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目覚まし代わりの携帯は、朝7時30分にセットしていた。
しかし、何故か起きたのは9時をとっくに回っていた。 チェックアウトは、10時である。かすかにドアの向こうで 掃除のおばちゃんらしき話声が聞こえた。 ヤバイ!急がねば!おばちゃん?もしくはホモのおじさん? に襲われる!と寝ぼけ半分に訳の分からん危機感に襲われな がら、とりあえずハダけまくったビジホ浴衣を脱ぎ捨てて、 シャワ-(といってもとにかくお湯の出がすこぶる悪い…) を浴び、ス-ツに着替え何とか9時55分にチェックアウトを 済ませる事ができた。 再びホモ街を軽くジョギングする様に抜け、朝食を取ろうと カフェを探す事にした。幸いお決まりのようにスタバがあっ たので、迷わずノ-ホイップモカとクロック・ムッシュ&バ ナナを買い、ほおばりながら本日の目的地、OZONEに向 かった。 OZONEとは、西新宿の都庁裏に位置する、インテリアシ ョウル-ムの集合体であり、洗練された各国のデザインモノ が揃う空間である。 JR新宿駅を抜け、西新宿の小田急ハルク近くで送迎バスが 15分おきに出ている事を知っていたので、ひとまず停車場所 に向かった。程なくバスもやって来て、ちょうどOZONEが オ-プンする10時30分頃に到着する事ができた。 ココにきた目的は、洗練されたインテリアを見て、感性を磨 き、目を肥やす為という事もあるが、本来の目的は、ちょうど 開催中のイベントを鑑賞する為であった。 そのイベントとは、「アイ・ラブ・チェア-」と言うイスマ ニアの為のモノである。そう、私は自称イスマニアというか、 ミニチュアチェアマニアである。名作イスに関する本もある 程度読破しているし、そして何よりもミニチュアチェアコレ クタ-(かなりマイノリティ-だが…。)なのだ。そんな私 がこのイベントを見ない訳には行かない! ハヤる気持ちを抑えつつ、まずは入口でフロアマップとイベ ント案内を手に取り、本日のコ-スを検討した。 いつもは、大好物を最後に食べる性格の私であるが、今回は このあとの予定を考え、大好物(イスイベント)から手を付 ける事にした。 会場の入口でまず目に飛び込んだのが、北欧が生んだ偉大な イス作家「ハンス・J・ウェグナ-」の作品コ-ナ-!コレ が素晴らしかった。有名なYチェア、ピ-コックチェア、 3レッグ、イ-ジ-チェア、ベア-チェア、OXチェア、ザ チェア…。10平方メ-トルほどの空間に、師自身のデザイ ンの照明やテ-ブル等とト-タルでコ-ディネ-トされた理 想の空間が表現されており、私の感性を揺さぶるのに十分な 素晴らしさであった。 そこを抜けると、いよいよ本日のメインイベント、ミニチュ アチェアゾ-ンである。1/5で正確に本物と同素材でハンド メイドされたミニチュア達が、整然と約200脚ほど展示さ れている。作品はほとんどが日本の作家達のもので、こんな にもミニチュアが好きな人が世の中にいるんだ!と強い共感 を覚えながら、マジマジとその作品に目をやった。私は時が 過ぎるのも忘れ、細かい解説も隅々まで熟読しながら、作者 のイスに対する熱意を共有しつつ、至福の時間を享受した。 興奮も冷めやらぬ内に、さらに目の前には名作イスの展示ブ- スが拡がった。このブ-スのコンセプトは、様々なア-ティス トやスタイリスト達がセレクトしたマイチェア-を展示する趣 旨で、デザイナ-ものから、手作りのイスまで、約100脚が らせん状に展示されていた。どれもこれも私物とあって、使い 込まれた深い味わいにより、何ともいえないカッコ良さを醸し 出しており、コレまた私の心の琴線に触れまくり状態をキ-プ する内容の展示であった。 十分にお腹一杯になった気分になり、イベント会場を後にし、 引き続きインテリアショップめぐりに突入した。 ココで私の好きなショップは4箇所ある。お約束のコンランシ ョップをはじめ、北欧セレクトが光る「ノルディックフォルム」 、和のデザイナ-ズセレクトの「にっぽんフォルム」、最後は プラスティックマテリアルを集めた「カルテルショップ」だ。 どのショップもディスプレイ・セレクト共ハイセンスであり、 大阪では滅多にお目にかかれないインテリアが揃っている。 デザインの素晴らしさにタメ息を付き、値段を見てさらにタメ 息を付くという繰り返しではあるが、世界的なグッドデザイン を目にする事により、将来の自分の家の内装はこうしたいとか ココにコレをこう組み合わせるとク-ルだぜ!とか勝手な想像 を膨らませる有意義な時間を過ごす事ができた。 しばし夢のような時間を過ごし、次のスケジュ-ルに移る事に した。前々から幼なじみの親友と昼から会おうと決めていたの で、小田急の急行に乗り込み、一路町田を目指した。 更に続く。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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