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カテゴリ:電子申請
一昨日は、福岡市への指名願いの作成、その他諸々で徹夜。特に今年は新規のお客さんが増えたし、2年前の申請と内容を変えるお客さんも多かったので、思ってたより書類作成に手間取り、ようやく深夜11時45分に博多郵便局から申請書一式を送れ、ギリギリ18日の消印に間に合った。
福岡市に限らず、「市」は独自様式を使うところが多いんだけど、それにどれほどの意味があるのだろう?まあ福岡市は業務実績を、福岡市、他官庁、民間と分けて書かせたり、独自技術や自社製品を書く欄があって、それなりに独自様式にする理由があるように見えるけど、それ以外の「市」は統一様式と内容がほとんど変わらない。 逆に「町・村」は、統一様式の所がほとんどで、それに追加する形で、会社・事務所の写真や従業員名簿を出させて独自色を出している所があるくらいで、多分それで困ってはいないだろうから、是非「市」の方も統一様式にして欲しい。でないと、複数の自治体に出す業者は手間暇ばかりかかってしまう。 そうでなければ公共工事はどんどん少なくなっているのだから、よりその業者の特徴が反映される形式にするべきだ。統一様式と中身はほとんど変わらないのに、形式ばかり違えてもなんの意味もない。 国の省庁関連はインターネットの申請、しかも一つの申請で複数の団体に出せる一元受付に比重を置き始めている。入札自体も電子入札になってきている。つまり、申請する業者の商号や代表者名、建設業許可番号、経審の内容等の、どの申請でも必要とする定型的な情報は、経審を通じて(財)建設業情報管理センター(CIIC)などからインターネットを通じて入手できるわけだから、インターネット申請か統一様式で簡単にできるようにしたって、何も差し支えがないのだ。 ただし、自治体が電子申請を受け付けるようにするには、安くはない設備投資が必要だからなかなか簡単には移行できない、というのは分かる。なにせ、信じられない話だけど、福岡県内の自治体で未だHPを持っていない自治体もあるくらいだから。100万都市福岡市でも、今回の指名願いは一部だけのインターネット申請ですらできなかったくらいだから。 しかし、それならばこそ紙の申請でも統一様式にすべきだ。統一様式に書かれる情報と、独自様式に書かれる情報に、大きな違いは全く言っていいほど無い。なんと言っても、それで申請を出す方の負担は遙かに軽減される。現行の独自様式は、受け付ける省庁側の都合でしかないように思えて仕方がない。 ただ福岡市も次回からはインターネット申請になるとのこと。しかし、これが北九州市のように、紙での申請を一切受け付けないという全面的なインターネット申請に移行するかどうかは、分からない。 それを考えると、今回の指名願いは、一部だけでもインターネット申請形式でやって欲しかった。北九州市のインターネット申請は、IDとパスワードが、業者さん宛に直接郵便で送られてきたので、私のお客さんの中にはそれを紛失してしまった方もいた。何事もシステムのスタート時には混乱が起きるのが普通だ。全面的に移行する前に、一部だけスタートすれば、予想される混乱がシミュレーションできるし、全面移行したときのトラブルもすくなくなる。 もし福岡市が、再来年の指名願いをインターネット申請への全面移行を考えているのなら、今年の指名願いは終了しちゃったので、来年、今までやらなかった追加受付を行い、そこで一部インターネット申請を受け付けるという形ではどうだろうか?それであれば、再来年スタートしたときの混乱も防げるし、今年出しそびれた業者さんにもメリットあるように思うのだが? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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