今回、約60年ぶりに訪れた「横山」は、

英虞湾のリアス式海岸が一望出来る、
志摩屈指のビュースポットだった!















「横山展望台」には、以下のようなパネルが貼ってありました。
 
う~ん、
このパネルで、
志摩地方の様子が大体分かる!



​​<志摩観光ホテル>​​
 
​賢島にある「志摩観光ホテル」には、リュウちゃんが勤めていたレコード会社を57歳で早期退職した半年後に、リュウちゃんの母と女房殿の計3人でディナーに行ったことがあります。

「志摩観光ホテル」は、山崎豊子の「華麗なる一族」の冒頭に出てくるホテルで、山崎豊子のファンだった母をこのホテルのディナーに招待するのは、リュウちゃんの「夢」だったのです。​

​母は死の直前まで、「あの時のディナーは美味しかった」と言ってくれました。​

いい「親孝行」が出来のたかな?

<志摩市について>

​​​​​​本日訪れた「安乗崎灯台」、「横山展望台」、「志摩観光ホテル」(賢島)は、全て現在は「志摩市」にあります。「志摩市」は平成の大合併の一つとして平成16年に浜島町・大王町・志摩町・阿児町・磯部町の5つの町が合併して生まれました。

全域が「伊勢志摩国立公園」に含まれる観光市です。明治以前には、ここは「志摩国(しまのくに)」と呼ばれ、戦国時代には九鬼嘉隆(くき よしたか)率いる「九鬼水軍」が織田信長や豊臣秀吉のお抱え水軍として活躍しました。
​​​​​​
九鬼嘉隆について知るための絶好の歴史小説があります。

​海洋歴史小説の大家・白石一郎が平成4年に著した長編歴史小説「戦鬼たちの海 織田水軍の将・九鬼嘉隆」(文春文庫)です。この小説は同年、第5回柴田錬三郎賞を受賞しました。​


(「戦鬼たちの海 織田水軍の将・九鬼嘉隆」の表紙)
以下にこの小説のあらすじ・感想を書いたサイトを貼り付けます。興味のある方は以下のサイトをクリックしてお読み下さいね。
 
ちょっと長くなってしまいますが、志摩市出身のシンガー・ソングライター、
西岡恭三の歌を2曲紹介させて頂きます。​
<プカプカ>
 
​西岡恭三は大阪にあったフォーク喫茶「デュラン」を中心に活躍した関西フォークの旗手の一人だったのですが、残念ながら50歳の時に首吊り自殺してしまいました。​

西岡恭三、
リュウちゃんの出身校(三重県立伊勢高等学校)
の2年後輩なのだ!

暫し英虞湾の絶景を楽しみ、帰途につきました。

残された問題は、

戸田屋で提供された地域クーポン券(1万7千円)を
本日中に三重県で使い切ること、

で、また内宮の「おかげ横丁」で豪華な昼食と、残った分は土産物を買うことにしました。

日曜日の「おかげ横丁」、
大混雑だ!



下の写真は昼食を摂った「おかげ横丁」にある「豚捨おかげ横丁店」です。​



​写真左側の行列は、当店名物の「牛肉コロッケ」をテイクアウトしようとして並んでいる行列なのです。​
 
「豚捨」は明治42年に創業された牛肉料理専門の老舗料亭です。
牛肉専門料亭なのに、
店名に「豚」の字が付いているのか?

この疑問は以下のサイトを読んで解決して下さいね。
<「豚捨」のウィキペディア>
 
「豚捨」の純和風の座敷で、リュウちゃんは「牛鍋」(簡易すき焼き)を注文、


​(豚捨の牛鍋)​

プファ~、ビールが旨い!
特製の伊勢牛、
とろけるように柔らかい!

「豚捨」の昼食代と、おかげ横丁の物産店のお土産購入で、無事1万7千円のクーポン券を使い果たし、奈良に帰りました。

最後の写真は、伊勢神宮の駐車場の銀杏並木です。



​もう、
紅葉(こうよう)の季節なのだ!​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2020年10月30日 21時12分50秒
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