プロ野球の集客コスト
Jリーグの集客人員は、年間410万人。プロ野球の集客人員は、年間2300万人。Jリーグの5.6倍。球団の原価を観客動員数で割ってみると、一人を球場に集客するのにいくらかかっているかがわかる。ということで、データを得られるところから、勝手に貰ってきて計算してみた。元ネタが正しいかどうかは、保証の限りではない。。。■球団別の集客コスト(観客動員数の降順)チーム名観客動員数(人)原価(百万¥)集客コスト(¥/人)☆巨人3,722,95022,1505,950★ダイエー3,102,4006,8002,192☆阪神3,074,61016,6005,399☆中日2,218,72010,3004,642☆YS1,583,7506,5004,104★西武1,534,1907,0004,563★近鉄1,428,0008,5005,952☆横浜1,417,5008,1005,714★日ハム1,312,5007,4005,638★BW1,105,4407,5006,785★ロッテ974,4009,2009,442☆広島817,8806,4207,850■球団別の集客コスト(集客コストの降順)チーム名観客動員数(人)原価(百万¥)集客コスト(¥/人)★ロッテ974,4009,2009,442☆広島817,8806,4207,850★BW1,105,4407,5006,785★近鉄1,428,0008,5005,952☆巨人3,722,95022,1505,950☆横浜1,417,5008,1005,714★日ハム1,312,5007,4005,638☆阪神3,074,61016,6005,399☆中日2,218,72010,3004,642★西武1,534,1907,0004,563☆YS1,583,7506,5004,104★ダイエー3,102,4006,8002,192※参考にしたデータ観客動員数のデータは、「プロ野球の観客数」を参考。 原価のデータは、「プロ野球の金銭的な問題を語る」を参考。※計算式観客動員数=1試合の観客動員数*140試合÷2 (÷2は、相手チームと折半の意味)原価=売上-損益集客コスト=原価÷観客動員数※損益不明の会社、中日損益=±0、西武損益=-10億と仮定。■ダイエーは、一人集客するのに2千円程度。集客数=宣伝効果とすれば、宣伝効果は非常に高い。逆に、観客全員から2千2百円貰えば、ペイできるのに、これで黒字にできないのは、2千2百円以下で入場券を売っているということなのだろう。■広島は、一人集客するのに8千円近いお金がかかっている。広島が赤字になっていないのは、入場者が8千円払っている訳ではなく、TV放映権のおかげ。つまり、広島球場は狭いので、入場者からのお金でまかなうことができず、球場に来れないお客を相手にしなければやっていけないことを意味していいる。■パリーグでは、ロッテ9千5百円、BWの6千8百円、近鉄6千円と、入場者が高額を支払わなければ、なり立たない経営になっている。BWと近鉄は、(集客コスト=高額)どうしの合併ということで、現状のままでは、セリーグ並のTV放映料が必要。逆に、集客コストが高いということは、改善の余地が高いということ。やはり、球場に足をはこんでもらうFANを増やすためには、集客コストを4千円代以下に圧縮しないといけないのではあるまいか?その上で、球場に来れないFANをいかに増やすかのマスメディア戦略を立てるべき。それが、巨人との1リーグ化というなら、余りにも安直過ぎだと思う。