韓国軍哨戒艦が黄海の軍事境界線付近で沈没、爆発起き大きな穴と
(CNN) 、韓国北西部沖の黄海で26日夜、韓国海軍の哨戒艦(約1200トン)の艦尾に穴が開いて浸水、同艦は沈没した。聯合ニュースが同国海軍当局者の情報として報じた。乗組員は104人で、58人がこれまで救出された。
艦尾で爆発が起きて大きな穴が開いたという。
沈没の原因は不明だが、李明博(イ・ミョンバク)大統領は緊急の安保閣議を開催、あらゆる可能性を踏まえた迅速、徹底的な調査を命じた。同国政府は、軍事的な要因が絡んだ可能性は否定出来ないとの声明を発表した。
沈没した海域は、南北朝鮮の海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近にあるペンニョンド島の近く。軍事境界線付近ではこれまで南北朝鮮間で銃撃戦も起きている。
米国務省のクローリー次官補(広報担当)は26日、同哨戒艦沈没を受け、北朝鮮が関与していることを示す証拠はないと述べた。
聯合ニュースは、海軍当局者の話として別の韓国艦船が沈没が起きた後、北方に位置する艦艇へ向けて発砲したとも伝えた。ただ、北朝鮮艦艇が絡んでいるのかは不明。発砲は約10分間続いたとの目撃者の証言も報じた。
北朝鮮は最近、米韓合同軍事演習の開催に反発、自衛力を強化すると警告していた。
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