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カテゴリ:奈良散策
奈良の秘境、十津川村、 その又秘境の玉置神社の巨樹の神代杉、 3000年の星霜を経てそそり立つ。 1月14日から15日にかけて、リュウちゃん夫妻は「十津川温泉」に一泊旅行に行って来ました。 この一泊旅行は、「Gotoキャンペーン」の奈良県版である「いまならキャンペーン」を利用して、極めて格安で行けたのです。 本来であれば、宿泊費、交通費で6万2千円、 これが「いまならキャンペーン」では1万6千円! 新型コロナ禍の中ではあるが、 こりゃ、行くしかない! <十津川村について> 「十津川村」は奈良県の最南端にある自治体です。村の総面積は672平方キロメートル、日本で一番面積の広い「村」で、東京23区(622平方キロメートル)や琵琶湖(669平方キロメートル)より広いのです。一番面積の狭い香川県の約1/3の面積です(因みに、日本で一番面積の広い自治体は岐阜県の高山市で、2178平方キロメートル、十津川村の約3倍の面積があります。この面積は香川県、東京都、大阪府よりも広いのです!) 十津川村は峻厳な紀伊山地の山中にあるため、鉄道もなく、交通の便がすこぶる悪く、正に「奈良の秘境」なのです。国道168号線が開通するまでは、正に「陸の孤島」だったのです。国道168号線が開通した現在でも、奈良市から十津川温泉までは車で約4時間くらい掛ります。その意味では、現在でも依然として「陸の孤島」なのです。 奈良県北部から十津川村へ行く為の唯一の公共交通は、「八木新宮特急バス」です。 この路線バスは、奈良県橿原市の近鉄「八木駅」から、国道168号線を経由し、和歌山県の新宮市のIR「新宮駅」に至る全長167キロに及ぶ路線バスです。 「八木駅」から「新宮駅」までの所要時間は「6時間半」、停留所の数は167、 一般路線バスとしては、走行距離・所要時間・停留所数ともに「日本一の路線バス」なのです。 (「八木新宮特急バス路線図」、左上の「近鉄八木駅」から右下の「JR新宮駅」まで、167の停留所があります) 「特急バス」と云っても、 全ての停留所に停まる。 実質は各駅停車バスなのだ! (「八木新宮特急バス」、ごく普通の路線バスなのです) 以下は「十津川村の観光マップ」です。 上掲の図で、南北に走っている黄色い太線が「八木新宮特急バス」の通っている「国道168号線」です(リュウちゃん夫妻の今回の目的地は、図の中央やや左下にある「十津川温泉」です) 図の上方に「谷瀬の吊り橋」があります。 「谷瀬の吊り橋」は全長297m、川面からの高さ54m、生活用の吊り橋としては長さ・高さ共に「日本一の吊り橋」で、十津川村随一の観光名所なのです。 (谷瀬の吊り橋) 図の下方やや右側に「玉置(たまき)神社」があります。 ここは、秘境・十津川村の中でも、また一段と秘境の地にある「秘境中の秘境の神社」なのです。 リュウちゃんの十津川旅行の 一番の目的は、 「玉置神社」に行くことなのだ! <十津川温について> 「十津川温泉」は、「十津川村」にある3つの「温泉郷」の総称です。 <十津川温泉郷HP>←ここをクリック 「十津川温泉」は、2004年、全ての温泉で、全国で初めて「源泉100%かけ流し宣言」をしました。 「源泉100%かけ流し」とは、上記HPによれば、<お湯の循環、再利用を一切せず、沸かさず、塩素消毒をせず、薄めず、「ほんまもんの温泉」>なのだそうです。 前置きが長くなってしまいましたが、午前11時38分、八木駅発の「八木新宮特急バス」に乗り、旅行に出発しました。 本日の八木駅から乗った客はリュウちゃん夫妻の他には、唯一人だけ、 こりゃ、殆ど「貸し切りバス」だ! 新型コロナに感染する可能性は、 限りなくゼロに近い!??? バスは橿原市~大和高田市~葛城市~御所市~五條市を経由して、午後2時頃に十津川村に入ります。 十津川村に入ってから、車窓には、ずっと紀伊山地と、その間を縫って流れる十津川の流れが造り出す雄大な景色が見られ、飽きることがありません。 車窓から見える雄大な自然の景観、 十津川旅行の醍醐味なのだ! 午後3時、「谷瀬の吊り橋」近くにある「上野地」停留所に到着、バスはここで20分休憩しますので、休憩時間を使って「谷瀬の吊り橋」に行きました。 <谷瀬の吊り橋> さて、「谷瀬の吊り橋」です。 リュウちゃん、「谷瀬の吊り橋」には、10数年前に女房殿の運転する車で、2度行ったことがあります。一度目は「高所恐怖症」のリュウちゃんも勇気を出して渡ったのですが、途中で恐怖心が膨らみ、ヘタってしまいました。ようやく橋の向こう側に辿り着いたのですが、引き返すことが出来ず、やむなく川面に下りて、橋の下の川面づたいに、やっと帰還することが出来たのです。 以来、「谷瀬の吊り橋」は2度と渡らないと、固く心に誓ったのです。 以下の写真は、「谷瀬の吊り橋」の入り口です。入り口の最初の部分は、一面に木の板が敷き詰められているのですが、先に行くに従い、木板の部分が細くなり、両側の金網状の鉄線から50m下の川面が丸見えになります。 木板が細くなっている部分は、両側の手摺に掴まることも出来ず、かくて高所恐怖症のリュウちゃん、渡れるのは、木板が全面に敷きつめられている部分だけなのです。 高所恐怖症のリュウちゃんと違い、女房殿はヘッチャラです。僅か20分の休憩時間の間にスイスイと往復600mの吊り橋を渡り切ったのです。 女房殿、あなたは偉い! 午後4時過ぎ、宿泊先の「ホテル昴(すばる)」に到着、 ホテル昴は、 山の中の一軒だけの宿なのに、 専用のバス停がある! 以下は「ホテル昴」の外観です。 鄙びた山の中の宿だと 思っていたのに、 中々モダンなホテルなのだ! ホテルのロビーです。 ロビーの一角に、人気トラベルミステリー作家・西村京太郎の「十津川警部シリーズ」が数十冊展示されていました。 十津川警部の名前の由来は、ある時、西村京太郎が探偵役の名前を考えていた際、たまたま見ていた日本地図で十津川村の名前が目に留まったところから来ているようです。「十津川警部シリーズ」のおかげで、「十津川」という地名が全国的に有名になり十津川観光に大いに寄与したのでしょうね。 西村京太郎は、平成21年に、十津川村観光大使に任命されました。 以下は、ホテル昴のHPです。 料理、温泉共に、中々のレベルだと感心しました。これから十津川温泉に行こうと思われている方、参考にして下さいね。 夕方6時、ホテルの中にあるレストランで夕食、 プファ~、ビールが旨い! この環境では新型コロナも無縁だ!?? <玉置神社へ> 翌日の15日は朝6時起床、朝温泉を楽しんだあと、午前7時に朝食を済ませ、午前9時に予約してあったタクシーに乗り、今回の一泊旅行の主な目的地である「玉置神社」に向かいました。 玉置神社! 約40年前、奈良に引っ越してきて以来 リュウちゃんの「憧れの地」だったのだ! <玉置神社について> ★「玉置神社」は大峯山系の最南端にある「玉置山(たまきさん)」(標高1076m)の9合目、標高1000mの所にある古い神社です。 ★創建は、崇神天皇61年(紀元前37年)と云われ。恐らく現存する最も古い神社の一つのようです。 ★8世紀初頭に「役行者(えんのぎょうじゃ)」が開いたとされる修験道の道である「大峯奥駈道」(奈良の吉野山と若山の熊野三山を結ぶ約80kmの険阻な山道)の第10番の「靡(なびき)」(行場)であり、かっては修験者のための「宿」が設けられていました(現在、「宿」があるのかは不明です) ★3万平方メートルある境内には、奈良県指定の天然記念物「杉の巨樹群」があります ★ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年7月登録)を構成する登録資産「大峯奥駈道」の一部です。 ★奈良県屈指の「パワースポット」であり、「神に呼ばれし者だけが辿り着ける特別な場所」とも云われている「秘境中の秘境」にある神社なのです。 以下は玉置神社の動画です。 リュウちゃんの拙いブログよりも玉置神社の魅力が楽しめる筈ですので、是非ご覧くださいね。 <吉野郡十津川村 玉置神社>←ここをクリック 標高600mの「ホテル昴」から玉置神社までは、タクシーで約30分、標高1000mの玉置神社の駐車場まで、400mの標高差のある山道を登って行きます。 山道の途中で見た雲海の下の十津川村、 ここは正に「天空の城」、 神の棲む領域なのだ! 午前9時30分、玉置神社の駐車場に到着、 駐車場から見た新宮方面の山並みです。 こちらも山里は雲海の下に沈んでいる! やはり「天空の城」なのだ! 駐車場から玉置神社までは、片道15分の山道を歩いて行きます。 山道の横手に、杉の大木が見えて来ました。 あと少しで本殿だ。 本殿近くの杉の巨樹です。 この巨樹、名前があるのかな? やっと本殿に辿り着きました。 健脚の女房殿、スイスイと凍り付いた本殿の石段を登って行きました。 後を追うリュウちゃんは、石段の途中で凍った雪で滑りそうになり、石段に両手をつき、四つん這いになり、やっと石段を登ったのでした(情けなや~!、カッコ悪や~!) 本殿の左手奥に、今回の一泊旅行の一番のお目当てである「神代(じんだい)杉」が生えていたのです。 神代杉! 樹齢3000年、幹回り8,4m、樹高28m, 圧倒的な迫力だ! その迫力は、リュウちゃんの写真では、 半分も伝わらない! 神代杉のの手前に、樹高2mほどの処から二岐に別れた「夫婦杉」がありました。 「夫婦杉」も迫力満点の巨樹だ! 実は玉置神社には、「神代杉」より幹回りの太い「大杉」、「常立(とこたち)杉」、「磐余(いわれ)杉」があるのですが、今回は残念ながら、バスの発車時間の関係で、観ることが出来ませんでした。 今度、玉置神社に来る機会があれば、 全ての巨樹を探訪するぞ!
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