3月22日(日)、息子が幼稚園を卒園しました
3年前の入学式。
私の手をぎゅぅっと握って泣きべそ作って、園児席へも座れなかった彼。
登園はもちろんのこと、参観日に私の顔を見るだけで泣いて傍を離れなかった彼。
それが、ちょっとすまし顔で入場し、一人でイスに座る。
壇上に上り、大きな声で名前を言って証書を受けとる。
お歌を歌い、お別れの言葉もみんなで一生懸命伝えてくれました。
「大きくなったなぁ」って、感無量。もう…涙を止められませんでした…。
色んなことがありましたが、本当に大きく成長させて頂きました。
みなさんに守られ愛されました。 感謝でいっぱいです…
クラスの子の顔を見ていると、どの子も立派になってかわいくて、ほんと愛しい。
みんなで一緒に大きくなったんだね(^ー^*。。
今年の担任の先生はまだ20代前半の若い先生。
でも情熱と冷静さを持って、子供たちにあふれんばかりの愛を注いでくださいました。
息子は日頃から先生のことを、「まっすぐ」 「いつもきらきらしてる」と言います。
年長になって、病気や足の事でひねくれる事もあった息子ですが、
そんな時も叱咤激励しながら、必ず、
「きみの未来は希望に満ちあふれているんだよ、負けないで」
息子の目を真っ直ぐ見ながら、いつも言ってくれた先生でした。
その先生も、卒園されるそうです
退職され、準備期間を経て海外へ渡られるのだそうです。
「この子供たちと出会って、先生の楽しさを本当の意味で教えてもらいました。
今度は海外の子供たちとも触れ合ってみたい」と。
「みなさんの大事なお子さんのおかげです、ありがとうございます」
そんな挨拶がありました。 またみんなで涙・涙してしまいました
一人ひとり先生から言葉を頂き、握手をして、教室を後にする時間が近づきました。
幼稚園最後のおうたは、帰りの歌でもお別れの歌でもなく、
いつもみんなで歌っていた「おひさまパワー」に
クラスの思い出の曲です。
ギターが得意な先生のいつもの伴奏で、みんなで大合唱しました。
大切な大切な子供たちと、若い先生の希望あふれる未来。
心から応援し、幸せを、ずっとずっと祈りたいです
園の玄関を出ると、先生方が外で待っていてくださり、記念写真やら挨拶やら。
息子と私たちも、一人ひとりの先生にお礼をお別れの時間をとりました。
息子は、みなさんにぎゅぅ~~!っと抱きしめられていました
それぞれの激励の言葉と共に。
「これから色んな事があると思う。でも病気に負けちゃだめだよ!どんな時でもあきらめないでね!」
涙で抱きしめてくださいました。
「でも、つらくなったら、いつでも幼稚園においで…。待ってるよ」
…ありがとうございます…(_ _*。。
年少さん時の担任の先生も、ぎゅぅぅぅ~~~っ!!
「いつか水族館の人になったら、せんせいみんなで見に行くからね。がんばってね」
息子はとっても照れくさそうに抱きしめられながら、しっかり頷いていました
担任の先生からは、最後にちゅぅまで。笑
これまで恥ずかしがって、先生のちゅぅは受け取らなかったそうですが、
最後だから許したようです。笑
シアワセな時間を刻む写真は、宝物になりました(*^ー^*)。。
そんな中、昔からいる先生に最後の最後、
「お母さんの方が心配。あんまり抱え込まずにがんばって」ってと。
私もこの園の卒園児。
長い先生方は、いつも見守ってくれてたんですね
息子もこの先、そんなでっかくて大きな愛に包まれることでしょう
ありがたいことですね…(^ー^*)
名残惜しいですが、車に乗って園を後にしました。
が!
ここから続きがあるのです
車に乗ったとたん、息子がワンワン泣きだした
先生の退職を聞き、すごく泣きたくて、確かめたいこともあったのに、
お友達の前だと恥ずかしいからと、我慢して、そのまま言えずに来てしまったようなのです。
とりあえず車を止めたら、なんと息子、一人で降りて園に向かって走って行った…!!
あわてて後を追ったら、
最後の園児を見送り終わった先生も、びっくりしながら息子を迎えてくれていて…。
息子は先生の顔を見ても黙ったまま。そしてぽろぽろ涙…
笑って「どうした~?」って聞く先生の言葉にも答えられずに、ただただぽろぽろ
困ったように笑って、息子の手を握りながら「大丈夫か~?どうした~?」と聞いてくれる先生に、
しばらくしたら、息子、「せんせい、また、会える?」
…それが聞きたかったんだね…
「また会えるよ!
毎日会えなくなっても、さみしくなったら空みてみて。
○○(息子)の空と先生の空はつながってるよ。 ゛大丈夫、大丈夫″の魔法だよ。ね?」
コクン、とうなずくものの、まだ涙が止まらない息子に先生は続けます。
「不安になったら、大丈夫・大丈夫、だよ。魔法の言葉がパワーをくれる。 お守りだよ。
先生も頑張るから、○○(息子)も、時々お空に「先生、だいじょうぶ~?」って呼んでみて。
先生、「大丈夫だよ~!」ってお返事するから。
聞こえなくても、ちゃんとお返事してるから。○○(息子)、信じて」って。
こんなに先生のこと好きだったんだね。
年長さんになってあまり細かい事を話さなくなったこともあったし、
男の先生だからあっさりしたものなのかな、と思ってたのに、
…きっと、ものすごーく、大好きだったんだね。。
小さな頑固さが邪魔して、素直に泣けなかったけど、
先生がいなくなること、とってもかなしいなって思ったんだね。
伝えられて、良かったね。えらかったね。
大好きな先生は、ちゃんと受け止めてくれたね。。
2人の様子を見て、いろんなことを想い…グスグスに泣いてしまった私です
言いたい事を言えて、息子は落ち着いた様子。
「先生も泣き虫だからな~…」と涙を浮かべて、それでも笑ってくれた先生です。
でも、最後は笑ってお別れだよ、と、2人で握手をしていました。
今年はまだ日本にいるので、ねぶたの時はみんなで跳ねると約束したらしいです。
そしてその後、会えなくなっても、「大丈夫・大丈夫」。
いつかきっと また会える
息子の幼稚園は、子供たちが中学を卒業した時、幼稚園でお祝いの会をします。
卒園当時の担任の先生も招いて、みんなで過ごすのです。
「先生もいっぱい勉強して頑張って、みんなが大きくなる頃戻るから。
○○(息子)も必ず会いにきてね!」
「だから○○(息子)、何があってもあきらめない。負けないこと。約束だよ?
○○には出来ることが沢山あるんだよ!
これは○○(息子)のためだけの言葉だからね…」
若く一生懸命な先生が、一生懸命息子に届けてくださった言葉。
今後、息子のお守りになることでしょう。
そして私にも…。
そうして息子は、涙をこらえながら、でも笑って、ちゃんとバイバイ。
園を後にしたのでした。
最初から最後まで、お世話になりっぱなしの幼稚園でした。
そして、多くの方の愛情に支えられた幼稚園生活でした。
本当にありがとうございました…
卒園記念に頂いた花。
想い出の一日を知る花。 大切に育てたいと思います。