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テーマ:行政書士(118)
カテゴリ:電子申請
今朝の朝日新聞によると、国の電子申請は、利用率10%未満が3割もあり、利用率1%未満のシステムも2割弱。ほぼすべて電子申請で行われていても、1件あたりの運用コストが1万円以上かかっていた割高なシステムもあった、らしいです。
私は努めて仕事では電子申請を使うようにしています。 理由は、実際に使ってみないと、いい悪いが分からないから。 しかし、使ってみての一番の感想は、悲しいかな、何も便利を感じない、ということ。 省庁、自治体ごとにシステムが違うので、いちいち使い方を理解しなければいけない不便さは今さら言うまでもないことですが、たとえば運輸局に提出する書類でみてみると、紙の書類を持参もしくは郵送の時は、補正がない限り1回で済むのが、電子申請にすると、まずその手続きを利用する承認申請を電子申請でしなければならず、それが承認されて初めて手続きの方に入れる、という訳の分からない段取りを踏まないといけません。 まるで、わざと不便さを実感させるような造りにしているんじゃないかと思わせるような二重の手間ヒマ。 こういうのは、本来行政書士が積極的に改善を提言していくべきなんでしょうが、たぶんほとんどの行政書士は使い勝手の悪さを見込んで、初めから使うのをやめているんだろうと思います。 なので野ざらし状態・・・・・。 しかし、24時間どこからでも申請ができるという電子申請は、絶対必要なものだし、使いようによっては便利なものになるハズなのです。 問題は、それが本来の機能を果たしていない上に、改善を具体的に提言するシステムが存在していないこと。 できれば行政書士界が、積極的にこのシステムの機能の役割を果たすべきなのでしょうが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月04日 23時07分52秒
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