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リュウちゃんの懐メロ人生

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2021年01月03日
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カテゴリ:奈良散策
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
新型コロナ禍に震え上がる日本列島、
でも、冬の牡丹は例年と変わらず、
大輪の花を開花させた!


(石光寺の寒牡丹)


(当麻寺の冬牡丹)

​​明けましておめでとうございます!
​​昨年末、3年ぶりに奈良県・葛城(かつらぎ)市にある2つの古刹、「石光寺(せっこうじ)」「当麻寺(當麻寺、たいまでら)」に行ってきました。​​

訪問の目的は、
「石光寺の寒牡丹」​「当麻寺の冬牡丹」​​
を観ること、

牡丹の見頃は通常は5月なのですが、「寒牡丹の見頃」は12月下旬から1月上旬、「冬牡丹の見頃」は12月から1月なのです。

花の少ない真冬に
大輪の牡丹が観られる、
これは貴重だ!

例によりまして女房との特製のおにぎり弁当とリュウちゃん特製(?)の缶ビール(2缶)をリュックに詰め、午前9時に自宅を出発、ローカル線を乗り継いで、午前11時過ぎ、近鉄南大阪線・当麻寺駅に到着。

当麻寺駅から徒歩15分で当麻寺に至ります。当麻寺から更に徒歩15分で石光寺に着きます。いつものように、先ず石光寺に行き、次に当麻寺に行くことにしました。

下の写真は、当麻寺の近くの民家に咲く蝋梅です。

もう蝋梅の季節なのだ!
ここの蝋梅、
近隣では一番の早咲きだ!





桜や梅は、先に花が咲き、花が散った後に葉が出るのですが、蝋梅は葉が散った後に花が咲くのですね。迂闊なことに、この事をリュウちゃんが知ったのは、つい最近のことなのです。
 
​いや、それとも、蝋梅の葉が散るのは、桜や梅と違い、「葉持ち」が良く、花の咲く寸前になるので、見た目には「葉が先」に見えるだけなのかも分かりませんね。​

​​やはり蝋梅も花が先、葉が後なのかな?

​​
同じ民家の庭に咲いていた「チロリアンランプ」です。

真冬に咲くチロリアンランプ、
初めて観た!



​石光寺の途上、左前方に「二上山(にじじょうざん)」が見えて来ました。​





​​​​二上山は、上掲写真右側の「雄岳」(標高517m)と左側の「雌岳」(標高474m)の2つのラクダのコブのような峰から成る「双耳峰」で、「葛城山」、「金剛山」と連なる「金剛山地」の北の端にある山です。二上山の向こう側は聖徳太子の墓所がある大阪府太子町で、「金剛山地」は奈良県と大阪府の県境にあるのです。​​​​
 
​二上山の北側には、信貴山から生駒山に至る「生駒山地」があり、生駒山地も奈良県と大阪府の県境になっているのです。
リュウちゃんは現在の斑鳩町に移って来る前、約15年間、二上山の麓にある香芝(かしば)市で暮らしていました。

二上山、
懐かしい山なのだ!

午前11時半、石光寺に到着、



石光寺の境内です。境内の背後の山は二上山です。



上掲の写真で、左手前に写っている枯れたような茎は多分、芍薬か通常の牡丹、
​写真左中央と右中央手前に写っている藁で囲われた霜除け(わらぼっち)の下に寒牡丹が咲いています。​

​以下、この日撮影した「寒牡丹」の写真を貼り付けます。​





















石光寺は「寒牡丹」、当麻寺は「冬牡丹」、
 
「寒牡丹」と「冬牡丹」、
どんな違いがあるのだろう?

​この「違い」、以前のブログでも書いたことがありますが、改めてここに書いてみます。​

<冬牡丹>
​​
​春咲き品種の牡丹(春牡丹)そのもので、温室などを利用して牡丹に「春が来た」と思わせて冬に花を咲かせています。冬牡丹の「葉」は、春に咲く牡丹同様、青々と茂っています。茎や枝も青々としていて、勢いがあります。​

​​<寒牡丹>​​

春だけでなく初冬にも花を咲かせる「二季咲き」という遺伝的性質を持ち合わせている品種で、牡丹自身が冬とわかっていながら咲いています。「葉」は殆ど無く、茎や枝も冬枯れ状態のままで、花だけが咲いているという牡丹なのです。
「冬牡丹」に比べ、見た目には地味なのですが、育成は格段に難しいのだそうです。

この時期、石光寺には「寒牡丹」の他にも様々な花を見ることが出来ます。
以下、この日撮影出来た花を紹介します。

<寒咲きアヤメ>






この時期、「寒牡丹」と並ぶ石光寺の「名花」なのです。
 
​​<山茶花>​​
境内の至る所に咲いています。







​​<蝋梅>​​
 
境内には数本の大きな蝋梅がありますが、まだ葉が落ちず、「蕾固し」でした(残念!)





<ミツマタ>


​​
<マンリョウ>

これは「花」ではなく、「実」ですね。

​​

この花、何という花なのだろう?

この花の名前をご存じの方、コメントして下さいね。






​約1時間ほど石光寺の寒牡丹を鑑賞して、当麻寺に戻ったのが午後1時、早速、お目当ての「浄土庭園」に入場しました。​

「浄土庭園」の入場口には、巨大な柑橘類が鎮座していました。

リュウちゃん​「これ、何ですか?」​
​​入場口のお姉さん「鬼柚子です。通常の柚子の10倍の大きさがあり、縁起物なのです」
リュウちゃん「へ~!」
​​

下の写真は「浄土庭園」の奥の部分です。背後の山は「二上山の雌岳」なのです。



もう1時過ぎだ、
お腹が空いた!

で、庭園の[冬牡丹]を鑑賞する前に、石のベンチで昼食、

プファ~,ビールが旨い!
ホロ酔いの「浄土庭園」
頭の中も極楽浄土なのだ!



さて、当麻寺浄土庭園の冬牡丹です。
 
やはり石光寺の寒牡丹より華麗だ!

​​






















​園内では数本の「寒桜」が満開でした。


















枝垂れ桜の老木の下の水仙は、まだ開花を待っている状態でした。





午後3時、当麻寺を後にして、帰路につきました。
 
下の写真は、当麻寺の参道の土産物店の軒先に咲いていたバラです。

年末なのに、
まだバラが咲き残っていた!





皆様、
本年も宜しくお願い致します!
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2021年01月05日 20時20分52秒
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