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たのしい☆くらし

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2005.10.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 私の弟は寿司職人である。もうかれこれ8年ほど修行して、やっとカウンターで寿司を握れるようになった。

 昔の情けない弟からは想像できないほど、テキパキと寿司を握る姿は父に「初めて頼もしいあいつを見た」と言わしめた。

 なにせ子供の頃の弟は勉強は嫌いだし、授業ちゅうはぼ~っとしているし、忘れ物は多いし・・・・という大変手のかかる少年であった。いつもニコニコ愛想が良いことだけがとりえであった。

 夏休みの宿題は毎年私が8割ほどやっていたような気がする。だからはじめ老舗の寿司屋に修行に出ると聞いて「絶対半年で辞めるに違いない」と思っていた。

 そんな家族の心配をよそに彼は「店のカギをなくす」など多数の失敗を乗り越えてどうにかここまで一人前になった。はじめは出前と洗い物からのスタートだったのだから私にとってひとつの奇跡である。

 しかし「忘れ物・無くし物が多い」というところは今でも変わらないらしい。寿司にわさびをつけるのだけは忘れないで頂きたいと心底願う姉である。

 写真は父が先日行ってとってきたもの。値段が高すぎてめったに店には行けないのだ。
 
 





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Last updated  2005.10.02 23:49:02
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