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カテゴリ:長浜盆梅展
日本一の歴史と 規模を誇る「長浜盆梅展」、 琵琶湖一周を兼ねて見参 2月2日、リュウちゃん一人で、滋賀県長浜市で開催されている「長浜盆梅展」を観に行って来ました。 以下のサイトは「第73回長浜盆梅展」のHPです(クリックしてご覧ください) <第73回長浜盆梅展> 上掲のサイトには、以下のような「説明文」が掲載されています。 <盆梅とは> 盆梅とは、鉢植えの梅、つまり盆栽のこと。 長浜盆梅展は開花時期に応じ、約300鉢の中から約90鉢を純和風の座敷にずらりと展示します。 中には、高さ3mの巨木や、樹齢400年と伝わる古木もあります。 長浜盆梅展は昭和27年から始まり、今年(令和6年)で73回目を迎えます。 新春の風物詩として親しまれています。 リュウちゃんは20年ほど前に女房殿と2人で一度だけ行ったことがありますが、現在では「忘却の彼方」です。 初めて行くのと同じの長浜盆梅展、 フレッシュな目で観てみよう! 午前8時過ぎに法隆寺を出発、長浜までの往路の経路は以下です。 JR法隆寺駅~JR京都駅~(JR湖西線に乗り換え)~JR近江塩津駅~(北陸本線に乗り換え)~JR長浜駅、 (※)京都駅から長浜駅間は、琵琶湖線(東海道本線)の米原駅経由の直行新快速に乗ると、1時間10分で行けるのですが、今回は湖西線の左手に平行している「比良山地」を観ながら長浜に行こうという趣向です。尚、「比良山地」は、「比良の暮雪」として「近江八景」の一つに選ばれている名勝地で、京都・奈良から一番近いスキー場のある所です。 (歌川広重「比良暮雪」) 以下の写真は、湖西線の車窓から撮った「比良山地」の山並みです。 今年は暖冬なので、 積雪が少ないのかな? 「近江塩津駅」で北陸本線に乗り換えます。この駅は滋賀県の最北部で、湖西線の次の駅、 「新疋田駅(しんひきだえき)」は、福井県の最南端である「敦賀市」にある駅なのです。 「近江塩津駅」卑近の「比良山地」とは反対側の車窓から撮った山並みです。 この山並みは、多分、 「賤ヶ岳(しずがたけ)」、 羽柴秀吉と柴田勝家が戦った古戦場、 琵琶湖と「余呉湖」を隔てる 標高421mの小山、 琵琶湖周辺の歴史的景観の一つなのだ。 北陸本線「余呉駅」を過ぎたあたりから、左側の車窓に「伊吹山」が見え始めます。 標高1377m、 滋賀県最高峰の「伊吹山」、 雪の「伊吹山」は、 「富士山」のようだ! 午前11時30分、「JR長浜駅」に到着、 「長浜駅」から眺めた「伊吹山」、 長浜市のシンボルの一つなのだ。 「長浜盆梅展」の会場である「慶雲館」までは、長浜駅から徒歩3分の所にあります。 なので、会場に入る前に、駅ビルの中にあるフードコートで、「カツ丼」と瓶ビール(中瓶2本)を頼んで早い昼食、 プファ~、ビールが旨い! 雪の伊吹山に感激、 盆梅展には、 どんな感激が待っているのだろうか? 正午過ぎ、会場の「慶雲館」に入りました。 「慶雲館」の前庭にも、 盆梅が開花していた! 館内に入場します。 館内のかなりの盆梅には、名称がつけられていました。以下、名称と共に、盆梅の写真を紹介させて頂きます。 <仁寿(じんず)> 推定樹齢150年の白梅です。 <花簪(はなかんざし)> <清麗> <昇龍梅> 推定樹齢250年の白梅です。 <林光(りんこう)> 推定樹齢150年、「林光」という名称を見て、最初リュウちゃんは「はやしひかる」と読んでしまいました(苦笑)、リュウちゃんの知っている「はやしひかる」は、合唱曲「原爆小景」などを作曲した20世紀の作曲家なのです。 <彩音(あやね)> <香篆梅(こうてんばい)> <千代の苔> 推定樹齢200年。 <清音> 推定樹齢120年の一重咲き白梅です。 <黒鯨> <夫婦周航(めおとしゅうこう)> <凝馨(ぎょうか)> 中国原産、日本には数本しかない貴重品種なのだそうです。 <妙照(みょうしょう)> 推定樹齢150年、一重咲きの白梅、 フ~、結果、全90鉢の内、名称が確認出来た盆梅は以上の13鉢だったのです。名称が確認出来た鉢は他にも幾つかあったのですが、その殆んどは「未開花の鉢」でしたので、写真を撮らなかったのです。 出品されていた90鉢の内、 開花している写真を撮れたのは 僅か13鉢、 ちょっと淋しい結果だ。 暫く「盆梅展」を鑑賞し、奥庭に出ました。 「慶雲館」の奥庭、 素晴らしい池泉回遊式庭園なのだ! 奥庭の至るところに、 盆梅がある! 「やはり野に置け梅の鉢」なのだ! <国指定名勝「慶雲館」> 長浜盆梅展の会場になっている「慶雲館」の、ウィキペディアの記述は以下です。 「慶雲館」は明治天皇夫妻のための「迎賓館」である。 京都で行われた孝明天皇御式年祭(20年祭)のため明治天皇が行幸した前年の明治19年、長浜の実業家で当時は太湖汽船頭取を務めていた浅見又蔵が行幸計画を知ったさい、長浜で自社航路から鉄道へ乗り換える時間に滞留する適当な施設がなかったことから急遽、自らが所有する大通寺別殿跡地に行在所を私費で建設した。工事は同年11月3日から急遽開始され、竣工したのは行幸当日の明治20年2月21日朝であったが、明治天皇・昭憲皇太后夫妻が京都を発った当日朝の時点では、建設工事の後かたづけも終わっていなかったという。夫妻は同日13時前に長浜港に到着し、同館で昼食および休憩をとったあと、13時45分発の列車で名古屋へ向かった。尚、池泉回遊式庭園の「奥庭」は明治45年に小川治兵衛により作庭された。 僅か1時間ほどの 天皇夫妻の滞在のために 造られた「慶雲館」、 明治天皇の権威は絶大だったのだ! 最後の写真は「奥庭」のピンク色の八重咲き盆梅です。 この「盆梅」、 正に「春爛漫」なのだ! タイトルに「琵琶湖一周」と謳いながら、 結局、琵琶湖の写真は一枚も無し、 ちょっと「羊頭狗肉」でしたね。
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