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リュウちゃんの懐メロ人生

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2021年05月11日
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カテゴリ:奈良散策
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
新型コロナ禍に沈む日本列島、
今年も春日大社の
藤の花が見頃を迎えた!





​​4月27日、2年ぶりに奈良の春日大社の「藤巡り」をして来ました。昨年は「新型コロナ元年」で、公共交通を一切使わないことを誓っていましたので、奈良公園には行かなかったのです。
​​
奈良公園の「藤の見所」は、以下の通りです。

(1) 公園の至る所に在る「藤棚」、
(2) 春日大社の森の至る所に在る「山藤」、
(3) 「萬葉植物園」の「藤園」の20種類の藤、
(4) 春日大社本殿の境内にある「砂ずりの藤」

​​リュウちゃんが奈良公園に行く時に使う公共交通は、<JR「法隆寺」~JR「奈良」>までの約10分間だけです。この区間は、朝夕の通勤時間には、かなり混雑するのですが、リュウちゃんが乗る昼間は、全く「密」にならないのです。
​​
昼食を済ませ、午後12時30分に家を出発、午後1時ジャスト、JR奈良駅に到着、ここからは往復、歩いて奈良公園を巡るのです。

​​<興福寺の藤棚>

JR奈良駅から徒歩15分で、興福寺に着きます。

おお、
興福寺南円堂の周りは
新緑が鮮やかだ!



南円堂の周囲に、2つの藤棚があります。

朱い南円堂には、
藤の花がよく似合う。







南円堂から、五重塔に向かいます。



五重塔と藤のコラボ、
始めて撮ることが出来た!







​​<国立博物館前の藤棚>

興福寺五重塔から歩いて10分位で、奈良国立博物館に着きます。

ここの「藤棚」
老木のせいか、花付きは悪いが、
「幹」はアートなのだ!







​<飛火野の藤棚と山藤>
​​
​国立博物館から5分程歩きますと、リュウちゃんお気に入りの「飛火野エリア」に着きます。
飛火野のシンボル・巨大クスノキと
手入れされていない藤棚のコラボ、
「野生の美」、なのだ!









飛火野は鹿の楽園なのです。





飛火野の奥、春日野原始林の始まる所に、山藤が自生しています。

​​ここの山藤、眩しい!









​​<萬葉植物園>
午後2時、入場料400円を払って「萬葉植物園」に入場しました。

おお、
入場口の裏手の九尺藤、
正に「見頃」だ!





藤の下に入って撮った写真、
話に聞く「足利フラワーパーク」の
大藤のようにも見える!?





​「九尺藤」の下に、以下のような「万葉集の歌」のパネルが設置されていました。



​​このような「万葉集の歌」のパネル、以前には無かったのですが、今年の4月23日まで、1年近く「休園」している間に取り付けられたようです。現在では園内にある約300種の万葉植物の殆ど全てに、このような「万葉集の歌パネル」が設置されています。
​​
​<「萬葉植物園」について>
​​​​​​​「萬葉植物園」は正式名称を「春日大社 神苑 萬葉植物園」といいます。その名の通り。春日大社に付属する植物園です。昭和7年、万葉集にゆかりの深い春日野の地に、昭和天皇より御下賜金を頂き、約300種の万葉集に出てくる植物を植えた日本でも稀有な植物園なのです。園内の面積は約9000坪で、殆どは300種の万葉植物を植えた「萬葉園」なのですが、他に「五穀の里」「椿園」、それと藤原氏の「下がり藤」の家紋に因んだ約2000坪の「藤の園」が造られているのです。


(藤原氏の家紋「下がり藤」)

​<臥竜のイチイガシ>
​​
​「萬葉植物園」のシンボル・ツリーです。周囲には菖蒲・ツツジが満開を迎えていました。以前にはこの巨木にまつわりつくように、「山藤」が咲いていたのですが、現在では取り払ってしまったためか、「山藤」が見られないのは残念なのです。







​​<藤園>

「萬葉植物園」を一周して、「藤園」に入場します。

やはり今が「見頃。
かなり来場者が多い。





















​ここの「山藤」も素晴らしい!​












「藤園」には、20種200本の藤が植えられています。
​​大抵の「藤の名所」の藤は「棚造り」に仕立てられているのですが、ここの藤園は、「立木造り」と「棚造り」が混交しています。それが、他の藤園には無いバラエティに富んだ興味尽きない景観を生み出しているとリュウちゃんは思っているのです。
​​
以前のブログでは、ここの20種類の藤を殆ど全て紹介したこともありましたが、本ブログでは、写真の仕上がりの良かった藤を幾つか紹介致します。

尚、以下のサイトには、ここの全種類の藤が紹介されていますので、興味のある方は覗いて見て下さいね。
​<九尺>




​​
​<白野田>





<岡山一歳>





​​<麝香藤>





​​​​<昭和紅>





​<黒龍>





<八重黒龍>





​​<本紅>





​​<口紅>





<金龍神社の八重桜と山藤>

約1時間ほど、萬葉植物園の藤を楽しみ、春日大社に向かいました。
​今回は春日大社本殿に入る前に、末社の一つである「金龍神社」に立ち寄りました。
「金龍神社」の山藤の幹
自然のオブジェなのだ!






ピンクの八重桜と山藤のコラボ
初めて見た!







<春日若宮神社の山藤>
​​
​春日大社第一の摂社である春日若宮神社、巨樹大好き人間のリュウちゃん、ここに立ち寄ると、必ず「大クス」(樹齢1700年、根本の幹周11,2m)に挨拶するのです。



ここの本殿の朱い鳥居の後ろ側の山藤も、なかなかの見物(みもの)なのです。







<春日大社の山藤と「砂ずりの藤」>
​​
春日若宮神社から春日大社に入ります。
先ずは本殿右横の山藤に目を奪われます。

ここの山藤、
春日大社境内一番の偉容の藤だ!







<砂ずりの藤>

​本殿の前に、樹齢800年と云われる棚仕立ての「砂ずりの藤」があります。











この藤棚の手前に、この藤の由来を書いた立て看板が立てられています。

​(砂ずりの藤)
​花の穂が地面の砂にすれるほど長いことから、この名がある。樹齢800年ともいわれ、鎌倉時代後期(1309年)に描かれた「春日権現験記」にも、ここにフジがあったことが記されている。​
春日大社では神紋にもフジの文様を用い、奈良朝以来、境内のフジは大切にされている。

上掲の写真でご覧頂きましたように、現在では樹勢が衰えたためか、花房の長さはせいぜい1m位、地上に届くためには最低でも2,5m位の花房の長さが必要なので、到底地上には届かないのです。

奈良に住んでから、リュウちゃんは何十回も、この藤を観たのですが、花房が地上に届いているのを見たことがありません。

何時頃まで花房が地上に届いていたのか?
それとも、昔は藤棚が低かったのか?

これは、奈良人リュウちゃんにとりましても、
​​「永遠の謎」
なのです。



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最終更新日  2021年05月11日 16時09分41秒
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