たのしい☆くらし

　今日息子の英会話教室の日。いつもなら３時からたった一人のクラスなのだが、前に日記に書いたようにクラスの移動を検討している。今朝先生から電話があり、今日は４時から幼稚園生のクラスに混じって、私も見学することにした。

　教室に入るとひとりかしこそうな男の子がいた。穏やかな笑みを浮かべて、ルカにも優しく笑いかけている。「出来杉くん」のようだ。
（服装もきちんとしてるし、なんかいい感じかも・・・・）と私の頭の中は「優しいお兄ちゃんたちにリードされて楽しく学ぶ我が子の図」でいっぱいになった。

　数分後。また一人来たようだ。その瞬間先ほどの想像図はもろくも崩れ去った。
来るなり教室で暴れまわる少年。次に来た少女もまたしかり。最後に来た少年は先生の言う事などほとんど聞いていない。

　うちの息子は少年たちがふざけるたびに真似をする。走りまわる。先生がなんとかなだめながら進むクラス。

　カードゲームの時はさすがに３歳になりたての息子はわかっていてもスピードで負けて１枚もゲットできない。しまいには、４時からという時間のせいか眠さがピークとなり大泣きしてしまった。

　こうして嵐のように５０分の授業が終了した。そのクラスの子供たちのお母様方がお迎えにきた。「出来杉くん」のママは大変に美しく、きちんとした印象の方だった。このクラスに彼がいるのは非常に気の毒である。彼の勉強はほかのクラスなら今の３倍進むことであろう。

　うちの息子は帰り道「今日は俺いい子じゃなかった。Ｔｉｇｅｒのカードがとれなくて泣いた。」と反省の弁を述べていた。「最初の歌の時は一人の時よりは楽しそうな顔をしてやっていたし、頑張ったよ。」と励ましたが、「俺先生と２人がいいよ。」と言い出した。

　一応来週の火曜日も違うクラスを見学することになっている。そちらはみんなちゃんとやるという評判だ。息子は「もう２人でいいよ～」と言うが見に行ってから決めようと思う。

　「出来杉くん」にも是非クラスの移動をお勧めしたいものである。