カテゴリ:猫・ネコ・ねこ・にゃんこ~
福岡から11匹の子猫と7匹の未避妊の雌猫のSOSです。 ホームレスさんのところで飼っている 2匹のにゃんこがそれぞれ子猫を産みました。 全部で11匹です。 てらさんという方がホームレスさんに相談を受け ネットで里親募集と避妊手術のカンパを募集することになりました。 里親さんもまだ離乳前なのに2人現れました。 カンパも予想外の金額があっという間に集まり 予定していたにゃんこの避妊手術は可能になりました。 避妊手術をしたいのは母猫2匹と去年生まれたにゃんこの5匹。 去年生まれというのを聞いたとき、 急いだほうがいいんじゃないかと思いました。 雌のにゃんこは6ヶ月過ぎた頃から発情でき、 発情すれば100%妊娠します。 前西早稲田に住んでいた頃も、 どうみてもまだ1歳にみたないにゃんこが妊娠していました。 そして、やっぱり、懼れていたとおり、 5匹のにゃんこのうち3匹はすでに妊娠しているようでした。 この3匹が子猫を産めばあっというまに15匹にもなるでしょう。 とてもてらさんひとりで里親さんを募集できる数ではありません。 避妊手術をしなかったから、当然の結果です。 今いる子猫11匹+15匹。さらに成猫7匹。 2匹の成猫が半年の間で増やした数です。 どこかのサイトで成猫1匹避妊手術しないで 10年間子供を産めるとして春秋2回の合計20回(まぁ実際はそんなに産めないと思いますが) その子供たちが産んだ数を含めると1匹の避妊しないにゃんこが増やす猫の数は 9000匹になる、とありました。 避妊手術をしない人たちは口を揃えて 自然に反することじゃないか?虐待じゃないか?といっているのを見かけます。 じゃあ、飼い主の最低のマナーとして 自分が飼っている猫に対してはすべて責任をとれるのか?と聞きたい。 生涯責任持って産まれた9000匹の子猫たちの 里親を探し、ご飯をあげて、糞尿の世話をし、病気になれば病院につれていくのか?と。 ダンボールに入れて公園にこっそり捨てる。 そうしたにゃんこを見るに見かねて 自分たちの少ない稼ぎの中からご飯を捻出し、 仮の粗末な部屋の中で飼ってあげているホームレスさん。 この公園猫たちが増えたのは、 決してホームレスさんたちのせいじゃない。 もとはといえば、勝手な飼い主のせい。 3匹の妊娠中のにゃんこは、このまま避妊手術を受けることになりました。 妊娠中のにゃんこの避妊手術について調べていると ある動物看護士さん(の卵さん?)が日記に出会いました。 --以下勝手に引用-- 『妊娠野良猫の手術は、当たり前だけど切ないものだった。 パンパンのお腹にメスが入れられて子宮がとりだされると、 中に子猫達が生きているのがはっきりと分かるのね。 麻酔で眠ってはいるけれど、まだお母さんから栄養をもらって生きてるの。 だけど子宮を取り除くために血管を糸で縛ると、 子猫達を包む子宮はだんだんどす黒く変色していく。 姿も鳴き声も私達には見えないけれど、 あぁ、命が消えちゃうんだって感じて、私は母猫の顔を見た。 麻酔で眠っている母猫。目が覚めて、お腹にいた子供達が 消えていることに気がついたらどんな気持ちになるだろう。 だいたい4~5匹いる子猫達の命は儚すぎる程簡単に消されてしまった。 私たちしか知らない、手術室の中で本当にひっそりと。』 いったい今までどれくらいのボランティアさんたちが 心を痛めながら辛い決断をしてきたのだろう。 命を救うためにと命を消していく矛盾と罪悪感に悩んできたのだろう。 実際にゃんこを見ていない私にすら、辛いことを、 毎日実際に見ているホームレスさんやてらさんとってはどんなに辛い決断だったろうか。 でも、実際には、自分の責任もてる範囲で最善を尽くすしかない。 「ちょっとだけの情けや愛情は、かえって野良にゃんたちには辛いものになるのだから」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 25, 2006 08:08:10 AM
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