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カテゴリ:奈良散策
奈良県宇陀市の里山に咲く又兵衛桜、 今、壮麗に満開! 郡山城跡の桜と天理教本部の巨大しだれ桜を観に行った3月27日の2日後の3月29日、女房殿の運転する車の助手席に持って、宇陀市にある全国屈指の「一本桜」である「又兵衛桜」を観に行ってきました。 これまで何度か「又兵衛桜」を観に行ったが、 満開の「又兵衛桜」を観たことがない、 今年は絶好の機会のようだ!? 事前にカーナビで所要時間を調べましたところ、リュウちゃんの家から約1時間という予想が出ました。 よし、朝9時に家を出れば、 午前10時頃には着ける。 で、朝9時に家を出発、予想通り、午前10時ジャストに、「又兵衛桜」の近くの駐車場に着きました。 下の写真は、駐車場から見た「又兵衛桜」です。 どうやら満開のようだ! 「又兵衛桜」の手前に、「北向きお地蔵さん」があり、ここに咲く「しだれ桜」も中々立派でした。 「北向きお地蔵さん」を通り過ぎると、いよいよ「又兵衛桜エリア」です。 入り口のテントのところで、協力金100円を払って、エリアに入場します。 側面から見た「又兵衛桜」 まるで白い頭、ピンクの胴体を持った ライオンかスフィンクスのようだ! 尚、ピンクの胴体は「桃の花」なのです。 「又兵衛桜」の下に近づきます。 満開の「又兵衛桜」 やはり凄い偉容だ! 来て良かった! 「又兵衛桜」は、別名「本郷の瀧桜」とも呼ばれています。これは、ここの地名が、「奈良県宇陀市大宇陀本郷」である所から来ている命名のようです。一本桜として全国的に著名な「三春の瀧桜」が福島県三春町にあるのと同じ発想の命名ですね。 (三春の瀧桜) 「又兵衛桜」の前に、以下のような文面の「立て札」が建てられていました。 <本郷の瀧桜(又兵衛桜)> 本郷区には、戦国武将として活躍した後藤又兵衛がこの地に落ちのび、僧侶となり一生を終えたという伝説が残っており、この枝垂れ桜が残る地も、後藤家の屋敷跡であることから、地元では、「又兵衛桜」と呼んで親しまれています。 一説には樹齢300年と言われ、幹周3m、高さ約13mの見事な桜です。シーズンには数万人の花見客でにぎわいます。 (注)慶長20年(1615年)の「大阪夏の陣」で、真田幸村らと共に、豊臣方の「大阪城五人衆」の一人として活躍した猛将・後藤又兵衛、定説では慶長20年5月6日の「道明寺の戦い」で討ち死にしたとされていますが、宇陀市本郷地区に伝わる伝説では、後藤又兵衛はこの地に落ちのび、現在の桜のある場所(後藤屋敷跡)で暮らしたとされています。「又兵衛桜」自体は樹齢約300年ということで、後藤又兵衛よりも200年位、年代が新しいのですが、この辺りに後藤姓が多いところから、源義経のような英雄流離伝説が生まれたのではないでしょうか。 <源義経の英雄流離伝説> 「源義経は平泉の衣川館で自害したのではなく、逃れて北海道から大陸に渡り、チンギス・ハーンになった」 「又兵衛桜」の周りを一周します。 山側は一面の桃の花が咲いています。 「又兵衛桜」の裏側・ 正に「桃源郷」なのだ! 一周を終えて、川向うの正面に出ました。 ここからの眺め、 「又兵衛桜」の 一番のビュースポットなのだ! <仏隆寺の千年桜> 「又兵衛桜」を堪能して、駐車場に戻ったのが午前11時30分、 よし、 これから「仏隆寺の千年桜」を 観に行こう! カーナビに仏隆寺の住所を入力しました所、約40分で到着というう予測が出ました。カーナビの予測通り、12時10分に仏隆寺に到着、 アチャ~ 「仏隆寺の千年桜」 まだ「蕾」だ! 仕方がないので、2016年4月に撮った「満開の千年桜」の写真を以下に貼り付けます。 「又兵衛桜」と「仏隆寺の千年桜」は、 「見頃」が一週間ズレている。 同じ日に両方の満開を観ることは 不可能なのだ。 (満開の仏隆寺の千年桜) 「蕾」の千年桜を一周しました 。 やはり主役の千年桜が「蕾」だと、 ちょっと淋しい光景だ。 <仏隆寺と千年桜について> 仏隆寺は、平安時代前期の嘉祥3年(850年)に空海の高弟・堅恵(けんね)により創建されたと伝えられる古刹です。空海が唐から持ち帰った最古の茶を栽培したといわれ、「大和茶発祥の地」とされています。約6キロ離れたところにある「室生寺」の末寺です。「本堂」は「千年桜」の横に造られた197段の石段を登ったところにあり、本尊は聖徳太子の作とされる木造の十一面観音立像です。 「千年桜」は樹齢900年と推定される奈良県で一番古い桜です。 以下に宇陀市観光サイトに掲載されている「千年桜」のデータを紹介します。 ★(桜の品種):モチヅキザクラ、 ★(推定樹齢)900年、 ★(樹高):16m、(幹周):7,5m、 ★奈良県指定天然記念物、 12時30分、仏隆寺散策を終えて、帰路につきました。 もう昼食時、お腹が空いた! 本当は、家でおにぎり弁当と缶ビールを持ってきて、又兵衛桜の下でプファ~とやりたかったのですが、朝の天候を見て俄かに宇陀行きを決行しましたので、弁当は持参しなかったのです(返す返すも残念!) で、帰路の途中にある長谷寺の参道の料理屋で昼食を摂ることにしました。 <長谷寺の桜> 午後1時過ぎ、長谷寺に到着、長い参道沿いの、客席全てがアクリル板で細かく仕切られている、新型コロナ対策万全(と思われる)の和食の店に入り、うなぎ定食とビールで遅い昼食、 プファ~、ビールが旨い! 久々に食べたうなぎ、絶品だ! 昼食の後、「長谷寺」の桜見物をしました。 長谷寺の桜、 今が「見頃」のようだ! 下の絵図は「長谷寺境内図」です。 長谷寺名物、 399段の登廊(のぼりろう) の周りも、桜爛漫だ! 本堂前の舞台も、桜見物の客で賑わっていました。 舞台から降りて行く帰路の道脇に、数輪だけですが、シャクナゲが開花していました。 「本堂」を見上げる休憩所で、暫し休憩。 ここの桜も素敵なのだ! リュウちゃんは、休憩所の上にある五重塔に立ち寄りたかったのですが、運転手の女房殿はお疲れの様子、やむなく、休憩所からそのまま坂を下り、帰途についたのです。 <高田川千本桜> 長谷寺から斑鳩町に家に帰る途中に、奈良県でも屈指の桜の名所である大和高田市の「高田川千本桜」があります。「又兵衛桜」、「仏隆寺の千年桜」、「長谷寺 の桜」と、3カ所の桜見物で、ちょっと「桜疲れ」をしていたのですが、帰路の途中にある桜の名所でもあり、立ち寄ってみました。 おお、ここの桜も満開だ! 4カ所の奈良の桜の名所を「はしご」して、家に帰り着いたのが午後5時ジャスト、「桜疲れ」を振り切るため、家でビール2缶で晩酌、 プファ~、ビールが旨い! 「桜疲れ」が見事に吹き飛んだ! 次回の「桜紀行」は、いよいよクライマックスの「吉野の桜」です。 乞う、ご期待!
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