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カテゴリ:奈良散策
「一目百万本」、全山燃える! 葛城山のヤマツツジ、 今、満開。 5月10日、6年ぶりに葛城山のヤマツツジを観に行って来ました。 全国屈指のヤマツツジの群生地として知られている大和葛城山は、奈良県と大阪府の境にある「金剛山地」の主峰の一つで、標高959,2mの山です(主峰は標高1125mの「金剛山」です)。山頂付近は「葛城高原」と呼ばれ、ツツジの季節には大勢の観光客で賑わうのです。 リュウちゃんは古希になる直前まで、ほぼ毎年、葛城山のツツジを観に行っていたのですが、古希を過ぎてからは、今回まで一度も行かなかったのです。 行かなかった理由は、 下山の山道が急過ぎて 下山出来る自信が無い。 ということなのです。 で、6年間、登山を敬遠していましたが、やはり5月の「奈良県の花遍路」には、葛城山のツツジの紹介は不可欠であると思い、行って見ることにしました。 登山、下山共に、 ロープウェイを使えば楽勝だ! 例によりまして、女房殿お手製のおにぎり弁当と、リュウちゃんお手製(?)の缶ビール(2缶)をリュックに詰め、朝7時30分に家を出発、公共交通を6回(!)乗り換えて、午前10時前、「葛城山ロープウェイ」駅に着きました。 「葛城山ロープウェイ」は昭和42年開業、奈良県御所(ごせ)市にある「葛城登山口駅」から、山頂の「葛城山上駅」までの営業距離1421m、標高差561mを6分で結んでいます。 昨年は新型コロナ禍のため、ツツジの季節には運休していたのですが、今年は乗車定員を「密」にならないように減らして営業しています。しかし、登山口付近の駐車場は全面封鎖していますので、登山口へは徒歩で行くか、奈良交通のバスで行くかの2通りしか方法が無いのです。 例年ですと、ツツジの季節には、ロープウェイに乗るために長い行列が出来て、並んでから乗車するまで2時間くらい掛るのですが、 今年は、待ち時間無しで、 すんなりロープウェイに乗れた! ロープウェイの眼下には、吉野の山並み、大和平野がパノラマのように拡がっています。 下の写真は、持統天皇によって造営された「藤原京」の辺りです。手前やや右の小さい山は、「畝傍山」、左側やや後方の山が「耳成(みみなし)山」です。畝傍山と耳成山の間の、高い山並みの下に、「天の香久山」があります(大和三山) 「香具山は 畝火(うねび)ををしと 耳成(みみなし)と 相あらそひき 神代より かくにあるらし 古昔(いにしへ)も 然(しか)にあれこそ うつせみも 嬬(つま)をあらそふらしき」(中大兄皇子、万葉集・巻1-13) 山上駅からの眺め、 奈良市の若草山が遠く霞んで見えます。 山上駅からツツジの群生地までは、登り坂で約20分位掛ります。この辺りは「ブナの群生地」なのですが、ブナの木の間に、小さいヤマツツジが咲いています。ヤマツツジの手前には「熊笹」が群生しているのです。 ツツジ園に行く前に、葛城山の山頂展望所に立ち寄りました。展望所にも、かなり人出がありました。 山頂の標識の横に、 赤いポストがあった! 毎日、ここまで郵便物を収集に来る作業、 大変だ! 山頂からツツジ園に降りて行きます。 下の写真の左手に建物は、「葛城高原ロッジ」です。 「葛城高原自然つつじ園」に到着、 ヤマツツジの群生の背後に 大迫力で迫る金剛山の偉容、 息を飲むパノラマ光景だ! 標高950mの「つつじ園」の正面に立ちはだかる標高1125mの「金剛山」、燃えるようなヤマツツジと金剛山のコラボは、ここの最大の「見所」です。 ちょっと見る位置を変えるだけで、金剛山とヤマツツジは、様々な姿を見せてくれるのです。 以下、金剛山とヤマツツジのコラボのバリエーショウンの写真を貼り付けます。 6年ぶりに見た 金剛山とヤマツツジのパノラマコラボ、 やはり天下の絶景なのだ! <「葛城高原自然つつじ園」について> 標高1125mの「金剛山」に接する大和葛城山の南斜面に、15万平方メートルものヤマツツジの群生が広がる自然公園です。ここのツツジは、人の手で植えられたのではなく、全て天然に自生しているヤマツツジなのです。ここのツツジのキャッチフレーズは「一目百万本」ですが、実際の本数は(リュウちゃんの机上の計算では)せいぜい3万本(株)、但し、ここのヤマツツジは一つの株から十数本の枝が伸び、枝の先端に咲く花の数は、一株で数千~1万個に達すると考えられます。 (「葛城高原自然つつじ園」のヤマツツジの個体) 仮に、一株に平均3000個の花を付けるとしますと、 3000×30000株=9000万個(咲いている花の数)→約1憶個、 ということになります。 「一目百万本」ならぬ、 「一目一億花」なのだ!!?? ここのヤマツツジの群生は、昭和45年頃、突然、姿を現したのだそうです。元々、この斜面は熊笹の群生地だったそうですが、昭和45年頃にここの熊笹が一斉に花をい付けたのだそうです。 「笹の花」が咲くのは、100年に一度くらいの珍しい現象なのですが、不思議なことに、一斉に花を付けた熊笹は、今度は一斉に枯れてしまったのだそうです。熊笹が枯れた後に、これまで熊笹に覆われていたヤマツツジが、顔を出したのだそうです。 現在でも熊笹からツツジを守るために、年に2回ツツジの根元の熊笹を刈り取るのだそうです。 葛城山系の北の端にある「二上山」から「金剛山」まで続いている縦走路「ダイアモンドトレール」を辿り、ツツジ園の底に降りていきます。 「ダイアモンドトレール」の途上からの眺めです。 道沿いのツツジです。殆どは、葉の無い朱色の大きな花をい付けるヤマツツジなのですが、中には葉が付いているものや、ピンクの花のヤマツツジも少しだけ混じっているのです。 「ツツジ園の底」に降りて来ました。ここには、3つの木製の「舞台」があり、登山者の休憩所になっています。 もう,お昼時、 お腹が空いた! で、「舞台」の一つに座って、少し早めの昼食、 プファ~、ビールが旨い! 全山朱色のツツジに囲まれ、 酔いが回る! 話は変わりますが、リュウちゃんは地元の公民館で2つの「歌声クラブ」を指導しています。2つのクラブ共に、歌う曲はリュウちゃんが決めて楽譜・歌詞カードなどを用意し、伴奏のピアニストと打ち合わせの上で、メンバーに皆様に歌ってもらうことにしています。 採り上げる歌は、2つの歌声クラブの性格に合わせ、かなり違うのですが、3年前に。両方のクラブで、「坊がつる讃歌」という歌を採り上げました。 <芹 洋子「坊がつる讃歌」> この歌は上掲のYou-Tubeのように、芹 洋子の歌唱によって全国的に知られるようになった歌なのですが、元々は、昭和27年に九州大学の山岳部の学生が、大分県竹田志にある標高1200mの高原・湿原「坊ガツル」の山小屋で作られた「山男の歌」なのです。 2番の歌詞は以下です。 ♪~ミヤマキリシマ咲き誇り 山紅(くれない)に大船の 峰を仰ぎて山男 花の情けを知るものぞ~♪ (※)「ミヤマキリシマ」は九州の高山に自生するヤマツツジの一種です。「♪~大船の~♪」の「大船(たいせん)」とは、坊ガツルを囲む九重連山の主要峰の一つで、標高1786mの火山なのです。 以下に、ネットからお借りした「ミヤマキリシマの咲く坊ガツル」の写真を貼り付けます。 ミヤマキリシマの咲く「坊ガツル」 ヤマツツジの咲く 「葛城高原」に似ている! お蔭様で「坊がつる讃歌」は2つの「歌声クラブ」で大歓迎され、今では両方の歌声クラブで、例会の最後に必ず歌う「愛唱歌」になったのです。 ―閑話休題― 暫し、「ツツジ園の底」を散策し、元の「葛城高原ロッジ」に戻って来ました。 ちょっと喉が渇いた。 よし、「葛城高原ロッジ」で 喉を潤そう。 (この写真はネットからお借りしました) で、葛城高原ロッシに入り、枝豆と瓶ビール(中瓶)2本を注文、 プファ~、ビールが旨い! 開け放された窓から 吹き込む強風が心地よい! (この写真もネットからお借りしました) 結局、葛城高原で、昼間に缶ビール2本、瓶ビール2本も飲んでしまいました。そして。家に帰ってからいつもの晩酌で更に缶ビール2本を飲んだのです。 もうすぐ後期高齢者になるリュウちゃん、 ビールの飲量だけは現役時代と ちっとも変わらないのだ(苦笑)
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