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リュウちゃんの懐メロ人生

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2022年05月13日
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カテゴリ:奈良散策
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
いにしへの 奈良の都の八重桜
けふ奈良公園に 咲きにけるなり
(詠み人:元伊勢人のリュウちゃん)


(南円堂と奈良八重桜)


(萬葉植物園の藤の花)

​​​4月26日、「藤の花」を求めて、奈良公園を一周して来ました。これまで、この時期の奈良公園一周は、「藤の花」だけが目的だったのですが、今回は公園の各所に咲いている「奈良八重桜(ならのやえざくら)」も観て周りたいという「欲張り」な行脚なのです。
​​​
​<奈良八重桜について>
​​
​奈良八重桜は平安時代の女流歌人、伊勢大輔(いせのたいふ/いせのおおすけ)が詠んだ
いにしへの 奈良の都の八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
​(小倉百人一首、第61番)
の歌で有名になった超遅咲きの八重桜です。


(伊勢大輔)

​伊勢大輔は、寛弘5年(1008年)頃に一条天皇の中宮・上東門院藤原彰子に仕え、和泉式部・紫式部などと親交し、晩年には白河天皇の傅育の任にあたった女官です。

上掲の和歌は、京都の宮中で奈良から献上された八重桜を受け取る役目を、紫式部が勤める予定のところ、新参女房の伊勢大輔に譲ったことがきっかけとなり、更に藤原道長の奨めで即座に詠んだ和歌が、上東門院をはじめとする人々の賞賛を受けたものです。
​ウィキペディアの記述によりますと、「奈良八重桜」は、
​★カスミザクラが重弁化した変種であると考えられている。ナラノヤエザクラの繁殖力は極めて弱く、殖やすのが非常に難しい。樹勢は弱く、寿命も短い。東大寺の塔頭「知足院」に植えられていた​「知足院奈良八重桜」​も1923年に天然記念物に指定された樹は既に枯れてしまっている。​
​​★花弁は「奈良市史 自然編」によると 22 枚から 79 枚、「新日本の桜」によると 30 枚から 36 枚とされる。​​
★ナラノヤエザクラはカスミザクラが重弁化した品種であるため、八重桜にしては小ぶりで清楚な花を咲かせる。花は 4 月下旬から 5 月上旬に咲き、ゴールデンウィークの頃に満開となる。
​★奈良八重桜は奈良市が市制施行した5年後の1903年に制定された奈良市章の素地となっている。


(奈良市市章)

​​​​​★奈良八重桜は奈良を代表する花として1968年には奈良県花に制定された。さらに1998年には奈良市花に制定されている。

​​​​​
​これまでリュウちゃんは​「開花している奈良八重桜」​を確(しか)と観た記憶が無いのですが、奈良公園の八重桜の咲いている所を巡ってみることにしました
。​
​午前10時、興福寺の北円堂に到着、
北円堂と南円堂の間にある数本の八重桜、
確かに「奈良八重桜」だ!
白とピンクが交じった小さい花弁、
​​清楚だ!







中金堂と五重塔の傍にも
奈良八重桜が咲いている!






​興福寺から国立博物館に向かいます。
国立博物館への道筋にも、
相当数の奈良八重桜がある!







国立博物館の裏の駐輪場横の奈良八重桜です。





​国立博物館から、春日大社の入口である「飛火野」に出ます。
飛火野の棚藤、
今年も元気だ!









飛火野のもう1本のクスノキも、
相変わらずの威容だ!



​奈良公園の藤のメッカ、「萬葉植物園」に入ります。
​「藤園」の藤は満開のようだ。



入口にある「九尺藤」
昨年に比べ、ちょっと短いが、
元気だ。





​​「萬葉植物園」は、昭和7年、万葉集に登場する約300種の植物を、なるべく人の手を加えず、自然のままに植えた植物園です。9000坪の園内には、300種の萬葉植物を植えた「萬葉園」、「椿園」、「藤園」などがあり、4月末からは藤の見物客で賑わうのです。
​​
以下、「萬葉園」の花を紹介します。

​​​★「ヤマブキ」



★「大根の花」
​​
通常、大根は花が咲く前に収穫されてしまいますので、私達が近所の畑で大根の花を見る機会は殆ど無いのですが、ここは花を観賞する庭園ですので、珍しい大根の花を見ることが出来るのです。





​​★「臥竜のイチイガシ付近のツツジ、花菖蒲、藤の花」
​​
​「萬葉植物園」の「萬葉園」の中心部には、「臥竜(がりゅう)のイチイガシ」という巨木があります。
「臥竜のイチイガシ」の周辺の花々、
「萬葉園」のビュースポットなのだ!









「藤園」に入ります。

​​今年も「藤園」を観ることが出来た!















​★「山藤」
​​
「藤園」には、2本の巨大な「山藤」があります。入口近くにある1本は、殆ど花は付けていなかったのですが、もう1本の山藤は、以下の写真のように、かなり多くの花を付けていました。







「藤園」には、20種類の藤が植えられています。今回はその内、12種類を撮影出来ましたので、以下に写真を貼り付けます。

​(1)<黒龍藤>







(2)<麝香(じゃこう)藤>





​​​​​(3)<口紅藤>





​(4)<白甲比丹(かぴたん)藤>





​​​(5)<岡山一歳>





(6)<昭和紅藤>





​(7)<新紅藤>





​(8)<緋ちりめん藤>





(9)<本紅藤>

ビュースポットで一際目立つピンクの藤、
「本紅藤」だったのだ!







​(10)<白野田藤>





(11)<九尺藤>
​​
​「九尺藤」とは、花房が九尺(約273cm)にも伸びるという藤の種類です。​
​「萬葉植物園」の「九尺藤」、今年の花房は、長いもので1,5m位のようです。







​尚、兵庫県丹波市の「白毫寺(びゃくごうじ)」には、120mに及ぶ九尺藤だけの藤棚があるそうです。
白毫寺の九尺藤、
全然知らなかった。
来年には是非行って見たい!


(百毫寺の九尺藤・HPからお借りしました)

​​(12)<八重黒龍藤>
​​
まるで葡萄のような花房、
ゴージャスだ!







「萬葉植物園」を出て、春日大社に向かいます。

<春日大社境内の「砂ずりの藤」>
​​樹齢800年とされる奈良公園では一番有名な藤です。「砂ずりの藤」という名称は、かっては花房が地上にまで伸びて、地上の砂を擦るというところから名付けられたようですが、最近では樹勢が衰えたせいか、花房の長さはせいぜい50センチくらいなのです。
​​
でも、建物の「朱色」と
砂ずりの藤の相性は抜群なのだ!











​<若草山の麓の奈良八重桜>
​​
リュウちゃん、これまで全然気付いていなかったのですが、若草山の麓にも、奈良八重桜が10本ほど植えられていました。

若草山の麓、
4月上旬はソメイヨシノ、
4月下旬は奈良八重桜。
2回、お花見が楽しめるのだ!









<若草山の麓から国際フォーラムへの坂道>
この道の脇には20本位の奈良八重桜の並木があります。









​<奈良春日野国際フォーラムの庭園>
​​
​4月2日の奈良公園の桜行脚では、まだ奈良国際フォーラムの庭園の奈良八重桜は「蕾固し」だったのですが、24日あとの本日、庭園の丘に登りますと、
​咲いていました!



​​





​<南大門前>
​​
奈良八重桜行脚のラストは「南大門前」です。







​南大門の近くの「夢風広場」のレストランで遅い昼食、
プファ~、ビールが旨い!
ビールに酔い、桜に酔い、藤の花に酔う、
酔い3倍増の至福の1日なのだ!
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最終更新日  2022年05月13日 23時01分11秒
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